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現況報告6 大槌の芸能

<虎舞情報>
6月4日大槌町で得られた大槌の虎舞に関する情報です。
大槌虎舞協議会の皆様と、大槌町郷土芸能連合会(少し違っていたらゴメンナサイ)事務局の蛇口様、臼澤鹿子踊り様のご協力に感謝いたします。
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・城山虎舞 屋台・太鼓を始めほとんど流された。大太鼓が1つ瓦礫から見つかった。虎頭は10あったうち2つが無事だった。これはメンバーが作っている。
 日本財団の助成金が通れば、大太鼓1つ小太鼓2つ、幟、提灯、半纏は作れるかなあ。後はおいおいに。
 大槌祭りをやるにしても通りがなくなってしまったので行列ができない。門付けもできない。元々20名余りで始まった団体で、とりあえずメンバーは無事だが半分くらいは家を流され家族が亡くなった人もいる。
・向川原虎舞 屋台・太鼓を始めほとんど流された。
・安渡虎舞 居住区の被害は大きいが、虎舞の屋台・太鼓などは無事。指導者が海から離れた高いところに収納場所を作っておいたのが活かされた。
・吉里吉里虎舞 (虎舞の道具はとりあえずそろっているらしい。この日は参加されていませんので伝聞です。吉里吉里は津波の被害が大変ひどかった地域です。)
・陸中弁天虎舞 道具を入れたプレハブが流されたがその2階部分は奇跡的に山に漂着した。太鼓等ある程度救われた。1階にあった屋台などは喪失。

この日の「やっぺし祭り」の最後のあいさつで、大槌虎舞協議会の会長さん=陸中弁天虎舞代表=は「家も船もおっ母も流されました」とおっしゃっていました。複雑な心中をお察しします。
とりら募金から虎舞のそれぞれの団体さんにお見舞いをお渡ししてきました。

<大槌の大神楽>
大槌町郷土芸能連合会事務局の蛇口さんはご自身も中須賀大神楽の代表でいらっしゃいますが、今回の震災ではその中須賀を始め城内、松ノ下、安渡、吉里吉里の各大神楽が獅子頭を失い、元気をなくしているとのことでした。格調高い彫刻の獅子頭は、長い間大切に受け継がれて来たもので、簡単には代わりがないと言います。
かろうじて獅子頭が残っているのは浪板大神楽だそうです。

「やっぺし大槌再興祭り」は、大看板、大小のテント、のぼり幡、PAシステムなどがそろった大かがりなイベントで、炊きだしだけではなく販売もあり、お客さんが大勢集まっていました。
地元の臼澤鹿子踊りと虎舞(4団体が大槌虎舞協議会の名で1つになって)の登場する時間には日が落ちて暗くなり、皆さんビール片手に我が町のお囃子に身を任せ、子供たちは舞台かぶりつきに陣取って鹿踊りや虎舞に大喜びしていました。
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この臼澤鹿子踊りと虎舞をふくむ沿岸の芸能が来週11日(土)盛岡の桜山神社にやってきます。どうぞおいでください。午前11時〜13時半頃まで。権禰宜ちゃんがんばって!

by.事務局MA。
「とりら 岩手三陸民俗芸能の応援募金」にご協力をおねがいします。

by torira | 2011-06-05 13:24 | 東日本大震災 | Comments(1)

Commented by 薄情な権禰宜ちゃん at 2011-06-05 17:45 x
いや!ちがうんですよ!
てっきり後ろの車が飯坂さん達の車両だとばっか思いこんでて
橋の手前で後ろの車が別の道を行ってしまったんで
あわてて中学校の会場に戻りました。
そんでまた橋まで行って戻って…
やっぱ携帯の番号を聞いとけばよかったっす…
ほんとすいませんでした…

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