「ほっ」と。キャンペーン

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よいおとしを

本年も多数の皆様に「ブログとりら」をご覧いただき、ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。

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1月1日に「滝沢市」に生まれ変わる滝沢村の篠木神楽。来年も元旦祭に続いて神楽奉納が行われることでしょう。

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とりら会長の花巻市土沢神楽も、元旦の朝から門打ちをなさる予定です。

希望と平和への道を進む一年になりますように。
皆様のご健康とご多幸をお祈りします。

 とりら一同
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by torira | 2013-12-30 20:53 | 年中行事 | Comments(0)

ことしのとしな

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「私の姉がつぐってるんだけどなはん、年だからあまり作れねぐなってきたのさ。だから今年は数、少ないの」。
予約しておいて良かった〜〜。

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今年さいごの図工クラブはこんなの作りました。

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「岩手の小正月行事調査報告書」(岩手県文化財愛護協会刊行)。これ、小正月だけでなく、いろんな年中行事が拾い集められていてとても面白いです。なんて豊かなんだ岩手県、って思う。

この冊子がすでに<在庫なし>になっているのは残念ですが、それより実態の方が激減してるのだろうと思います。
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岩泉町ではこんな門松が飾られていたのね‥。

あ。「としな」は手に入れたけど、玄関飾りがまだだった。
今風のオシャレな輪飾りはいらない。普通のやつで、なるべく地元の人が作ったので、ちょっとイイのないかなあ。え?注文多い?

 by.事務局MA
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by torira | 2013-12-28 22:19 | 年中行事 | Comments(0)

気仙ゆべしの季節

友人のお父さんは陸前高田市出身だった。そのお兄さんが高田町で薬局を営んでいらした。その名も「金精薬局」。効き目ありそう!

年の瀬になると、高田の薬局はゆべしに使う“薬味”を買いに来る主婦であふれたそうだ。
なんじゃそりゃ?と思っていたが、唐桑町(現気仙沼市)の友人によれば「お正月の来客には必ず自家製のゆべしと羊羹(これも手づくりするらしい)と田作りでおもてなし」なのだそうだ。
ゆべしにはニッキと丁子と胡椒を入れる。それらは薬局で入手するのだった。
ちなみにニッキはシナモン、丁子はクローブ、胡椒は‥いわずもがなペッパーでござんす。漢方薬ですね考えて見れば。

友人は「その年によって『あ〜今年のゆべしは胡椒入れすぎて辛いー』とか、なるのさ」と言っていた。驚きである。
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 唐桑町Y家の手づくりゆべし

震災前に高田に行ったときには実際にその「ゆべしの薬味」を買うことができた。
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金精薬局じゃなく「黄川田薬局」のが手元に残っている。


「ゆべし学会」というお遊びの学会(?)をやっていた時期があった。それで陸前高田市気仙町のお菓子屋さん「木村屋」へゆべしの取材と称しておじゃましたことがあった。
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陸前高田市気仙町の「木村屋」のゆべし

小友町の東海堂さんへはテレビ取材のお供で行ったっけ。
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 東海堂のゆべし色々‥半分の長さに切ったものです
東海堂さんは被災したのち再開して、最近、小友にお店をオープンされております。
ゆべしやがんづき(おいしい♪)だけなく洋菓子も並んでいました。サイトはこちら
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話をもどすと、「ゆべし」は「柚餅子」と書いたりして、柚に味噌や香辛料を詰めて蒸して干した保存食でありました。それが東北に来ると、ユズはかんけーない。

ゆべし学会のサイトがあった頃、それを見た長野県は天龍村の小学生から
「なんで柚の取れない岩手にゆべしがあるんですか。なんでユズを使わないのに“ゆべし”って言うんですか」という至極ごもっともなお手紙を頂いたこともあった。
この子たちから送られて来た、授業の一環としてゆべし造りを学ぶ写真。岩手でも豆腐つくりの授業なんかがあるといいね。
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こと食べ物にかんしては、1つの食品・料理についての定義というのはかなりいい加減である。というか定義なんかあってなきがごとしだ。たとえば羊羹って、元々は羊のスープ(羮は“あつもの”と読む)のことだったし、ういろうなどは(長くなるので略)。
いいんだよ、柚つかってなくても。呼びたければ「ゆべし」と呼ぶのさ。
‥というわけで盛岡ではまた全然ちがうものを「ゆべし」といって食べている。
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これ全部ゆべし!全国にはいろ〜んなゆべしがあります!

