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カテゴリ:儀礼・習俗( 68 )

めでたい♪

ご祝儀の席といえば、昔なら高砂とかを歌うおじいちゃんがいて、皆ココロの中で「あ〜長いね〜」と思いつつ神妙な面持ちで拝聴するという場面があったみたいですが、今はどうなんでしょう?

岩手では御祝い(ごいわい)と呼ばれる歌が何種類かあります。ここでは紫波町彦部の彦部公民館まつりで披露された大巻御祝い神唄同好会(すみません、うろ覚えの名称です)から1コマを。
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神楽で歌う御祝いとちがって、ここでは手拍子はなるべく音をたてずに。手を打つ回数も少ないのです。歌詞は3番までしかありませんが、歌うと8分もかかるおごそかな調子です。こういう物があるんですね〜。
1番の歌詞はしかし、あちこちで目にする(あまり耳にする機会はない)「ごいわいは しげければ おつぼの松もぞよめく」というやつでした。

菅江真澄は「久保田(今の秋田)のかうらぎ唄」の項に「御祝がしげければおつぼの松がそよめく 」と書き留めてるらしい。どのくらい分布してる歌詞なんだろう?

チーム青森に歌って差し上げたいね、今日は。

 by.事務局MA

by torira | 2010-02-20 21:36 | 儀礼・習俗 | Comments(2)

誰の年取り?

 12月19日、紫波町西長岡新田の交差点付近にて。古峯さんの石碑に真新しい〆縄とヘイソクがあがっているのを車中から目にし、急いで引き返しました。古峯さんの年取りなのか・・・と。
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 ところが。
 道路を挟んだ天照大神の碑にも同じく〆縄とヘイソク。
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 さらにその向かいの庚申塔にも。
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 たぶんこの御三方のうち、どれかの年取りにあわせてということなんでしょうけど、さて、どちらなんでしょう。

 by げんぞう

by torira | 2009-12-23 22:30 | 儀礼・習俗 | Comments(2)

柱固め

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新築祝いに呼ばれた滝沢村の篠木神楽。(ま、神楽のお一人のお宅なんですが)
シシが激しく頭を振ってピーピーと鳴きながら赤いタスキを呑むところです。はたしてこのとき、「とりら」4号で吉田隆一さんが書かれたように「もうだり もうだり あやの小路からししもってまいった」のような歌がかけられていたかどうか。目の前のすごい迫力に圧倒されてぜんぜん耳が働きませんでした…。ああ〜。
おうちとご家族の皆さまの安全とご多幸をお祈りします。

 by.事務局MA

by torira | 2009-11-21 17:30 | 儀礼・習俗 | Comments(1)

いらっしゃいませ

 10数年前によく話題になっていたことの大半は「外部経済の内部化をどう考えようか」といったような話でした。自分は“環境税は逆進的になりがちなんじゃないか”みたいなことを語ろうとするのですが、どちらかといえば“それ以前に、なんでも交換できるものにしてしまうのはいかがなものか・・・”というところで必ずみんなの話が頓挫するのでした。
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 しかし本日、2歳児が飴玉を袋に詰めながら
「ぎゅんじゅうえーん。ぎゅんじゅうえーん」
としゃべっていました。貨幣経済の侵食がこんなに急速だとは思わなかった。

 by げんぞう

by torira | 2009-11-18 22:05 | 儀礼・習俗 | Comments(0)

簾の儀礼

 盛岡市小屋塚では、二歳を迎えた女児が簾を顔に当てる習慣があります。
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 by げんぞう

by torira | 2009-09-13 20:55 | 儀礼・習俗 | Comments(0)

トンネルの向こうは緑

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紫波町赤沢第七区のおまつりに岳神楽が来ました。
早池峰神楽の身固めでは、権現様に噛んでいただくほかに幕の中を通る胎内潜りという儀礼があります。、団体によっては「まだ歩けない小さい子供が受けるもんなんだけど最近は変わって来た」と言っています。ここでは子ども限定らしい。
権現様はもとより、胎内潜りもちょっと怖い男の子。お母さんに背中を押されてもやっぱこわい。友達がむこうで手招きしています。

 by.事務局MA

by torira | 2009-09-04 22:55 | 儀礼・習俗 | Comments(0)

