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田瀬の芸能

小正月に花巻市東和町田瀬でおこなわれた「第3回田瀬地域伝統芸能発表会」。

・激流太鼓
・子ども清流田瀬太鼓
・東半月流野金山かながら獅子踊
・権現様への御神楽奏上

…というプログラムでした。

「激流太鼓」は、「子ども清流田瀬太鼓」で育った大人たちを中心とした団体。
上半身の脱力を上手につかって、太鼓と体のあいだに空間をしっかりとります。
長年つみ重ねたものを感じます。


権現様への御神楽奏上は長かった。
早池峰系で、あれだけ長い御神楽奏上を見たのは初めてです。
たいていの御神楽奏上は「鳥舞の前半の拍子」を中心に、長くても「権現舞の拍子」をそのあとに続けるというものだと思います。
が、こちらでは、もっと色々なことをしている感じでした。


そして「東半月流野金山かながら獅子踊」。
少人数ながら、輪踊りで場の雰囲気をしっかりつくっていました。
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要所要所で列踊りになり、観客にむけて礼をつくすという流れがとても整然としています。
この芸能でなければできないものが伝わってきます。
「かながら」の獅子は出ませんでしたが、芯の強さを感じました。
 by げんぞう
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by torira | 2015-05-27 18:27 | 芸能 | Comments(1)

大船渡町五年祭に行きました その2

お祭りは、新しくなった大船渡魚市場を御旅所として駐車場を会場に芸能公演が行われました。
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真ん中のもにゃもにゃしてるところがお祭り広場です。輪が広すぎて踊りがよく見えん。
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裏手に回って海上渡御を見る事にしました。なんと御神輿をクレーンで吊ってお召し船に乗せているよ。
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漁業と工業の町、大船渡を象徴する光景かもしれません。船はフライ旗をひるがえして大船渡湾を回ります。
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今回は20隻だそうです。「たった20隻!」と地元の方が言ってましたが、今、県内で海上渡御で20隻も出るお祭りが他にあるのでしょうか?
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じつは前日、大船渡市立博物館で「よみがえる大船渡」展を見て来ました。東京藝術大学社会連携センターとの共催で17日まで開かれていたものです。

芸大の学生・卒業生有志が、大船渡を訪れ、描いたスケッチと映像が2本展示されていて、この映像が面白かった。
かつての大船渡を撮影したフィルム(60分)と、大船渡市民が撮影した8ミリフィルムを収集してつくられた記録映画「よみがえる大船渡」(30分)です。
素人の手になる何気ない映像なのに、なぜか飽きずに見入ってしまう。誰もが興味を持つ昔の結婚式や宴会の場面だけでなく、町民運動会でただ人が走ってるところや、カメラの持ち主が自分の子どもを撮ったものも面白いのです。不思議な魅力がありました。盛岡でも上映する機会があるといいな。
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その中に、魚市場の場面がありました。船が着いて、船倉から次々に魚がベルトコンベアに乗せられて荷揚げされていく。よくわかりませんがカツオのようでした。すごい量のカツオなのです。大漁、大漁、大大漁です。
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確かにあれだとフライ旗を揚げて大漁唄い込みを歌いながら帰ってきたくなるよね。
今の漁業は取る漁業から育てる漁業が主になり、大船渡市もサンマこそ有名ですが他はホタテやカキやホヤやワカメなど養殖業がメインになっています。
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しかし「よみがえる大船渡」ともう1本を見て、大船渡が漁業の町だったんだということを改めて実感したのでした。
大漁になる→お金が入る→祭が大きくなり芸能が盛んになる、という歴史がここにあるわけです。
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2011年7月に撮った大船渡町の風景です。建物は水産加工場。この会社は震災後いちはやく復活をとげました。
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同じ建物をバックに門付けする笹崎鹿踊りです。2015年5月3日撮影。資材は見えるけれども人家が見当たりません。

