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顔色さまざま

「境目が知りたい」様のご指摘を受けて、改めてシシとゴンゲンを見てみます。
1つめはくだんの一関市川崎町門崎の「獅子」。獅子舞のシシらしく垂れ耳ながら赤い郵便受けとのコントラストも強烈な黒いお顔です。
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2つめは、「権現様」と呼ばれてるけど、真っ赤なお顔に垂れ耳の藪川神楽(盛岡市)のシシです。赤いのはシシで黒いのがゴンゲンと思ってると戸惑ってしまいますね。
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3つめ。なんと顔色が冴えない! んじゃなくて、緑色の獅子頭。こちらは下北半島はむつ市から盛岡市にいらした栗山太神楽の獅子舞です。
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「え!じゃあ白とか黄色のシシもあるの!?」とついお考えのあなたにぜひ読んで頂きたいのは、「とりら」4号に掲載されている、とりら会長の力作「師子の法界 権現舞という呼称の一考察」です。
表向きは完売となっていますが、4号はまだ在庫がございます。ご希望の方はとりら事務局までどうぞ〜。・・というわけで結局CMでした!

  by.事務局MA e-mail=toriratorira@yahoo.co.jp

by torira | 2011-01-12 17:51 | 冊子「とりら」 | Comments(2)

Commented by 境目が知りたい at 2011-01-12 21:30 x
とても親切な解説をありがとうございます。
私のところは(花巻地域)権現様と呼び耳は立ち、
確か喧嘩したとかで耳が無くなってしまった権化様もいたような・・・。
そして盛岡だとまた赤になっちゃうんですね。
とても勉強になりました。
とりらはまだ4号のみ購入していないので謎解きに購入しなくては。
とりあえず、東山堂に行ってみます。
もし無い時はお世話になります。
さて週末荒れそうですが春祈祷で権現舞を門付けします。
どうしてこうも狙ったように荒れるのでしょうか。
Commented by 事務局MA at 2011-01-12 22:04 x
あ、誤解があったかもしれませんが、盛岡のシシは藪川神楽だけが例外的に赤くて、他はばっちり色黒で耳も立っていますのです。数少ない、赤い権現様としてご紹介したまでです、どうぞよろしく。

4月頃まで各地で春祈祷が続きますね。
まずはこの週末、空模様があまり激しくないことをお祈りします。

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