悲しい哉

※天王(牛頭天王)様にちなんでというわけではありません。

 単純に胡瓜が好きです。牛頭天王の存在を認知する以前から、胡瓜が好物です。
 瑞々しく、食べごたえ十分のジウリ(標準和名は知りません)はもっと好物です。
 で、夏場の夕飯となるウリの味付けに欠かせない我が家のバッケ味噌〔川井村で購入〕が昨日をもってなくなりました。

 近場で岩手県産のバッケ味噌を販売していないだろうか。それが当面の課題です。…胡瓜に集中しているためか、本日は天王様の質問ばかり寄せられました。

夏バテです。

f0147037_18145816.jpg ちなみに、こちらのお写真は水沢の鎮守府八幡宮にて執行される加勢蘇民祭で配札されるありがたい疫病除けの御札です。岩手県教育委員会編集発行の『岩手の蘇民祭』という報告書(p.62)によれば、こちらは「マクワ瓜の形に葉と花をそえて薬神の像として版刻」したものといいます。

 マクワ瓜は、千葉県で田んぼ仕事に従事していた頃、地元の農家兼八百屋さんからおすそ分けしていただいた以外に口にしたことがありません。そういえば、岩手県でマクワウリを販売しているところはあるだろうか。…課題が増えました。

 ところで、“岩手ではお盆にウリ(正確にはカラス瓜)の灯籠を作るのか?、それを今でも放流しているのか?、どこに行くとその様子を見ることができるのか?”という宮沢賢治の作品に因ったご質問に対し(意外と多い)、何時の日かはっきりと明瞭な答えを述べられるよう、今年のお盆も各地を徘徊いたします。

 よろしくお願いいたします。

 夏バテゆえの散文です。

by.まめぶ
[PR]

# by torira | 2007-07-26 22:00 | たべもの | Comments(0)

ぬぎだれ

 まずは告知を・・・
 浦浜念仏剣舞単独公演『剣舞の静と動~祈りと鎮めの心~』
日時:8月25日(土)13:30~
会場:盛岡市上田字松屋敷 岩手県立博物館芝生広場(雨天時は屋内グランドホール)
内容:「念仏踊り」「一本扇子」「二本扇子」「綾踊り」「長刀」「高館」「十五」 鑑賞無料


 さて、この公演に出演される浦浜念仏剣舞は『脱ぎ垂れ剣舞』の異称をもちます。なんでかというと、背中に着物の袖を垂れ下げた「脱ぎ垂れ」をつけているからです(チラシ(Wordファイル1.19MB)参照)。気仙地方を中心に陸前・陸中沿岸には鎧を着用する剣舞があるので、それに対して「脱ぎ垂れ」を強調しているということもあるかと思います。

 それじゃあ脱ぎ垂れをつける剣舞が他の地域にないかというと、そういうことではありません。鬼剣舞含め、内陸の剣舞も脱ぎ垂れをつける団体が多くあり、鬼剣舞などの念仏剣舞のことを脱垂剣舞ということもあるようです。大口のデカさに比べると脱ぎ垂れのチャンチャンコが小さいので見過ごしがちですけれども。
 自分は中学生のころに朴の木沢念仏剣舞の脱ぎ垂れについて「飢饉で亡くなった子どもたちを供養するために、子どものチャンチャンコをつけてるんだ」と、教師から教えられました。岩手に来てからは、あんまりそういう説を耳にすることはないのですが・・・。
f0147037_2051469.jpg

 写真は、大ヶ生山伏神楽の「御神楽」。厚手の素材の着物を背中につけています。
 ぬぎだれは剣舞・神楽など様々な団体にあり、作り方・着用の仕方はさまざま。ジャンルや地域、さらに同じ団体の中でも演目や役によって異なるものを使い分けている場合があります。

※画像提供・撮影:笛吹童子 様

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-25 20:53 | 芸能 | Comments(0)