震災後、高田の町では「ゆべしの薬味」は手に入らないのではないかな。各ご家庭におけるお正月のゆべし作りは、今はどうなっているんでしょうか?

木村屋さんも営業を再開され、ゆべしも作られています。気になった方はこちらをチェックしてみてください。

  by.事務局MA

‥以上のゆべしは震災前に撮り貯めていた写真プリントを画像にしたものです。画質わるかったりするのはご容赦ください。
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by torira | 2013-12-27 23:00 | たべもの | Comments(5)

おいなりさん

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 by げんぞう
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by torira | 2013-12-26 21:24 | 年中行事 | Comments(0)

岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金のお願い

ブログでも度々お伝えしているとおり、私たち「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」は、沿岸の民俗芸能を応援しています。
これまでたくさんの方から思いがけないほどの募金を頂きました。皆様のご協力にあらためて深く感謝申し上げます。

今期(2013年10月〜現在)は、9団体にお見舞い兼お花を差し上げ、他に2団体へ祭復活の活動資金として7万円をお贈りしております。
この後も2団体に笛代、伝承館建設資金の一部として同額をお贈りする予定です。具体的にはのちほどこちらで報告させて頂きます。
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震災から2年9ヶ月が過ぎました。
多くの団体にさまざまな関係機関などから支援が寄せられましたが、数多い芸能団体の中にはこれまで声を上げてこられなかった方たちがまだ数多くいらっしゃいます。

新年を控え、今一度、わたしたちの岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金にご協力をお願いいたします。
募金の使用内容
・お見舞いとして沿岸の各団体へ1万円をお渡し、芸能の実態を伺ってブログ上で報告します。
・上限7万円程度の範囲で楽器・装束の整備、活動資金をお手伝いします。
・助成金の紹介と申請のお手伝いをします。

募金先の指定・紹介
募金の力量上、一つの団体に複数回の寄贈はしておりませんが、もし「今年もこの祭に、この団体に」というご希望があれば、できる範囲内で仲介をします。
(手弁当の市民活動であり、対応には限りがありますことをご理解下さいますようお願いいたします。)

振込方法
郵便振替
口座番号 02240-4-69271
加入者名 ふるさと岩手の芸能とくらし研究会
・用紙の通信欄に「岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」と明記して下さい。
・振り込み手数料のご負担をお願いします。

経過報告と収支報告
・順次「ブログとりら」で経過報告を行う。
・6月9月12月3月各末日〆でこの「ブログとりら」で報告し、順次「とりら」誌上でもご紹介します。 

問い合わせ ふるさと岩手の芸能とくらし研究会 事務局
 e-mail = toriratorira@yahoo.co.jp
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by torira | 2013-12-20 22:26 | 東日本大震災 | Comments(0)

オソウゼンサンの年越し

神様にはそれぞれ年越しの日があるようですが、盛岡市大ヶ生のオソウゼンサンは12月19日がお年越しです。
オソウゼンサンは、馬を守ってくれる神様です。チャグチャグ馬こで有名な滝沢村(もうすぐ滝沢市)の蒼前神社と同様の神社が大ヶ生には三箇所あり、今日は上大ヶ生の蒼前神社が主人公です。
お宮へは田んぼの背後の斜面を登っていきます。
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「ここらは昭和55年ころまで採草地だったんだから。田んぼになったのはその後」と、オソウゼンサンを管理するカワムワさんが指さします。当時はまだ牛は飼っていなかったそうで、ということは馬がいたのでしょう。
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古来からの馬産地であるみちのく。
じつはここ大ヶ生でも馬産が盛んに行われていました。平地の少ない上大ヶ生では耕作は畑作が中心で、山の斜面は採草地としての役割もあったようです。

当時、東の山を越えて宮古街道の兜神社にお参りに行ったものだそうです。そこにある放牧地で南部馬と西洋馬の交配・繁殖が行われ、近代の馬が生まれて行きました。
そんな近道があったことを教えてくださったお一人が、カワムラさんです。
「オレは家の馬に乗って山をこえて兜神社のお祭りに行ったんだよ」という話を伺って驚いて書いたのが、「とりら」7号に載せた「高舘剣舞、馬の古道を行く」です。読んでいただければ幸です。

