2009年 12月 16日 ( 1 )

鳥甲は何で作るか?

かつて盛岡市上米内にあった白石神楽(とりら1号参照)の鳥甲は革で出来ています。
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ちなみに、滝沢村の篠木神楽で現在使われているのも、革製の鳥甲です。これは市内の馬具店であつらえたと伺っています。
しかし革(皮)製ということに驚かれる方も多いのではないでしょうか?私たちが知っている鳥甲の大半は紙製だからです。

先月22日、岩手県立博物館で、岡恵介さんによる「「北上山地の人々の暮らしと野生動物の利用」という講演がありました。
お話によれば、藩政期から明治期の岩手には鹿やイノシシがたくさんいて、その肉が食べられていました。新渡戸稲造は家族でよく鹿鍋を食べたといいます。また皮の利用度も高く、足袋やチョッキや手甲、靴などが作られたそうです。
となれば、鳥甲の材料として皮が用いられることも自然な事だったのかもしれません。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-12-16 20:55 | 意匠 | Comments(0)