寺社記録

 「南部領宗教関係資料」という、とってもベンリなシリーズがあります。このうち、③として「寺社記録」というのが昨年10月に発刊されました。 (岩田書院HP内 南部領宗教関係資料③「寺社記録」紹介ページ 参照)
 編者(岸昌一 氏)が解題に書いたような全体を通しての読み方をしようと思っても、なかなかできるものではありません。が、自分の関心ある箇所が少なからず出てきます。とりあえず気にかかる箇所に付箋をつけていったら、結構たくさんになりました。お祭り話がもりだくさんですので、皆さんにも、買って手元に置かれることをオススメします。
f0147037_22203837.jpg ダイレクトに民俗芸能にかかわる話題としては、「南部藩内でも伊勢御師が太神楽やってたのかなあ」「大乗神楽っていう名称が昔はあちこちで使われてたんだなあ」とか、そんなことを感じさせる内容が載ってます(現在のような太神楽や大乗神楽がそれぞれおこなわれていたと即断することはできないと思いますが)。
 そのうちこのシリーズで出るのかどうかわかりませんが、やはりベンリな昔の書き物に「篤焉家訓」という資料もあります。これは現在でも県立図書館のHP内 イーハトーブ岩手 電子図書館内 「篤焉家訓」のページで原本の画像を見ることができます。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-24 22:24 | 資料紹介 | Comments(0)

こんなアップリケを見たら

f0147037_22411777.jpg
「とりら」創刊号、おかげさまで好評です。
手元の在庫が少なくなって来て、さんざん悩んだあげくちょこっと増刷することにしました。
いったい2号目の印刷費は出せるのか。不安だなあ。

増刷したからには、売ります。
こんなアップリケをTシャツにつけた人を見かけたら、それはとりらスタッフです。
8月5日の「北上みちのく芸能まつり」でウロウロする予定ですのでどうぞお声をおかけください。
というわけだから、みんなTシャツもってきてね!(メンバーへの呼びかけ)
これはフェルト用の羊毛をコシコシして作ります。茶色い地鶏と白色レグホンの2タイプ作りました。
1羽ずつ体型が違います・・。同じく作れません・・。
よろしくです。

by.事務局MA
[PR]

# by torira | 2007-07-23 22:51 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

ザシキワラシの見えるとき

8月4日(土)13:30~
遠野市立博物館1階視聴覚ホールにて 
講演会「ザシキワラシの見えるとき」 
基調講演:石井正巳 東京学芸大教授 遠野市立博物館 館長
記念講演:川島秀一 リアスアーク美術館 学芸係長


遠野市立博物館の「ザシキワラシ展」関連の催しものです。
肝心の「ザシキワラシ展」の内容もお知らせしたいところですが、ちょっとweb上で見つけられませんでしたので、そちらはそのうち。

自分が特に関心をもったのは、川島秀一氏の講演です。
著作「ザシキワラシの見えるとき」を先だって読む機会があったのですが、自分のような一般人にもとても興味深く読める内容でした。
三弥井書店のHP内 三弥井民俗選書「ザシキワラシの見えるとき」紹介ページ参照)
陸前地方での長年にわたるフィールドワークが、なかなか得がたい読み応えを醸してくれる一冊。
著者自身の経験を描いた「序」から始まり、多岐にわたるテーマを扱いながらそれぞれがつながっていきます。
対象となっている地域の中心は予想に反してあんまり遠野ではなく、陸前地方です。
内容も、そんなにザシキワラシ限定というわけではありません。
むしろ自分は「六部殺し」伝承や長者伝説の読み解き方に興味を惹かれました。
対象となっている地域が行山流山口派の盛んな土地柄で、鹿踊に関わる話も出てきますが、まあそれにかかわらず、民俗芸能に関わるいろんな伝承(「起源譚」「芸能に関わる神仏のケンカ」などなど)を考えるうえでも、学ぶべき点が多いなあと感じました。
もっとほかの著作も読んでみたいなあと思っています。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-23 22:46 | 催しもの | Comments(0)

紫波町片寄十二神の虫まつり

紫波町片寄十二神の虫まつりを本日見に行きました。
「だーんごーだかー もーづーだかー」(団子だか餅だか)と唄いながら歩きます。
f0147037_2354957.jpg

