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押し絵と鳥兜

いわて生協が管理運営する、由緒ある建物の盛岡市「南昌荘」。その開館10周年記念の企画として「あゆみ展」が昨日まで行われていました。スタッフに強くおすすめされて拝見した中に、この家に伝わってきた押し絵付きの短冊が数点ありました。ちいさな押し絵が非常にすばらしい!
ケータイの画像ではわかりにくいと思いますが、幅6センチほどの短冊にこんな細かい絵がみごとに。
押し絵と鳥兜_e0179212_18185090.jpg


江戸時代に押し絵が庶民にも親しまれるようになって大流行し、明治時代には婦女のたしなみとして押し絵作りが尊ばれたそうです。岩手県では水沢あたりを中心に、押し絵のおひなさまが「くくり雛」と呼ばれて古い物がたくさん残されているのは皆さんよくご存じでしょう。

何が言いたいかというと、早池峰神楽の鳥兜。押し絵が使われていますね。しかし早池峰系以外の鳥兜には押し絵の技法は殆どみられません。花巻や大迫に押し絵が入ってきたのは&鳥兜に取り入れられたのはいつ頃なんでしょう?それが気になっています。

画像の短冊には「雪華」と作者の号が入っていますが、どういう画家であるかはわからないそうです。この画家についてご存じの方があればお教えください。

 by.事務局MA

by torira | 2010-05-03 21:33 | Comments(0)

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