午後1時を過ぎるともう一人、お宮に登ってきました。カワムラさんとともに大ヶ生高舘剣舞を担っている方です。
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「これは本家さんが建てたの」「一昨年の大地震ではなんともなかったのに、今年の長雨で倒れたもんやぁ」などと言いながら、倒れてしまった馬頭観音の石碑を建て直しました。明治時代のものです。

お孫さんを連れていつもの参拝の方が来ました。
お宮の前で火を焚くのが習慣です。80代のカワムラさん、まだまだお元気。来年もよろしくお願いいたします。
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来年の干支はウマでしたね。ちょっと馬のことを書いてみました。
とりら7号(500円 , 送料一部80円)をご希望の方はメールでお問い合せください。

 by.事務局MA e-mail: toriratorira@yahoo.co.jp
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by torira | 2013-12-19 21:24 | 年中行事 | Comments(0)

「ちいさな野菜畑」におります

「とりら」を置いてくださっているお店の一つ「ちいさな野菜畑」は、20年近く前にスタートした盛岡市内の産直です。
お店のキャッチフレーズ「八百よろず屋」が示すとおり、「八百屋」ではなく食とその周辺についてユニークな取り組みをしている一種のセレクトショップです。

場所のページをリンクしておきます。
煙が上っているちょいかっこいいログハウス、こちらが「ちいさな野菜畑」です。
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野菜くだものに始まり、パンおにぎり豆腐納豆牛乳乾麺お茶、炭やアレッポ石鹸まであります。

でもアピールしたいのは、米と豆と雑穀だとオーナーはおっしゃいます。ブログがとても面白くてためになるので一読をおすすめしたい。

無農薬、低農薬のお米が生産者ごとに玄米で並んでいます。
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お?左端には「とりら」でもお世話になっている石巻のあの方のササニシキが。
注文するとその場で精米してくれる。これを「今すり米」とお店では呼んでいます。

今すり米を羽釜で炊いたご飯がここで食べられます。「こびる食堂」です。
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今日こそは納豆汁定食を食べようと訪れましたが、おいしい手打ち蕎麦も気になり結局そっちを食べてしまいました。短角牛を使った牛丼やカレーもおいしい。定食もいろいろあり。

お弁当や仕出しも頼めます。
わが大ヶ生山伏神楽の舞納めがさる15日に行われた際、神楽連中のお昼はここにお願いしました。
「80代から30代までがおいしく食べられて体が温まって安い弁当」という難しい注文に(注・私が頼んだのではない)、スタッフが頭を抱えたそうです。
でもとっても美味しいステキなお弁当でした。食いかけの画像ですが、見ますか?
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むかごご飯、粟と一緒に煮付けたカボチャ〜とろみがついて見た目も可愛い〜、だし巻き卵(これがウルトラおいしかった!)、カブの肉詰め、野菜のけんちん煮などなど。

あ、「とりら」でした。
お店にでんと居座る薪ストーブの向こうは図書室のようなスペース。
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あそこにおります。
その脇に、震災後作られた放射線量の計測室。
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こちらへ持ち込めば、気になる食品の放射線量が測ってもらえます。会員(登録無料)になれば検査料は1件につき500円ですよ。
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詳しくはこちらへ。

長くなりましたが、「ちいさな野菜畑」では「とりら」をこんな風に置いてくださっています。
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ぜひ手にとってご覧ください。

食と農の行方がきになる方、机のそばでパソコンをにらんでいるおじさまにお尋ねください。面白いお話が聞けます。怖くないですから大丈夫。
盛岡のふだんを綴る雑誌「てくり」16号〜パンとごはん〜/2013年1月発行 にこちらのオーナーが登場していますので併せてご覧ください。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-12-18 21:58 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

久慈備前太鼓@おでって芸能館

「おでって芸能館」の3団体目は久慈備前太鼓でした。
当日のパンフレットから引用させていただきます。団体ご自身よりのメッセージ。

「岩手県北と旧南部領を中心に千年以上前から伝えられているナニャドヤラは、大衆芸能で最も古い郷土芸能であるといわれております。
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男女が交互に歌掛けするのも古風なポイント)