終了後に公民館で、参加の皆さんに混じってダンゴも餅もご馳走になりました。
老人クラブ会長さんがあいさつで「自分が子どものとき、60年前も同じことをしていた。餅が楽しみだった。一年にこのときぐらいしか食べられないもので」と語っていました。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-22 23:08 | 年中行事 | Comments(0)

“えんつこ”を探しに

 お盆が近づいてまいりました。
“芸能とくらし”に関心がある皆様にとっても、気が気でないシーズンかと思います。民俗芸能は、お盆や葬式、ご不幸ごとというかそういう関連ではいろんな出番があるんですね。いっぽうでその逆の「お誕生」関連では、民俗芸能の出番はそれほど多くないのが実際のところかと思います。

 それ故に・・・というわけでもないのですが、どうも出産準備とかもよくわからないんですよね。というわけで、赤ん坊用品屋へ、“えんつこ”を探しに行ってみました。が、お取り扱いナシ。おかしいなあ。通販カタログでネコ用のはよく見るのに。ベビーベッドとかは店頭に色々あるんですが、そんな立派なもんでなくていい。自分が赤ん坊の頃も、親が仕事しているときにはダンボール箱に放り込まれてたっていうし。

 それから、ちかごろ見ないものっていえば、歩行器ね。赤ん坊用品屋でもまったく扱ってないわけではないんですが、ベビーシートやらベビーカー(“ウバグルマ”と呼んで笑われてしまった)に比べると、微々たるもんです。いまの若い方々は知らないかもしれませんが、こういうやつです。
            ↓
f0147037_21575557.jpg

 なんか、ムチムチしてんなあ。
 まあ、そんなわけで、民俗芸能とお誕生の関連にもちょっと注意してみたいと思っています。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-21 22:03 | 昔のくらし | Comments(0)

いくら待っても結ばさんない話

 大ヶ生山伏神楽の〆切舞で一瞬にしてタスキを結ぶ場面があることを書きましたが、民俗芸能では、様々な結ぶ技でいろんなものを表現します。鵜鳥神楽(普代村)では、女舞のかぶりものに帯を使っています。とっても美しく結ぶというか、結い上げているんです。「とりら」創刊号掲載の「鵜鳥神楽巡行日記」はそんな女舞姿の写真もすごく小さく載っていますので、必見!

 で、「結びコンニャク」というのがあります。例によって民俗芸能には関係ない話なんですけどね。薄く切ったコンニャクに切れ目を入れて、結んで形にするという、例のあれですよ。
 まずは薄切りにしたコンニャクの中央に切れ目を入れままして・・・
f0147037_19362471.jpg
f0147037_19363078.jpg
f0147037_19363663.jpg

 ・・・完成!

 とりら編集部の中にもやってみた方がいるそうなのですが(まあ、誰でもやることですけど)、その方の場合は…

 まず切れ目を入れました。
 そして、調理したそうです。

 あれ?結ぶ作業は?

      …じっと見てたそうです。
 勝手にコンニャクがウネウネと結ばさるのを期待してたんですね。
「とりら」はそんな人たちがつくっています。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-20 19:39 | 意匠 | Comments(0)

馬町の万灯 オモテ面

7月18日に例年開催される馬町の万灯、今年の模様です。
f0147037_19243747.jpg

先だって紹介した折にはウラ面(見返し?)の写真しかなかったもんで失礼しましたが、オモテはこういうことになっております。
ご覧の通り、前面には太鼓がついております。
「やーれ やーれ」と声をあげながら太鼓をドンコドンコ打っており、大人も「山車うごくぞー!」と叫んでたり、そういう雰囲気です。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-19 21:05 | 年中行事 | Comments(0)

浅岸の祭の貼紙

盛岡市浅岸のあたりで、お祭りの貼紙発見!
f0147037_23282256.jpg

と思いきや、ふとん屋さんの貼紙でした。
何年も前からずっと同じデザインの貼紙があるので、そろそろ慣れればいいようなもんですが、それなりに神社が多い地域であるだけに、どうもダメなんですね。

 by げんぞう
[PR]

# by torira | 2007-07-18 23:28 | おまつり | Comments(0)