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神戸の市場で人情に会う

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神戸では異人館ではなく「神戸の台所 東山商店街」に行きました。予備知識なしで足を踏み入れたそこは、西日本一の規模と言われる広大な市場でした。
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なんといっても気になるのは魚。松葉ガニがうまそう。。甘鯛の干物も気になります。鮭は釧路から来てるのか‥。
東山商店街は複合的なエリアで一部は「湊川商店街」となっています。
そこで見つけた思いがけない張り紙。
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三陸からこんなに遠く離れた街で。。うれしいですね!皆さんありがとうございます。

市場の小路にあったお好み焼き屋さん「丹青」に入ってみました。
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居合わせた神戸のおばちゃんに、お好み焼きの他に「そばメシ」というものをごちそうになってしまった私。ラーメンの麺とご飯を炒め合わせて作ります。ほほう。
美人の店主さんにもサービスして頂きました。ほんとにおいしかった♪ ごちそうさまです。

他にも神戸っ子自慢の中華レストランで思いがけないサービスに出会ったり、スノッブな街かと思っていた神戸ですが、生き生きとした人情とおいしいものを色々味わった旅でした。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-11-29 21:55 | たべもの | Comments(2)

神戸に行きました

予想もしなかったことですが、震災と芸能が縁となり神戸に行って来ました。
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主催者の高濱さんが出迎えて下さって、まず神戸市内が見下ろせる高いところへ案内して頂き、「阪神淡路大震災の時はあのへんのビルがグチャッと潰れて。こっちの建物も2階から下がグチャッとなって・・」などと説明してもらいました。
でも今は17年前の震災の影は見当たりません。サイト上で見てください。

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言わずとしれた国際都市、神戸の港。
そこに建つ、かつて外国船旅客ターミナル場だった建物に行きました。私好みのたたずまい。
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ほぼ中心地にありながら、街のざわめきとは距離を置いたchillでおしゃれな空間です。
この「CAP CLUB Q2」というスペースで一年間行われて来た「はなしの旅」というトークイベントにお招きを受け11月24日に、岩手の民俗芸能とくらし、東日本大震災の事などをお話しました。

打ち合わせの時、若いスタッフの皆さんが口々に「岩手の話をとても楽しみにしていました」と言ってくださるのにはびっくり。
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主催者である高濱さんがどんな魔法をかけたのだろう?と思ってしまいますが、それ以上にこのブログを丁寧に見て下さっている方などもいて、気持ちがどんどんほぐれていきました。
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当日は、これまでアラスカや熊野を撮ってきた写真家、赤阪友昭さんもゲストに加わって、彼に宮城県石巻市大島の磯草虎舞と、福島県相馬市磯部地区の相馬宇多郷の神楽の状況を、写真とともにレポートして頂きました。
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赤阪さんの写真を見ながら質問する主催者の高濱さん。

赤阪さんの写真ではありませんが、こちらで相馬宇多郷の一部の神楽が見られます。他の記事もぜひお読みください。

これまで直に聞く機会のなかった宮城と福島の芸能‥特に過疎と震災に加え、原発の影響が深刻な相馬の祭の事を聞かせて頂く貴重な機会になりました。

私の話と写真はややまとまりに欠けるところもありましたが、後半に東北文化財映像研究所の阿部さんのDVDをお見せしたりして、多少なりとも雰囲気が伝わったかなという感じになりました。

全体が終わると「岩手に行ってみたくなった」「岩手の芸能を見てみたい」「芸能がくらしに根付いている温かい土地柄を感じた」といった感想を次々に寄せていただき、予想外の反響にとてもうれしくなりました。

この「はなしの旅」というシリーズのイベントは、「とりら」同様にスポンサーも助成金もなしで行われて来ました。
(例えお金にならなくても、やりたいこと楽しいことをやろうという人がこんなに集まって一緒にやってるんだ)という事実に出会ってとても心強かったこと、書いておきます。

