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接周辞

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by げんぞう
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by torira | 2013-10-29 21:24 | お役立ち情報 | Comments(0)

釜石まつり・平田神楽について

雨の中、釜石に戻るとまつりの還御が行われていました。
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2年半が過ぎても壊れたままの本屋さんの前で。

バスセンター跡を御旅所として、たくさんの芸能が奉納する中に、平田神楽さんがいらっしゃいました。
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平田神楽は約120年前に始まる山伏神楽です。
早池峰神楽の流れを汲むと伝えられ、太鼓の大きさやバチの形などはたしかに沿岸系の山伏神楽とは異なるように見えます。
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今演じられているのは「清祓い」「山の神」「恵比寿舞」「松迎」「御神楽」と「権現舞」とのことで、演目は黒森神楽など沿岸の山伏神楽にほぼ近いという特色があります。

平田地区も大震災で大きな被害を受けたところです。平田神楽さまに、とりらの「岩手沿岸の民俗芸能応援募金」からお見舞い&お花として1万円を代表の方にお渡ししました。以下、代表の方にうかがったお話。

太鼓も衣裳も流されましたが、助成を受けて新調することが出来ました。
ちょっと不自由なのは練習場所。今までは海辺にあった漁協の一室を借りていましたが、今は集会所を利用しています。音が出るものだけに他の利用者に気を遣うとおっしゃっていました。

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釜石市は広い面積があるだけに小さな地区ごとに祭が行われています。
平田神楽の奉納としては、地元、平田の館山神社へ毎年旧暦3月にお勤めをするのだけどお盛りのときは日程を変えてGWに行うことが通例だとか。
来年あたりお盛りになりそうな話も出ているそうで、先行きが気になります。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-10-27 22:47 | 東日本大震災 | Comments(0)

大槌町・ひょうたん島の見える祭

釜石からバスに乗り、大槌町赤浜へ行きました。赤浜八幡神社のお祭りが行われると聞いたからです。
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井上ひさしの「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われる蓬莱島がある赤浜です。蓬莱島は今年大槌町の文化財指定を受け、町の取得も決まっています。
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赤浜八幡神社では、今年は子供神輿の寄贈を受けて、お盛り(神輿が町を練り歩くこと)となりました。奉納芸能はおもに地元の陸中弁天虎舞が担ってきましたが「お祭りをにぎやかに」という心意気のもと、大槌虎舞協議会仲間である城山虎舞、安渡虎舞、向川原虎舞が駆けつけました。
ほかにも、震災以前からゲスト参加していたという仙台雀おどりや町内の上亰鹿子踊りがいらしています。

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海をさえぎる建物はほとんどありません。以前はここからどんな景色が見えていたんだろう。
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神官さんが祝詞をあげる脇で虎が遊んでいます。内陸の祭では見られない、沿岸ならではの光景ですね。
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鹿踊りの奉納。雨に濡れ、次第に衣裳が重くなって来るのも気にせず踊ります。

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旧赤浜小学校グラウンドです。体育館の壁に、これから始まるかさ上げの目安が印されています。
あんな高さまで!と内心驚きながら見ている。。
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一足早く、お昼を頂きました。今年、赤浜に出来たおしゃれなイタリアン「Bar Lito(バールリート)」で、味の良い生地のピザと香り高いハーブティ、サラダを。どれもおいしい!
接客もスマートで温かく、噂にたがわずすてきなお店でした。がんばってください。写真がなくてすみません。
◆営業時間11時~14時、17時~22時 定休・木曜日 tel.0193・55・5554

バスで来る途中、大きな建物ができつつあるのが見えていました。
安渡の方に聞いたら「冷蔵庫でしょう。以前は浜に冷蔵庫がずらーっとならんでいたんです」とのことでした。
「漁業の復興も大事ですけど、私としてはまず第一に住宅を早く建ててほしい。特例で早く土地の取得をしてもらって家をなんとかしたいです」。
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仮設住宅をバックにこんな言葉を伺いました。もうすぐ3度目の冬が来ます。

このお祭り、始めは復興支援イベントかと思っていたのですが、そうではありませんでした。港に作られた祭会場に出ているのは地元のお店でした。タラ汁を食べ損ねて残念。
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船の名に「早池峰」の文字を見つけて嬉しい。
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だんだん雨が強くなる中、皆さんが神輿を待っています。

が!バスの時間が迫る。ただでさえ本数の少ないバス、この1本を逃すと釜石へもどるのが大変になる。後ろ髪を引かれる思いとはこの事ですが、やむを得ずバス停に向かったのでした。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-10-26 15:26 | おまつり | Comments(2)

