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水は清きふるさと

宣伝みたいですみません。先週行った私の個展の作品です。
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盛岡市大ヶ生地区の、上大ヶ生の風景です。
この一帯は山が迫っていて平地が少なく、戦前は馬産が盛んでした。戦後は牛が馬にとって代わり、今はさらに牛を飼う農家も減りましたが、この絵の右下に見える大きな小屋には今も優秀賞な牛が育っております。その飼い主さんも描きました。

あの山のむこうは根田茂です。
根田茂に魅せられた一人のアマチュアカメラマンの写真集が、最近装いをあらたにして発売されました。
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新版「もりおか根田茂 せせらぎの詩」。根田茂の風景と暮らしを愛し簗川ダム建設に反対し続けた、今は亡き稲川悟さんの写真集です。

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あの山を越えて人々が行き来し、剣舞が伝わったり嫁さんをもらったりした時代がありました。そういったことを書いた「とりら」7号の拙稿「高舘剣舞、馬の古道を行く」の中でも、旧版のほうの「せせらぎの詩」を紹介しましたが、新版はよりたくさんの写真が入り、根田茂の生活とそれを見つめる稲川さんの気持ちがよく感じ取れます。いい写真集です。
稲川さんの奥さまがうれしそうな顔で画廊を訪れてくださいました。
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40年後の人口予想というデータが出回っていて、岩手でも中山間地域の集落の多くが消滅する可能性が示唆されています。
「山はあおきふるさと ♪ 水は清き ふるさと」をただのノスタルジーにしてしまっては、個人の幸福もありえない気がするのですが。

「もりおか根田茂 せせらぎの詩」1,296円 <詳細>
取り扱い:盛岡市東山堂書店、エムズ書店(盛岡市みたけ店)


 by.事務局MA
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by torira | 2014-05-30 21:29 | 資料紹介 | Comments(3)

神楽殿もある

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by げんぞう
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by torira | 2014-05-30 21:12 | おまつり | Comments(0)

刃物が出る芸能

さる26日、盛岡市櫻山神社の例大祭で、花巻市東和町・石鳩岡神楽の奉納を拝見しました。
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あっ!刃の先が神楽幕に刺さるぅ〜!
演目はあまり見る機会のない「〆切り」。山伏神楽らしい激しい舞です。
磨き上げられた社殿の床から反射する光がきれいだな、といつも思う。
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年増の女性が何やら恨み言を言ったかと思うと、
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やおら髪を振り乱して刀ごしに畳んだ扇を通わせる。
「機織り」は悲劇。ここは夫の長期不在に心身を喪失した妻が水底で機を織る仕草をあらわしています。
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いつも見応え充分な石鳩岡神楽は新人育成もばっちり。「今の状態ではお客様にお出し出来る舞ではない」と出番を減らされた方がいたとかいないとか。この厳しさが頼もしいですね。

「機織り」の同じ場面、早池峰大償神楽では鞘に入ったままの太刀を赤い布でくるんで使います。
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抜き身だろうが包み隠そうが刀は刀。取り扱い注意ですな。

「しかし今日の写真はなんか良いぞ」と思ったあなたはスルドイ。私ではこれらは撮れません。
はるばる石巻からお越しのこちらの方(東北の小屋にも詳しい)に画像をご提供頂きました。ありがとうございます。

石鳩岡神楽の笛師、どぶろくさんが「覚えている限り桜山さんのお祭りの奉納を休んだことはありません。50年以上になるでしょう‥いや震災の年はお祭りが規模縮小となって行いませんでした。それ1回です」とお話されていました。どぶろくさんは戦後生まれです。

人気演目「山の神」では「(山の神により)わごうのりやく いやましにけり」と唄われます。この日はこの句が耳に残りました。
戦時下に出征兵士を神楽で送り出したという勇ましい話もときどき聞きますが、「和合の利益」と戦意発揚は相容れないと思います。
夫や父の長期不在はどのような大義があっても悲しいものでしょう。
まもなく6月。父の日が来るなあ。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-05-28 20:37 | 芸能 | Comments(2)

撤収

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小学校の運動会。
校庭いっぱいに吊るされた鯉のぼり、こういうのつけたり外したり大変なんだよな。

と思いましたが、閉会式終了と同時に保護者がワラワラと作業して、あっという間にいつもの校庭に。
民俗芸能もこうであればいいのですが。

by げんぞう
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by torira | 2014-05-26 20:59 | 催しもの | Comments(0)

米と米じゃないのと

やっぱ日本人は米でしょう。

と言いながら、麦製品の代表格みたいな南部せんべいを食いまくっている人、けっこういますよね。

いいんです。

冊子「とりら」でも、「お米」と「お米じゃない穀物」と、それぞれいろんな形で出てきます。

とりら第4号(2009年9月25日発行)の
「田植踊りとコメ作り/飯坂真紀」

とりら第5号(2010年12月20日発行)の
「マンガ岩泉ものがたり 作るぞ!アワ餅/杉山明弘」
「米と神楽/吉田隆一」

…などなど、タイトルからしてそういうのもあれば、それとなく出てくるものもあり。

みなさんも、冊子「とりら」で穀物さがししてみませんか?