大阪のお店を休んで出張販売なさっていたテンポ エスカルゴ( le tempo de l'escargot) さんの、今回のためのオリジナルスィーツ。
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なんと権現様のアップルパイ!かわいい。
そして「手」をかたどった「岩手クッキー」!! 大感激です。
さんさ踊り発祥にも出て来る「手形」って岩手県のお菓子にもあったっけ?とてもナイスなアイデア。

いらしてくださった皆さん、ぜひ岩手の芸能とくらしに会いに来てください。
詳しいスケジュールは「みちのく芸能ごよみ」などを参考にどうぞ。

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瀬戸内海に沈む夕陽。島影は阪神淡路大震災のときに被害の大きかったその淡路島です。
岩手の沿岸は17年後にはどんな姿になっているんでしょうか。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-11-28 22:35 | 東日本大震災 | Comments(4)

妙案と廃案

このところ、カレンダー販売業です。
そういうわけで、お客様から
「これ、旧暦も載ってるんだっけ?」
「二十四節季は?」
などなどお問い合わせをいただくことがあります。

なるほど。
用途に応じて、カレンダーに盛り込まれる情報は色々だなあ。
と改めて思ったり。
まあ、今では全国どこでも同じようなカレンダーを使いますが、地域ごとにちがうコヨミがあって当然かもしれません。
じゃあ、どのぐらい地域を細分化するかってことになると・・・あんがい集落単位とかでもいいんじゃないでしょうか。
その集落の農事暦やら、年中行事を盛り込んで。
いまどきの若いモノが知らないのも載せておけば、
「今日はダイコクサンの年取りだからね」
とか、子どもたちに伝えることにもなるし。
まずは今から一年かけて集落の四季を撮影して、ちょうど一年後の11月末までに12ヶ月ぶんの写真を揃えると。
で、印刷屋さんに嫌がられながら、2013年末ギリギリまでには、2014年の「おらほの集落カレンダー」完成させんの。
ハコものや、一発モノのイベントよりはいいんじゃないかな。
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でもなあ。
こういうのって、地域の人たちが自分たちでつくるからいいんだよな。
カレンダーだけ行事満載で、実際は何もやれなくなってる地域も多いんだろうな。
なんかテンション下がっちゃったな。

 by げんぞう
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by torira | 2012-11-27 19:42 | お役立ち情報 | Comments(0)

台所でもできる

タバコであったり、お香・線香であったり、松明であったり、お祭の場は煙たいことが多いように思います。
燻された香りをかぐと、なんとなくお祭の気分になります。
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最近のRaekwonさんのお気に入りは、味噌豆腐の燻製です。

 by げんぞう
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by torira | 2012-11-24 21:20 | たべもの | Comments(0)

おしらせ

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竹久夢二といえば、大正ロマンの情緒あふれるなよなよとした美人画で有名ですが、1923年に起きた関東大震災のときには、震災後の東京をスケッチして新聞にルポを寄稿するという意外な一面も持ち合わせていました。その竹久夢二も一時暮らした神戸の町へ行きます。
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1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災のとき、有識者が「これから地球は活動期に入るので大地震がふえる」と言っていたのがずっと記憶に残っています。それがこんな身近で現実のものとなるとは。

阪神・淡路大震災のとき、私は何を感じて何をしたか。
正直をいえば、やはりどこか対岸の火事という感覚でいたことは否定できません。

それが今回の東日本大震災では、岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金や「とりら」6号に対して本当に全国各地の方が関心を寄せてくださいました。
そしてそれ以上に多くの方たちが東北の沿岸へ色んな形で支援をして下さっています。

24日(土)はそのお礼も兼ねて、岩手の海の芸能について少し紹介させて頂こうと思います。
関西の皆さま、よろしくお願いいたします。

 by.事務局MA

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高濱浩子による「はなしの旅」
アーティスト高濱浩子が野生をテーマにゲストをむかえ、ともに過ごす一夜。