お盆といったらハスでしょ

花巻東、逆転の一勝おめでとうございます。ハラハラして夕顔の皮をむく手も止まっちゃいました。
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今朝は神子田の朝市に行ってお盆支度の買い物風景をチェック。欲しかったハスの花があったので買うことに。
「300円だよ〜」(一束かと思ってよろこんだら1本のお値段でした)
「あのね、花だけじゃなくてこっちの実(花たく)の方も必ず一緒に供えるもんなんだよ。1本100円!」うーん商売上手。画像ではむこうに見えているハスの葉は買わなかったけどいくらだったのでしょう?
さてこの見事なハスのつぼみ、ぶじ開くかなあ。

 by.事務局MA

by torira | 2009-08-12 18:45 | 儀礼・習俗 | Comments(0)

樺か松か

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お盆の迎え火送り火の材料を売っていたので撮ったのですが、見える範囲の量から言っても「樺皮」は「松」に押され気味。
20年前までは、お盆用品の中に松はまったくと言っていいほど見かけませんでした。が、そもそも樺皮をお盆に焚くのは盛岡周辺だけという少数派。
松を焚く文化圏の方が樺皮を焚く地域に移住してきて松の需要が出来たということです。山間地の過疎化はこういう変化ももたらします。
でも自家製のトコロテンを作る文化はなかなか進出して来ませんねえ。手間がかかるからでしょうか。

 by.事務局MA

by torira | 2009-08-11 01:20 | 儀礼・習俗 | Comments(2)

お蒼前さんのお祭り

盛岡市玉山区にある芋田のお蒼前さんは、馬の守り神として昔から有名です。かつては陰暦6月のお祭りには、臨時列車が出るほど県内各地からのお参りがひきも切らなかったとか。
今日のお祭りには、近くに住む方がご自慢の馬の安産を願って来ていました。
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志を出すと絵馬(でも絵柄は牛)と牛馬が病気をしないというご利益のある笹が頂けます。以前は七戸から絵馬を売る人が来ていたのですが、3年前から姿を見ないといいます。
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 by.事務局MA

by torira | 2009-07-26 21:41 | 儀礼・習俗 | Comments(2)

相伝式と大乗会

 ある地域の芸能発表会終了後に、懇親会で「薩摩奴踊」についていろいろと話をきく機会がありました。「踊り手が代替わりするときには相伝式がある」とのこと。奴踊りにもあるのか…と驚いたのですが、よくよくきいてみると、地域の別の芸能と話がこんがらがっていたようです。結論としては、「奴踊ではなくて鹿踊に相伝式がある」ということのようでした。f0147037_19445145.jpg
 しかし、相伝式のある芸能というのはいろいろあるわけです。よく知られているのは鹿踊と剣舞です。田植踊はどうなんでしょう。全体として共通するのは、「四門」「弓」といった要素が入ってくるものが多いということでしょうか。これらは地域としては和賀郡・胆沢郡・江刺郡が多いようです。
 相伝式はめったに見られるものではありません。しかし、順調に代替わりしていれば、一団体が30年に1回ぐらいはやっていいものなのかもしれません。とすれば、和賀郡・胆沢郡・江刺郡の鹿踊・剣舞の団体数はけっこうな数あるわけですから、見ることができるかどうかは別として、毎年1回以上はそういった行事が行われている可能性もあるのです(すべての団体が儀礼をもっているわけでもないようですが)。

 北東北の山伏神楽の場合、明確に相伝式らしきものがあるかどうか、自分はよくわかりません。ただ、盛岡市の八ツ口神楽では、入門者があるときに「だいじょうびらき」という行事をおこないます。この際に舞台飾りも凝ったものをやることになっています。7月12日に北上市村崎野で開催される大乗会は、おそらくはそれに相当するものと考えられます。現存する記録では、必ずしも相伝として行われているわけではないようですが、和賀・胆沢・江刺の鹿踊・剣舞の相伝式に通じる要素がいくつか見受けられます。四門に相当する舞台がつくられていること、この儀礼に限定でおこなわれる「弓」を用いる演目(天王)があることなど。そんなわけで、鹿踊・剣舞に興味がある方にも、ぜひご覧いただければ、と思います。


 by げんぞう

by torira | 2009-07-10 16:43 | 儀礼・習俗 | Comments(0)