 その芸能を慕い50年、久慈備前太鼓を立ち上げて25年、久慈市郷土芸能保存団体として保存保護と普及、そしてナニャドヤラ独自の創作太鼓を製作し郷土の芸能に努めて参りました。これも多くの皆様方の温かいご支援によるものでございます。
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 二年前、皆様ご存知の通り、東日本大震災があり備前太鼓も被害を受けました。津波により練習場の建物と用具が全部流され。全員が途方にくれすべてが終わったと思いました。しかし支援してくださる、久慈市民、ナニャドヤラの仲間たち、全国に多くの団体の支援がありました。
 (中略)
 全員は再起をかけ、今日まで一丸となって努力し、そして今日この日に、演奏できることを深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。」
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ちなみに2011年の「トリコロールフェスタ」のイベント会場でとりらの募金からお見舞い兼お花を差し上げた団体さんです。そのときの話はこちらで。
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ナニャドヤラは踊り方の幅が広い芸能で、そのうち備前太鼓は素朴な盆踊りの良さを残している団体だと思います。現在、盛岡で踊られているさんさ踊りより型がゆるやかで、踊り手一人ひとりの個性の違いが楽しめます。
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この日はナニャドヤラ体験タイムというのが設けられ、盛岡市民や矢巾町の皆さんが踊りの輪に加わって踊ってみました。
見よう見まねで踊るとき、誰を見てまねるかで踊り方が違ってきます。
そのときの画像があれば良かったですが、私も踊っていたので写真はナシ。あしからず。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-12-16 21:33 | 東日本大震災 | Comments(0)

2013-11-30 崎浜

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by げんぞう
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by torira | 2013-12-15 19:59 | たべもの | Comments(1)

滝澤鶏舞@おでって芸能館

「おでって芸能館」、二つ目の芸能は、洋野町種市からおいでの「滝澤(たきさわ)鶏舞(けいまい)」でした。
当日のパンフレットに書かれた解説にそって流れを追ってみます。

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円陣の中央に立ったヤナギのまわりを、まずは太夫と呼ばれる踊り手が太刀をこんなふうに持って(子どもはマネしてはいけません)、まるく踊ります。これが「つるぎ舞」でしょう。

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次に棒、なぎなた、あや棒、扇子の順で入端(いりは)から出端(ひきは)までを繰り返し踊ります。
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最後に向太夫が太刀でヤナギを切る所作をして引っ込みます。

パンフレットには出演団体によって書かれたメッセージ欄があり、「滝澤鶏舞は風流念仏踊りの一種で、精霊供養の踊りとして1854年頃から受け継がれてきました。」とあります。
最近の活動はどんな感じなのか、とりらの募金からお見舞い兼お花をお渡ししながら伺ってみました。

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種市は海辺の町として知られますが、滝澤鶏舞の被害としては、会館の一部が壊れた程度で済みました。
さきにも書きましたように、お盆は毎年墓地供養を行っていて、いつも何軒かのお宅から依頼があるとのこと。しかし、一庭が30分〜40分もかかるとあって、だいたい3軒か4軒分しか受けられない。「今年こそは来てくれますか?」と尋ねられたりする、と申し訳なさそうにおっしゃっていました。
滝澤鶏舞で仏さまをなぐさめたい、とお考えの家族がたくさんいらっしゃる土地なんですね。

毎年8月に行われる種市夏まつりを始め洋野町のイベントに出演するほか、指導してきた小学校の運動会も重要な披露の場でした。しかしここにも統合の波が押し寄せて来ています。
パンフのメッセージ欄には「地元の小中学生を中心に後継者育成を行ってきましたが、来年度からは小学校も統合することになり、伝承活動も大変になりますが、頑張りますので、これからもよろしくお願いします。」と綴られています。

震災の年、お盆に種市へ行ったときの光景を思い出しました。
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ここではこんな精霊流しが行われているんですね。お盆を大切にする暮らしが滝澤鶏舞を受け継いで来ました。ウニで有名な町ですが、種市で暮らし続けるのは難しいのでしょうか。
バスツアーで行ったあの産直には今頃どんな物が並んでいるんだろう。また行きたいなあ。
 
 BY.事務局MA
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by torira | 2013-12-13 14:38 | 東日本大震災 | Comments(0)