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ようやく「タタキ」の段階に

 とりら第2号、私の書く原稿のテーマは「七夕・虫送り・厄病まつり」です。事務局MAさんとは明日あらためてその内容について打ち合わせするのですが、今日ちょっと電話でも意見を伺いました。
 私の書いた第1稿では、「七夕」についての書き出しは、
「七夕(たなばた)というと現在ではササに短冊を吊るす行事が全国的に知られている。ところが、盛岡周辺では凸型のアンドンを持って歩き、時には踊りを伴う『七夕』が行われている」
・・・というもの。事務局MAさんの意見は、
「七夕の内容は『ササに短冊』だけじゃなく、かなり多様。『凸型のアンドン』は他の地方にもあって、そこを『盛岡周辺の』とことさらに盛岡周辺特有のものっぽく言うのは正確さに欠くのでは。むしろ、踊りを伴うケースがあるところに特徴があるのでは」
というものでした。さらにそれを踏まえて、事例紹介の箇所でも「踊りを伴う門付けの様子(↓画像参照)」をもう少し書き込んだほうがいいとの指摘をうけました。
ようやく「タタキ」の段階に_f0147037_21405264.jpg

 「『凸型のアンドン』は他の地方にもある」という点については事務局MAさんにblogで紹介いただきたいと思いますが、こうやって指摘を受けると“なるほど”と改めて自分の考えを整理させられます。
 明日、もっとつっこんで内容の打ち合わせをしますが、冊子「とりら」はこうやって原稿をひとつひとつ精査したうえで掲載します。原稿の垂れ流しはしません。
 ・・・というと何だか偉そうだし、書き物を出す上では当たり前のことではあるのですが。

 by げんぞう

by torira | 2007-10-15 21:42 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

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