釜石まつり2013・神さま仏さま

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曳船祭を見ていたら、舳先に酒瓶を吊している船が何艘かあり、そのうちの1つに「善寶寺」とあったのに目がとまりました。
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山形県鶴岡市の善寳寺(ぜんぽうじ)は曹洞宗の有名なお寺で龍神様をまつっていて、特に漁業関係者に信仰が厚いと聞いています。
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善寶寺とその御札

私は北海道の日本海側で育った人間で祖父は秋田出身でしたが、ニシン漁のために北海道に移り住んだ漁師でした。父から聞いた話では、祖父は春にニシン漁が終わると羽織袴に身を整え、北海道からはるばる善寶寺までお参りに行っていたそうです。この↓説明とは時期が異なりますが。
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北海道余市水産博物館の説明板

信者は日本海側に限ったことかと思っていましたので、太平洋側の釜石でこんな形で出会うとは思いがけないことでした。そういえば山田町にはこの善寶寺の信仰集団がまわってくると伺ったのも思い出しました。

大漁と海上安全をお願いできるなら、どこの神様であれ御利益をお願いしますよね。‥とここまで書いてきて、「え?龍神様って神様だよ?善寶寺はお寺でしょ??」と頭がこんぐらかるのでした。

尾崎神社の神様が上陸するまえ、役員の方が神主さんにうながされて海にお神酒を注いでいました。
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 by.事務局MA
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by torira | 2013-10-24 22:04 | 信仰 | Comments(0)

釜石まつり2013・その1

お気づきかと思いますが、ブログとりらには二人の書き手がおります。ホントはとりらに執筆して下さった方には気軽にブログに参加して頂きたいのですが皆さん謙虚な方が多くて、、。
このところ、げんぞうさんは仕事がお忙しい。事務局MAは風邪を引いた、というわけでしばらく更新が途切れました。すみません。

で、事務局は洟をかみながら釜石まつりの中日へ出かけました。
「沿岸には車がないと行けない」とお思いの方はあんがい多いようですがそんな事はありません。盛岡からJRの「快速はまゆり」に乗ると釜石までは2時間10分です。

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10時56分に釜石駅に降りてレンタサイクル(一日500円補助モーター付き=これは意外と便利)で港の仮魚市場まで行くと、神輿を乗せたお召し船を待つ市民が三々五々集まって来ていました。行楽気分でシートを広げてお弁当を食べている家族も。
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海上では、虎舞や太神楽が乗った船が向かいの青出浜から神様を乗せてくるお召し船を迎え、一緒に港内を三周します。これが曳き船まつりです。
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いつもながら上陸となると一挙に盛り上がる。
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神輿が尾崎神社に納まると各芸能が社殿の中で奉納をします。
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「とりら」6号に書いてくださった錦町虎舞の方は、2011年2012年と祭には参加しませんでした。遺体のお世話をした彼は「半纏を着る気になれない」とおっしゃっていましたが、今年は虎舞の中にお姿を発見。顔を合わせたら「なんとなく着ちゃいましたね」と半纏の衿を引いてちょっと照れた笑顔を見せてくれました。
反面、去年おととしと行われたにぎやかな復興支援イベントは今年は見当たりません。町並みが復活しないうちにムードは震災以前にもどりつつあるようです。
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この日は新日鐵釜石の山神社が宵宮祭ということで、小川鹿踊りの奉納を見に行きました。会社の神社という事もあって境内はなんとなくアットホームな雰囲気。
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神社前で奉納したあとは、社員の方々がテーブルで歓談する場所で気合いの入った「草がかり(?)」が演じられました。種フクベが大活躍。ほかには只越虎舞の奉納もありました。

夜遅くまで虎舞や太神楽が門打ちをしていて、聞こえて来るそのお囃子を子守歌に就寝。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-10-23 23:07 | おまつり | Comments(0)

岩泉の秋

岩泉町の「龍泉洞秋まつり」に行ってきました。
中野七頭舞は地元高校生と保存会が一緒に踊るイイ感じのメンバー構成。
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山田のカキ小屋が出張していて、大人気!長蛇の列が出来ていました。
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このあとの台風26号で、山田のカキ養殖いかだに被害があったと今日のニュースに出ていました。
う〜ん、何でこう災害が多いかな。

来週は「おもと青空市」が小本支所駐車場で行われます。
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小本の中野七頭舞、中島七頭舞、中里七頭舞の3団体がそろいます。ほかに小本中の小本さんさや山口太鼓も出るようです。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-10-17 22:22 | 催しもの | Comments(1)

赤浜八幡神社祭典

皆様、台風の被害はありませんでしたか?
先月の台風による増水で田畑とご自宅が水につかった我が家の米農家さんは、近くの少し高い土地に引っ越すことを決めたそうです。そちらにも田んぼをお持ちだったので、無事・・と言って良いかわかりませんが、新米が届きました。

