角館のささら

 秋田県仙北市角館に「ささら」を見に行きました。「ささら」は三匹獅子系の芸能。秋田県下各地にありますし、三匹獅子系の芸能は全国各地にあるわけですが、角館でこうやって披露されている「ささら」3団体は、キビキビした動きがとてもインパクトがあります。
 現在の本来的な活動とは盆の門つけ・供養が主なのですが、「角館の観光行事実行委員会」の主催で、盆期間に街中で公演が行われています。
私は夜の部のうち、広久内ささら「恋慕」「狂い」、白岩ささら「ねまり」、堂野口ささら「神立ち」をメインとなる立町ポケットパークで、また堂野口ささらと広久内ささらの商店街での演舞を拝見しました。
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 堂野口ささらの商店街演舞は、中心街である上新町でおこなわれました。あらかじめ準備して門付け・供養っぽくしてあるんですが、近隣の家々からお花を持って出てくる方々がいて、実質的に本物の門付けです。そういう街なんですね。

 さて、このところ角館のささらを毎年のように見に来ていますが、このたび拝見した広久内ささらの「狂い」は壮絶でした。冒頭から「そんな頭の向きで立ってそんな回転をするか・・・」と、自分の常識にない動きを連発。さらに霞に隠れた雌獅子を探して2頭の獅子が狂うという佳境の場面は、頭と胴体と四肢がものすごく複雑にかつ整然と動きます。自分の意識で捉えようにも、脳みその速度がぜんぜん追いつかなくて、とんでもない昂揚感に襲われました。
 広久内ささらの方が言うには「激しくやっているうちに太鼓を破いてしまうことがある。一台7万円なので、たいへんな出費だから、気をつけてやってもらわないと。ささら3団体、それぞれに特徴があるが、広久内は足をするように大きく回して動かすところが他と違う。獲物をねらってしとめる足だといわれている。角館には他にもいろんな行事があって、春は花見、盆はささら、あと一ヶ月もしないうちに秋のお祭り、冬は小正月の行事。それぞれを満喫していただきたい」・・・盛岡から50km強の近場ながら、その別世界ぶりに、まいど衝撃を受けます。

 by げんぞう
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by torira | 2007-08-15 23:35 | おまつり | Comments(0)

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