震災でこのおうちだけが残ったのを、直して住んでいらっしゃいます。亡くなったご家族のために鹿踊りを頼んで回向を上げてもらっているところです。

「以前は数日間にわたって門付けをしたものだが震災後は数が減って」、という鹿踊り関係者の方のぼやきを耳にしましたが、祭当日になると次々に依頼が飛び込んで来ました。五年祭は色んな顔を持っています。衣裳を脱いで乾杯するのは夜になりそうです。

震災後、鹿踊りへ鹿の角を贈る支援(ブログ記事はこちら)がきっかけとなり、その後も交流を続けて下さっている国立民族学博物館の方々がお祭りにいらしていました。
鹿角先生の奥様は料理教室を開く腕前。ご自分で商品開発された鹿カレーを頂きました。ゴマ風味の効いたひよこ豆入りのカレーです。おいしく頂きました。
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岩手でもニホンジカが急増中で問題になっているのですが、ジビエは当分食えんのです。
原発再稼働なんてもっての鹿です。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-05-20 22:31 | 東日本大震災 | Comments(0)

大船渡町五年祭に行きました その1

遅まきながら、5月3日に行われた大船渡市大船渡町の加茂神社式年五年大祭の報告をします。書きたいことがたくさんあるので2回に分けて。
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前回の五年祭は東日本大震災のため中止となりました。
そのあたりは「とりら」7号(500円)の「笹崎に生まれてよかった〜笹崎鹿踊仲立として」をお読み頂ければ当時の皆さんのお気持ちが少しは伝わるのではと思います。まだ在庫ありますのでご注文下さい。のっけから宣伝でスミマセン。
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8年ぶりの復活とはいえ、山車が流された町内が多く、婦人連の手踊りも衣裳をそろえるのが難しいとしてナシ。地元の方はそこを残念がっておられたようです。
このあたりがキモです。
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沿岸の祭を見ていると前提は「全員参加」。
家族全員がなんらかの役で参加する。
全員が祭衣裳を着る。平服の人はいない。
これが「まつり」です。

「民俗芸能ファン」で、そろいの浴衣(着物)で踊り歩くだけの流し踊りに興味を持たれる方は少ないのではないでしょうか。しかし住民の皆さんにとっては、手踊りが出ないことには祭に華がないぞという気持ちなのです。
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復興は道半ば。待ちに待った4年に1度の祭りが以前と同じに出来ない事実が、皆さんの気持ちに「まだまだだなあ」という思いを与えるようです。
それでも祭は祭。この日ばかりはちりぢりになった町内会の人たちが集まってきて「借り物なんだけど」と言いながら嬉しそうに山車を引いていました。見物人も予想よりはるかに多かったそうで、往時の雰囲気がかいま見られました。
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ポーズを決めて下さった、いなせな男衆。絹物の単衣を尻はしょり&ハンチングが決まってますね!
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こちらは2013年のお正月の悪魔祓いにおじゃました明土(あくど)町内会の皆さんです。そのときの記事はこちら
遺族の方から譲られた衣裳を着てこの日に臨んだという明土の方を撮らせて頂きました。
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とりらの「岩手沿岸の民俗芸能応援募金」から、地ノ森権現、仰山流笹崎鹿踊、月山権現、赤澤曲録、赤澤鎧剣舞、八坂権現、加茂権現、永井沢権現、平七福神、明土権現 の各団体‥というか町内会の各団体にお花を差し上げました。
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お花のお返しに頂いたタオルなど。
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あ、猫は違いますよ。うちの(かわいい)ダースコです♪

(続く)

 by.事務局MA
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by torira | 2015-05-19 22:40 | 東日本大震災 | Comments(0)

浦浜民俗芸能伝承館が出来ました

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新聞等でもご覧になった方があると思いますが、大船渡市三陸町越喜来に「浦浜民俗芸能伝承館」が出来ました。
助成金と募金と当事者のご苦労で建てられた伝承館です。詳しくはご紹介できませんが、代表の古水さん始め関係者の皆様、ほんとうにお疲れ様でした!
とりらの募金に協力してくださった皆様、ここへもお届けしましたよ〜。
祝賀会のお招きを頂きましたが、都合により行けませんでした。

その代わり、別の日におじゃまして見せて頂いたのが以下の写真です。
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天井がとても高いでしょう?
これは、長いササラを持つ金津流浦浜獅子躍が室内で練習するためです。すばらしい!
浦浜念仏剣舞もここで練習します。
というか、獅子躍りと剣舞の両方をやってる方がけっこう多いのだそうです!