ずいぶんと天災の多い年ではあります。祭やイベントが目白押しの今週末に当たらなかったのがせめてもの幸でしょうか。
そんな中の1つをご紹介。
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大槌町赤浜八幡神社のお祭りです。
港の御旅所で郷土芸能の共演が行われ、地元の陸中弁天虎舞のほか、安渡大神楽、城山虎舞、向川原虎舞、上亰鹿子踊りに加えて、仙台すずめ踊りが奉納される予定です。
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 by.事務局MA
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by torira | 2013-10-16 14:08 | おまつり | Comments(0)

産業まつりシーズン

冊子「とりら」では、毎号「いわて芸能ごよみ」というページを設けています。
内容は「かなり大ざっぱな来年の予定」。
・・・つまり、岩手県内の芸能上演情報を先取りして載せるというものです。
この情報を集めるのに、担当の方は毎度たいへん苦労されています。
というのも、「上演の日が近くならないと詳しいことがわからない」というのが常ですので。

この時期に多い「産業まつり」もそのひとつです。
ばふっと「郷土芸能あり」といった情報は入ってくるのですが、
「何日何時から何やるの」
がわからないことが多い。
まあ、このテのイベントは、行けば直売もいっぱい、飲食物も充実しています。
一日ゆったり過ごすのが楽しみ方なのかもしれません。


で、我が家の女子3名が土沢(花巻市東和町)のまちなかイベントに先日いったんですよ。
てっきり、近くでやっている産業まつりにも寄って、当日パンフレットでも持って帰ってくるかなあと期待してたんです。
後追いながら、芸能出演情報もweb「みちのく芸能ごよみ」で皆さんに紹介できるかなあ、と。
ところが
「プリンくってきた」
とのことで、産業まつり会場には行かずじまい。
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 by げんぞう
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by torira | 2013-10-14 20:19 | たべもの | Comments(0)

ジャンル名と地名

民俗芸能の団体名は「地名+ジャンル名」というものが多いようです。
団体名そのままで呼ぶこともあれば、「ジャンル名」か「地名」だけを略称として呼ぶケースもあります。

・・・って、何のことかわかりづらいですね。

例えば。
学校の授業やサークルで「民舞」や「太鼓」として民俗芸能に接した人は、「地名」だけで呼ぶことが多い。
 岩崎鬼剣舞→岩崎
 朴ノ木沢念仏剣舞→朴ノ木沢(ただ“朴の木”と呼ぶ人も・・・)
 黒川さんさ→黒川
 三本柳さんさ→三本柳
という具合に。
これらは大抵、地元では「けんばい」「けんべぇ」とか、「さんさ」と呼ぶわけです。
でも、いろいろあるレパートリーのひとつとしてヨソの芸能を見る方には「地名」がわかりやすい。

地元で芸能にたずさわっている方にとっては、地名はあくまでも地名です。
あえて地名を冠するべき地域独特のものなんてヤマほどあります。
だから、
「やっぱり岩崎はすごいですね」
「まあ、ローソンもできて、なんぼか便利になったども。まんつ田んぼしかねくてす」
「・・・え?」
と、かみあわない会話が交わされることもあるわけです。

他県から移住してきた自分にとっては、芸能団体の名称に冠されている地名にワクワクドキドキ感を持つ感性をいかに潰していくかが課題でした。
芸能が多い県であるだけに、その地名にかかわる芸能とは無関係な事柄にどれだけ目を向けられるかにかかっています。
20年近く暮らしてきて、だいぶ成功してきた気がします。

しかしまあ、地名が芸能のジャンル名にとってかわるような存在感を持つことは、もっと昔からあったのかもしれません。
「鹿島踊」が広い範囲に伝わっていたり、番楽の別名に「ひやま」があったりと。
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 by げんぞう
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by torira | 2013-10-11 21:51 | 芸能 | Comments(2)

数える芸能

「一に大黒
二に恵比寿
三でさらばまってやれ」

岩手県内の七福神舞には、こういった数え唄があります。
数え唄は日本の伝統芸能ばかりではありません。
たとえばヒップホップでも見られる、世界的・通時代的なものです。
「数える楽しさ」は誰にでも通じるものということでしょうか。
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ちかごろ、お米をとぐのは長女の役目です。
5合のお米を準備するところから始めます。
点呼する大きな声が隣室にもきこえてきます。
「いーち」

「にーい」

「さーん」

「よーん」

「よーん」

もういい。

 by げんぞう
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by torira | 2013-10-08 23:11 | 儀礼・習俗 | Comments(2)