第六回「岩手のくらしと芸能
2012年11月24日(土)17時半〜 /CLUB Q2にて
参加費:当日1500円/予約1500円(1ドリンク付)2500円(郷土料理+1ドリンク付)
*付録カレンダー(高濱浩子画)

◎ゲスト_飯坂真紀(いいさか・まき)『とりら』ふるさと岩手の芸能とくらし編集長・画家
◎特別ゲスト_赤阪友昭(あかさか・ともあき)写真家
◎ナビゲーター_高濱浩子(たかはま・ひろこ)アーティスト
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◉主催:C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)
◉予約・問い合わせ先
神戸市中央区山本通3-19-8
海外移住と文化の交流センター内
tel&fax:078-222-1003
info@cap-kobe.com
http://www.cap-kobe.com/
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by torira | 2012-11-22 17:43 | 催しもの | Comments(0)

近くて遠い

ご近所に民芸工房があって、その二階は郷土玩具館として先代が集めた郷土玩具のコレクションが公開されている、ということになっています。
行きたいと思いながら一度も行ったことがないのです。
歩いて10分のところにあるのに。近いからかえってダメなんでしょう。

昨年、今日こそ行こうと思い切って電話したら「今はお正月に向けて忙しいので別の時にしてください」とうっとおしそうに言われてしまい、ムリもないかと断念。

お正月は寒いままに過ぎてしまい、春は個展と「とりら」の発行・発送と販売に明け暮れてしまい、夏は暑くて行く気が失せ、秋は秋祭りに忙しく、そして早くも11月も後半になってしまいました。つまり「お正月に向けて忙しい」時期なんです。
行けないのです。
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たぶんその郷土玩具館にもあると思います。鹿踊りの人形。
マニアの方によれば、彫る人がいなくなったので今はあまり作られていないとか。。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-11-20 22:55 | お役立ち情報 | Comments(4)

ブリとミカンと南部衆

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虎舞は岩手県以外にもいくつかの海辺に伝承があります。
わりと近いところでは、神奈川県横須賀市浦賀や静岡県下田にも。
このブログで米神の絵馬に固執するのも、米神を真ん中にして相模湾の東に浦賀、西に下田が位置することから、藩政期から昭和期まで連綿とつづく、漁業や虎舞を介した結びつきを知りたいからです。

米神の地名が入った山田八幡宮の絵馬。
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山田町大沢のFさんが絵馬の奉納者名を手がかりに、足で歩いて調べてくださいました。以下、そのレポートです。

「私の父は昭和6年生まれ。だから絵馬が奉納された昭和16年といえば祖父の時代である。
祖父は私が小さい頃亡くなった。曲がった事が嫌いでズバズバものをいう人だったそう。祖父は、小さい頃から苦労しながら働き、やがて出稼ぎの定置網の大謀になった。

祖父は、出稼ぎには山田の辺の人を大勢連れて行ったそうだ。父親は祖父から聞いて記憶にある地名として富山、静岡、青森、北海道をあげた。とにかく全国まわったようだと父親はいう。

特に静岡にはしばらく居たという。その辺りの事は詳しく知っていたそうだ。もちろん相模湾の方も知っていただろうと。しかし残念ながら父は祖父の口から「米神」という地名は聞いた事は無いようだ。
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(米神に残る昔のブリ漁の写真)

次の週、大正生まれのウチの一族の年寄りに話しを聞きに行った。
奉納者の名前を見てもらうと、絵馬奉納者の筆頭となっているH姓の人達は山田の旧家のH一族との事。他の人達も大沢ではなく山田の人達とのこと。
最後に名前がある方は同級生だが震災の少し前に亡くなったそう。他にも二人知っていたが皆亡くなっているようだ。
年寄りの話しによると、私の祖父は駿河湾と相模湾を中心に働いていたそうだ。

