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さんさの事前講習会もあるお祭

 掲示板の都合によってか、肝心のお祭りの名称が隠れていますが、盛岡市東見前の今宮神社例大祭の貼紙です。4号線沿い、矢巾町にかなり寄ったところにある神社です。毎年、民俗芸能を招いていますが、今年はご覧の通り星山神楽。早池峰大償流の神楽です。
さんさの事前講習会もあるお祭_f0147037_2015878.jpg
 さて、宵宮にはさんさ踊りの自由参加の輪踊りがあります。このエリアのさんさ踊りは、三本柳参差踊と同じタイプのもの。「いきなり行ったのでは輪踊りに参加できないのでは?」というご心配の方に朗報。8日10日・12日に、さんさ踊り講習会があります。伝統っぽいさんさ踊りをやってみたいという方、この際に試してみてはいかがでしょう?(地元の方向けということではありますが)

 by げんぞう

# by torira | 2007-08-04 20:17 | おまつり | Comments(0)

掲示されない情報

 盛岡市土淵 神山神社例大祭 8月7日(火)
 …内容は下記の貼紙をご参照ください。
掲示されない情報_f0147037_19525780.jpg

 例年、だいたいこういった感じで神楽の日程が掲示されなくても、14:00ごろから大宮神楽(盛岡市本宮)の奉納があります(今年はわかりませんが)。お祭りでの神楽の役割としては、まあそんなに事前告知をしなくてもいいものなのかもしれませんし、昔はそもそもお祭りの貼紙というもの自体がそんなになかったのでしょうから、まあそれもいいのかも。「お祭りに行けばやってる」というのもいいんじゃないでしょうか。
 ただ、もうちょっと詳しく事前に情報を知りたいという方は、「みちのく芸能ごよみ」なり「もりおか神楽ごよみ」を参照いただければ。そうそう、「とりら」創刊号の冒頭には「いわて芸能ごよみ」というのも載っていますので、そちらもご参照を。

 by げんぞう

# by torira | 2007-08-03 19:54 | おまつり | Comments(0)

電飾付のトウロギ

 お盆の準備が各地で始まっています。
電飾付のトウロギ_f0147037_1947950.jpg まずは7月31日日中の盛岡市中太田付近で目にした電飾付のトウロギ。


電飾付のトウロギ_f0147037_19471890.jpg そして、8月1日夜の同じ物件。

 電飾付のトウロギは盛岡から石鳥谷にかけて見られるものだそうです。夜の風景がイルミネーションとしてよく話題になりますが、先端についている杉ッパなど、日中ならではの見所もあります。

 by げんぞう

# by torira | 2007-08-02 19:51 | 年中行事 | Comments(1)

権現様のケンカ

 盛岡市上米内の七瀧神社(小本街道=国道455号線を盛岡市内から岩泉方面へ走ると「盛岡大仏=松園寺」というのがあるので、そこを右折)です。お祭りの例年の日程は8月7日ですが、今年の場合は下記の通り。

★七瀧神社例大祭
8月8日(水)10:00~神事 続いて30分ぐらい日戸神楽(盛岡市玉山区字日戸)奉納,続いて庄ヶ畑さんさ踊奉納


 今年のお祭りでは、「とりら」創刊号で紹介した白石神楽(盛岡市上米内字白石)の権現様も、昨年に続いて庭元さんちから持参してご開帳するという話も少し前にきいていました。ところが、白石神楽の権現様には
「不思議ないわれというのはいっぱいあるもので、むかし大志田にお神楽が呼ばれて行ったとき、雨風で行きかねて戻ってきたことあって、そしたら大志田にオシシって権現様のような形した岩があるんでがすよ。だいたい三メートルくらいのあごの部分の石ががガタっと落ちてしまっている。それが白石の権現さんとケンカして落ちだ、っと。そういういわれが残ってるんですよ」
「権現様はあとで見てみたら耳がなくなっていたんです。とられてなくなってしまって、オシシのほうはアゴがすっかり落ちてしまったんでやんすよ」
という伝承があります(庭元さん談)。そういう経過があるため、今回も白石神楽の権現様と日戸神楽の権現様がケンカするとまずいので、ご開帳は見合わせたほうがいいのではないか、という話が地域の方から出たそうです。
 結論としてどうするかは日戸神楽の方にお任せしたとのこと。そこらへんはいまの世の中でも色々と気遣いがあるのです。
権現様のケンカ_f0147037_031460.jpg

 七瀧神社は額が「湯殿山」となっており、そちらが本来の名称かもしれませんが、名前の通り水が豊かな場所です。きょうも水汲みに来ている方がいらっしゃいました。水を入れるビンを持ってお祭りをご覧になってみるのはいかがでしょうか?

 by げんぞう

# by torira | 2007-08-01 00:11 | 芸能 | Comments(1)

さんさの練習

 この10日間ぐらい、夕方から夜にかけて近所の小学校の校庭で「さんさ踊り」の練習が盛んに行われています。写真のように広大な校庭のすみのほうに遠く見えるだけなのですが、太鼓も笛も音量はかなりのものです。伝統さんさではない感じなので、おそらく町内会とか学区単位のグループが8月1日(水)~4日(土)の「盛岡さんさ」に向けて練習しているものなのでしょう。しかも一団体ではなく複数の団体さんが入れ替わりやっているようです。時間も長いし、ほんとに連日やっており、例年よりもかなり力を入れているように感じます。
さんさの練習_f0147037_2141336.jpg

 昨年からは“福呼(ふっこ)踊り”という新演目を導入したり、さらに今年は「太鼓の数のギネスに挑戦」とか「盛岡城跡公園さんさスペシャル会場で演技」など新企画を設けるなど、全体として盛り上げようという意気込みを感じます。

 さて、私の所属する大ヶ生山伏神楽は最も基本となる奉納先「板橋神社」での奉納を例年通り8月17日(金)に控えています。春からは、ほぼ1週間に1回ぐらいのペースで練習を続けてきているものの、自分はこの数ヶ月ほとんど笛を吹いていませんし、当日予定されている演目のうちいくつかも、やはりこの数ヶ月は舞っていません。どうしても、みんなで練習するときに優先的にやらなければならない演目があるので、そのほかは後回しになるんです(もちろん、師匠さんたちの舞は今年もばっちりOKです! )。一般的に盆踊り系の芸能以外の多くの芸能は一演目がそれなりの長さを持っているので、繰り返して練習をするということをしづらい→型を覚えるまではできても、その先のステップに進めない…というのが多くの団体共通の悩みではないでしょうか。
 そういったわけで近所でさんさ踊の練習に熱が入っている様子を耳にするにつれ、焦りがつのります。が、それはさておき、今年の盛岡さんさ踊りにはどうぞご期待ください。繰返して練習したものには、そうでないものには代えがたい良さがあるのだと思うのです。

 by げんぞう

# by torira | 2007-07-31 21:05 | おまつり | Comments(0)