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しかしなんといっても問題なのは、中山峠以北の人たちがせんべい食うこと食うこと。

せんべい屋の数も、えらく多い。
こないだも五戸の町を歩いていたら、いたるところに専門店が。
店っていうか、町工場っていうか。
戸をあけた瞬間の粉っぽい香り、独特なんですよね。

 by げんぞう
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by torira | 2014-05-21 18:53 | たべもの | Comments(0)

山形のシシ踊りを知る

山形県在住の方から、「保存版・山形のシシ踊り」というパンフレットを頂きました。
置賜地域版、庄内地域版、村山・最上地域版の3種があります。
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写真入りで団体ごとに解説。執筆・監修は東北文教大学短期大学の菊地和博さんです。

山形県でシシがこんなにたくさん踊られているんだということを、今回初めて知りました。
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各地域の地図がついていて、名物や温泉なんかの情報がひと目でわかる親切設計です。
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「ほしい〜」という方は、山形県教育庁 文化財・生涯学習課(tel.023-630-3342)にお問い合せください。

同じ内容のホームページがこちらにあり、さらに年間の活動日程カレンダーもついているのがうれしいです。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-05-18 14:19 | お役立ち情報 | Comments(3)

いわて国体はもうすぐ

第71回国民体育大会が2016年に岩手県内で開催されます。

国体アトラクションとして民俗芸能が様々な関わり方をし、また変化もし…という話題をよく耳にします。
2016年いわて国体ではどうなることでしょう。
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町内会の回覧で、さっそく「国体ダンス」のご案内が来ました。
ここでも
“とふっち”
がご活躍。
そのご苦労には頭がさがります。

以前、娘の友達が“とふっち”の「中の人」をつとめた時の話をしてました。
「こういう動きをずっとしてなきゃなくて大変だった」
と言いながら始めたのが、縄跳びの「二重跳び」のような奇妙な所作。

 by げんぞう
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by torira | 2014-05-16 19:30 | お役立ち情報 | Comments(0)

身近な素材で

切磋琢磨された芸…その裏には、技術・心構えなどについて、演者の真剣な議論があるに違いない。


と思っていたら、自分が出会った芸能団体の方々は、案外そうでもなかったり。
集まると出てくるのは、
「あそこの家のカマドがどこそこで…」
という、家系にまつわる昔話。
それから、健康の話。
「腰痛い」「膝痛い」は常です。

そういう話のタネになるかなあと思って、少し前からお灸を試してみてます。
「温熱灸」という、あまり熱くないやつから。
整形済みのモグサと、台座(紙製なのかなあ)がくっついているやつです。
このシリーズ、熱さも商品によって段階があり、まずはいちばんユルいのを購入しました。

あんまり熱くないんですね。

次は熱さ最大級のやつにしようかな、とも思ったんですが、まあそこは順番に。
二番目にユルいのに手を出してみました。
ところが、これが熱いのな。
「五右衛門は、さぞ熱かったろう」
とか言える余裕がある人は、本当はあんまり熱くないに違いない…と感じた次第。


そして、こんどは自作してみることに。
犬の散歩がてら摘んできたヨモギをもみもみです。
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だんだんそれらしくなってきましたね。

 by げんぞう
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by torira | 2014-05-13 20:50 | お役立ち情報 | Comments(3)

ことしの龍泉洞まつり

GW中に「龍泉洞まつり」に行ってきました。
岩泉町の中野七頭舞が出る恒例のイベントです。
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桜と青葉を背景に踊る小本の中学生たち。
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前会長が岩泉町長さんとなにやら談笑されています。強風で倒れた団体旗を立て直してくださる気さくな町長さんです。
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お、先打ちはYさんお一人ですか〜。

現在の会長さんのごあいさつでは、3日に行われた小本白山神社のお祭りに、3年ぶりで小学生が加わって七頭舞の奉納が行われたそうです。
報道の少ない岩泉町の津波被害ですが、集落の中心部が失われ小中学校が使えなくなていた状況が、七頭舞の活動を通じて伝わってきます。
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中学生の皆さん、この3年間お疲れ様でした。

この春、待たれていた三鉄が全線開通し、小本の災害公営住宅も入居が始まったようです。そして岩泉高校郷土芸能部の生徒達はパリ公演が決まったと聞きました。
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前会長、前々会長のお二人です。パリにも行くんですよね?

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ツルカメ七頭舞の若手(というか岩泉高校郷土芸能部OB)が加わってササラを踊りました。
ツルカメ七頭舞は6月16日(月)盛岡市高松神社の奉納に向け、ちょっと踊り手が足りないと危ぶまれております。踊れる方はお誘いしたいですがいかがでしょうか?

 by.事務局MA
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by torira | 2014-05-10 23:05 | 催しもの | Comments(0)

ヒバを植える

五戸の山にて。
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「400年たてばよ、たいしたもんだ」
という山主さん。

この先400年と考えると、なかなか想像がつきません。

ふりかえって、400年前を考えてみると…慶長19年。

あの芸能団体もこの芸能団体もまだ無かった時代。

 by げんぞう
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by torira | 2014-05-07 23:30 | 園芸部 | Comments(2)