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戦艦ポチョムキン

神社でのおつとめ、子連れで行く際になんといっても気がかりなのは石段ですよね。
6歳児はともかく、2歳児は拝殿前の数段でしっかり転倒していました。
大事に至らなかったのがもっけの幸い。
しかし安心はできません。
娘の友達は、やはり幼少のころ石段から転げ落ちて血だらけになったと言います。
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 by げんぞう

# by torira | 2013-10-01 21:00 | お役立ち情報 | Comments(0)

もも

大迫の虫まつりでは、わら人形の頭に桃の枝をさしていた。
という話が、本田安次「民俗芸能採訪録」掲載の「岩手の旅」(初出:旅と伝説 四ノ一〇,本田安次著作集 日本の伝統芸能 第十四巻 1997年 錦正社 に収録)に載っています。
昭和6年の話ですから、ずいぶん昔のことになりますが。

桃の枝は何かと使われることがあります。
陸中沿岸の神楽では「清祓」に、桃の枝にシデをつけたものを手にとって舞います。
巡行の時期には葉のない枝ですが、夏祭りの奉納では青々としていて、そのつど季節を感じます。
いっぽう、八戸の法霊神楽でも「山の神」で手にする幣束の串に桃の木を用いるという話をきいたことがあります。
枝はついていないので、遠目には何の木かはわからないのですが。
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 by げんぞう

# by torira | 2013-09-30 21:18 | 昔のくらし | Comments(3)

本日です!早池峰神楽共演

本日です!早池峰神楽共演_f0147037_10485835.jpg
 場所はこちら。「神楽の館」よりもうちょっと先ですね。
久しぶりに大償神楽を見たかったですが、練習があって行けません。
盛会をお祈りします。

 by.事務局MA

# by torira | 2013-09-29 10:49 | 催しもの | Comments(0)

禁忌

ふるさと岩手の芸能にまつわる禁忌(きんき)というのは数多くあります。
親族が亡くなったときに、しばらくは芸能の活動に参加しないとか。
「しばらく」の中身も色々で、49日だったり100日だったり。
親族の範囲はいろいろで。
しかし、芸能団体によっては
「みんな親戚」
みたいなこともあるんですよね。
そうすると、集落でひとたびご不幸があると、しばらく団体まるごと活動できなくなることも出てきます。

あとは
「酒のんでやったらダメ」
「肉くっちゃダメ」
というのもありますね。
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こちらの二歳児は秋ナス遠慮なく食ってます。

 by げんぞう

# by torira | 2013-09-28 19:48 | たべもの | Comments(2)

大槌まつり2013

9月23日、大槌まつりに行ってきました。
私たちが行っている「岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」は、細々とではありますが、それなりの活動を続けています。
今回は、中須賀大神楽と上亰(かみよ)鹿子踊にお会いしてお見舞い金を差し上げ、お話を伺いました。

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この珍しい漢字を使う上鹿子踊は、かなり内陸の地域にあるため、2011年の大震災では直接的な被害はありませんでした。でも、やはりというべきか、メンバーの中に親御さんを亡くされた方が二人いらっしゃるそうです。仕事に大きな影響が出た方もたくさんおありかと思います。

団体としては、50名を越す大所帯‥といっても大槌では標準かもしれません。うれしいことに、地元で働く若者が8名!バリバリの踊り手として活躍しています。内陸の町に移り住んだ方も祭には帰ってきているとのこと。
今日は、地元のおうちから依頼があり、最近亡くなった方の元の家=震災前に家があった場所で供養の踊りを奉納してきたそうです。
町の人口が減っているというので、はたしてお花(ご祝儀)は上がるのだろうか?と人ごとながら気になっているのですが、不思議なことに震災前とあまり変わらないとおっしゃっていました。

同じことを中須賀大神楽の代表の方にもお聞きしてみました。
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鮮やかなブルーの幕がまぶしいですね。
会長さんは、「うーん、心配していたより減ってないですね。震災前も過疎化が進んでお花が少なくなっていたけどそれを考えると思ったよりも」とおっしゃっていました。
台所事情を聞くなんて失礼では、とお思いかもしれませんが、お花代でクリーニング代や道具の購入・補修、祭の日のお弁当などをまかなうので大事な点です。

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おなじみ城山虎舞。去年雨にやられたので、虎頭をFRP塗装したそうです。
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出来上がった新しい山車。ぎえ〜銅葺きじゃありませんか!
それにこのお城みたいなすごい造作!
山車のことをお聞きしたら皆さんとっても嬉しそうでした。
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お留守番の虎、見〜っけ。虎舞の宿をされているお宅でしょうか。

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雁舞道七福神を遠目に見ました。りっぱに山車が再建されたようです。

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四日町手踊り。この団体のことは知りませんでした。あとでお話を伺おうと思います。

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「とりら」6号に書いて頂いた安渡大神楽。皆さんに伝言をお伝えします。
10月20日(日)に「赤浜まつり」を行います。安渡大神楽ももちろん出演。皆さん是非いらしてください!

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臼澤鹿子踊さんに「御神輿が神社に還ったら奉納をします。疲れてるけど最後の力を振り絞って踊るので見てってください」と言われ、暗くなった境内に駆けつけました。
二日間踊り通しだったとはとても思えない大迫力の踊りに圧倒されていると、となりの女性達が「なんでかわかんないけど鹿見ると泣けてくる」と言っているのが聞こえました。わかりますね。

そちこちに、鹿子踊りのたてがみ=白いドロノキのカナガラが落ちていました。
かつて「これはお守りになるんだよ」と言って1本下さったのは、臼澤鹿子踊さんでした。盛岡のイベントでこの鹿踊りを初めて見た日から15年くらいになるでしょうか。

 by.事務局MA

# by torira | 2013-09-25 22:17 | 東日本大震災 | Comments(2)