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「東北地方一人遣い人形芝居調査報告書」

大津市の「人形劇の図書館」から、「東北地方一人遣い人形芝居調査報告書」A4判210ページ が送られてきました。平成二十年度文化庁芸術活動基盤充実事業として採択され、東北六県の近代人形芝居について調査研究した結果をまとめたものです。

東北の人形芝居の大きな源となるのは秋田県の猿倉人形芝居であり、この資料でもその推移や影響を中心にして編集されています。
各県の人形芝居を逐一報告していますが、岩手県では雫石町安庭あやつり人形、花巻市東和町の倉沢人形歌舞伎、奥州市江刺区の軽石人形=広瀬人形常楽座などの活動中の団体にとどまらず、大迫人形や鉈屋町の鈴江家の人形、今まで知られていなかった花巻市の大畑人形歌舞伎など、途絶えてしまった人形芝居についてもしっかり調査されています。画像は一関にあった赤荻人形のページ。
「東北地方一人遣い人形芝居調査報告書」_f0147037_20401931.jpg


この資料の入手方法などはわかりませんので、興味のある方は発行元「財団法人 現代人形劇センター」tel. 044-777-228 までお問い合わせください。

 by.事務局MA

by torira | 2009-05-03 20:41 | 資料紹介 | Comments(0)

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