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旧都南村河東地区の屋号と風土ガイド

盛岡市の南、かつて都南村だったエリアのうち東側の地域を対象に、住人の聞き書きや地域の言い伝え、お社などを取材して4ページにまとめた「地元情報誌」が発行されています。誌名は「やさら」
地元の一企業がメセナ(もう死語!)として地元学を行う。今のような時代にはなかなか続けられることではありませんが、号を重ねて早や24号!すばらしいです。
その「やさら」24号分を一挙掲載するだけでなく、2年前から取り組んで来た屋号の調査をメインに、明治時代の「岩手県管轄地誌」の関係分や河東地区の歴史年表を加え、さらには付録に「屋号マップ」!こんな強力な一冊が出ました。
「旧都南村河東地区の屋号と風土ガイド」
旧都南村河東地区の屋号と風土ガイド_e0179212_2123681.jpg

特にありがたいのは「屋号マップ」。これでもう、「カシャスーさ行く手前に松あるの、おべてらべ?」と言われても困らないぞ。

盛岡市の乙部、黒川、手代森、大ヶ生の細かな歴史が見えてくる「やさら」の指向は、とりらにも通じることがあると思います。
表立った販売はしていませんが、岩手日化サービスへ問い合わせると在庫があれば1部2000円で分けて下さいます。なるべくじかに取りに行かれる方がいいようです。

by.事務局 MA

by torira | 2010-07-04 22:08 | 資料紹介 | Comments(2)

Commented by kawa-usso at 2010-07-05 08:29
本県の旧唐桑町(気仙沼市と合併)で数年前、商工会が音頭とって、屋号で引ける電話帳をこさえ、町内の全戸に配布しました。
ちなみに拙宅の屋号は「土手」です。地形に由来すると思われます。
Commented by 事務局MA at 2010-07-06 21:48 x
屋号で引ける電話帳!すんばらしいですね〜。
名字と名前と屋号と、お一人に対して3つの名前を覚えなければならないのは、よそ者にはけっこうたいへんです。

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