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鳥甲のニューウェーブ

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一関市大東町の京津畑神楽は、最近鳥甲を新しく作りなおしました。
近くの看板屋さんが引き受けてくれて、出来上がったのは硬質ビニールの鳥甲。
鳥甲と言えば、稗貫郡では神楽の周辺にこれを作る方が何人かいらっしゃるようで、主に和紙を貼り合わせて作られたものが常識となっています。しかしよく考えてみれば昔は手頃な材料として和紙しかなかったから。
いま学校で子供たちが使う鳥甲は、安くてすぐ手に入るボール紙に色紙をはって、、というお手軽なものをよく見かけます。
ようは、身近な手に入れやすいもので作るのだという事。
たとえは悪いですが、カラスが巣の材料に針金ハンガーやスズランテープを使うのも同じ。
今の時代にあって和紙でなければ、というのは柔軟性のない発想とも言えます。(という理屈で自分を納得させている)

一方、京津畑神楽さんの衣装の身ごろに使われている古いかすりの布はとてもステキです。そう感想を述べたら不思議そうな顔をされました。
それ、私から見たらとても魅力的な物なんですよ。大事にして頂きたいですよ。

 by.事務局MA

by torira | 2009-12-07 23:31 | Comments(2)

Commented by 一八 at 2009-12-08 22:21 x
大東町芸術祭を拝見いたしました。

民俗芸能での装束(とくに着物、着付けなど)はそれぞれ、たのしいものですが舞には大切なことなのですね
個人的にですが、当日の大償神楽と京津畑神楽の衣裳の印象は対照的で、それぞれの神楽の雰囲気を感じました。

下猿沢伊勢神楽保存会の「伊勢神楽」を初めて見ました。
アヤ(花バチ)による太鼓の響きも心地良いですね。
「お伊勢まいり」を検索すると解説のほかに、別の様子が伺え、昔の人々の暮らしに思いが奔ります。

丁寧な「発表会のプログラム」は大いに参考になりました。
Commented by MA-King at 2009-12-11 23:35 x
一八さまもいらしていたのですか。私も伊勢神楽というのは初めて見た気がします。

江戸時代は旅行は自由ではなかったといっても、お伊勢参りなどはかなり融通がきいたようで、ついでに金比羅さんもお参りして来たとかという話をよく見かけます。私も行ってみたいなー。

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