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秋には絵など見ませんか

もっか盛岡市中央公民館では、「つながる」アートコミュニケーション展を開催しています。(11月6日まで)
この夏、被災地で活動しているアーティストや阪神・淡路大震災を経験した神戸のアーティスト,被災地出身のアーティストたちが中央公民館で公開制作をおこないました。その作品たちの展示です。

久慈市の現代作家〝ドリちゃん〟こと熊谷行子さんが作りながら「ここでは他の事なんも考えないでいいから、すんごく楽しいの!」と笑っていたのがこの企画の意義を考えてみるきっかけになりました。

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写実的な描写で心象をあらわす画家の鷺悦太郎さんは、陸前高田市の住居とアトリエ、絵の道具はもちろん、保存していた今までの作品ぜんぶを流されてしまいました。そして「畳一枚のスペースに寝起きする日が5カ月続いた」とご本人からじかに伺ったときは何と言っていいか‥。でも「自分がやるべきことはハッキリしていたからそこは迷いがなかった」とおっしゃっていて、仕事(役割)を持つ人は強いとあらためて感じます。

全体の作品はこちらを見て頂くのがいいかな。宮古市会場の記事です。
神戸からいらした画家、高濱浩子さんの作品を正面から撮ってきたのでお見せしましょう。
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壮大な世界のあちこちでちいさな物語がブツブツ醸されているような魅力があります。なんとなく五十嵐大介さんを思い出しました。
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彼女は東北の民俗芸能にとても関心があるとのことで「とりら」もお買い上げ頂きました。
そんなことが転がってどうやら私は11月に神戸におじゃますることになったみたいです。神戸がとつぜん降ってきた‥。 でも神戸の震災のこと、何も知らないまま来ていた自分、ちょっと反省中。

 by.事務局MA

by torira | 2012-10-10 21:45 | 催しもの | Comments(0)

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