震災後の練習は代表の方の庭=屋外だったため、せっかく集まっても雨が降ると中止になっていました。これからは雨の心配もなく、壁に貼られた鏡を見て自分の姿勢を直すこともできるし、道具の保管も安心です。ほかに談話室や料理室があり、必要に応じて泊まる事も出来ます。敷地は古水さんの自宅の一角で高台にあり、1000年後の津波にも心配はありません。
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これからの予定もすでに盛りだくさんです。
今月末に小学校の運動会で浦浜念仏剣舞の披露があるし、夏はお盆行事や恒例の三陸港まつりが控えています。
さらに、8月には海外からお客様が来て、滞在しながら剣舞を習う予定などもあるそうです。
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さわやかな青葉が目にしみる庭には、金津流獅子躍供養碑と東日本大震災犠牲者供養塔が建てられていました。
大きな犠牲があり、そこに寄せられるたくさんの心があり、それらを伝承館という形にするために努力された方々があります。
その努力に敬意を払うとともに、過疎化少子化震災の風化という荒波を乗り越えてゆくこれからのご活躍を願ってやみません。

祝賀会で披露された獅子躍りと剣舞が、東北文化財映像研究所ライブラリーの動画になってYou Tubeで公開されていますのでごらんください。
浦浜民俗芸能伝承館落成こけら落とし公演
(画面の埋め込み方を誰か教えてくださいまし〜)

 by.事務局MA
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by torira | 2015-05-11 22:07 | 東日本大震災 | Comments(4)

とりら8号ご案内

出ました。
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取り扱い店
【盛岡市】さわや書店本店tel.019-653-4411・盛岡駅フェザン店tel.019-625-6311,
     東山堂書店本店tel.019-623-7121,
     ひめくりtel.019-681-7475,
     baan tel.019-651-0609
     クラムボンtel.019-651-7207,
     カネイリスタンダードストアtel.019-613-3556
【紫波町】本のくずおかtel.019-676-5800
【花巻市】エムズ書店桜台店(アルテマルカン)tel.0198-23-0660,
     ブックス銀河(イトーヨーカドー店tel.0198-22-4548)
【花巻市東和町】 吉功神仏具店tel.0198-42-4525、

【岩泉町】道の駅いわいずみtel.0194-22-4432
【宮古市】かんの書店本店tel.0193-62-2548
【大槌町】信栄書店=釜石市〜宮古市内の範囲で自宅や会社まで配達してくれます。
     ご注文はFax.0193-42-5501か、tel.080-1668-4649へどうぞ。
【大船渡市】BOOK BOY大船渡町tel. 0192-27-3322

【東京都】レコードショップアポロ(国立市)tel. 042-572-3414

現在のところ、以上のお店に並んでおります。
通常扱って頂いている他のお店や館にも鋭意納品中です。

「とりら」は書店等で販売しますが、ご希望の方には直接お送りします。
●本体価格:5号~8号は500円,6号のみ1000円 (各 税込)※1号〜4号は在庫ございません。
●送料:ヤマトのメール便からゆうメールに移行します。
 これまでとの差が大きいので、2015年10月31日受付まで100円分をサービスします。
<例>1冊の場合=180円(ゆうメール料金)−100円(とりら負担)=80円を購入者のご負担分送料とします。10冊以上は送料無料です。

・ご住所(+郵便番号)
  ・お名前
  ・お電話番号
  ・希望部数
を事務局 toriratorira@yahoo.co.jp  あてにご連絡ください。
折り返しお送りしますので、同封の郵便振替用紙にてお近くの郵便局でお振込みください。
よろしくお願いいたします。

「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」事務局  
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by torira | 2015-05-06 09:11 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

いなりさん

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by げんぞう
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by torira | 2015-05-02 22:22 | おまつり | Comments(3)