つてを頼り、奉納者の一人の息子さんに間接的に連絡を取ってもらった。
「八幡様の絵馬の事」で通じたので奉納した事は知っているようだが、内容は分からないという返事。なかなか米神まではたどり着きそうにない。

次の週、年寄から聞いた山田のH姓の旧家を訪ねてみた。屋号はNという家。お婆さんに絵馬の事をうかがったが分からないという。最近お爺さんが亡くなったそうだ。お爺さんなら知っていたかもしれないと。

がっかりしてふらっと八幡様へ。七五三のお祓いに来る親子連れが何組もいた。
絵馬を眺めていると、宮司さんが「この間も来てましたね」と声をかけてくれた。
絵馬の事を聞いてみたが先代からは聞いていないので分からないという。
ただ、八幡様に奉納するのは旧飯岡村の人。それぞれの地区に氏神様があり、大沢の人なら魚賀浜間神社、旧山田の人なら大杉神社に奉納するはずと言っていた。

昭和16年といえばもう70年前。結局何にも分からず、笑ってごまかすしかないわけで…。祖父に関するエピソードで許してください。

『祖父は(出稼ぎの大謀として)大勢の人を連れて行ったのでいろいろあったようです。
静岡に出稼ぎに行っていた時の事、付近でミカン泥棒があり、これは南部の奴らの仕業だといって責任者である祖父が責められたとか。ミカンのもぎ方が素人のやり方だったそうです(笑)。』

Fさん、文字通りご足労をおかけしました。
ご協力ありがとうございました!

 by.事務局MA
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(米神のみかん)
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by torira | 2012-11-19 22:09 | 昔のくらし | Comments(5)

干し柿づくり

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 by げんぞう
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by torira | 2012-11-18 21:46 | たべもの | Comments(0)

花綵(はなづな)の結び目

岩手の多彩な郷土芸能の中では注目度が高いとは言えない(失礼)田植踊りですが、でも私は田植踊りが好きです。

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先日の大船渡郷土芸能まつりの菅生田植踊もとても良かった。
県南の田植踊りには古風な魅力があります。
そして以前に見た、より古風な田植踊りを思い出してしまいます。

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2009年の北海道・東北ブロック民俗芸能大会に出演されたときの福島県南相馬市小高区村上の「村上の田植踊」。(以下の画像も含め同じ時の撮影)

「 踊り手は、『早乙女』と『弥八』が各10名前後、ほかに太鼓を打つ『中打』2名と囃子がつきます。昭和35年頃までは男子青年が行いましたが、現在は婦人会で継承しています。
 本県の田植踊で、弥八が『万祝(まいわい)』を着て踊るのは、ここだけです。」「第39回福島県民俗芸能大会」(平成6年10月)より

「万祝」と同様の衣裳が岩手では「カンバン」と呼ばれたりしていることが、「とりら」6号の「三陸町綾里における芸能と災害」に出てきます。

震災後あの南相馬市の「村上の田植踊」はどうなったのか‥。
2012年8月11日付福島民報によれば、津波でお亡くなりになった保存会長さんを含め、「保存会員39人のうち、12人が亡くなった。残った会員が久子さんらの遺志を継ぎ、田植踊の復活を目指して活動している。」とあります。
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その後10月20日に地元で復活公演が行われたという記事を見つけました。
「‥中島久尚会長(77)は『9月から市内の仮設住宅集会所で練習を重ねてきた。踊りは古里に戻れない住民をつなぐ希望だ』と語った。」ー福島民報よりー

「踊りは古里に戻れない住民をつなぐ希望だ」

ちなみに、村上の田植踊が伝承されてきた南相馬市小高区村上地区は、東京電力福島第一原発事故の避難区域内です。

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花笠にご注目。てっぺんにボタンの花。笠につけた花はあの花と同じ作り方です。
福島と岩手もやはりつながっているのです。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-11-17 21:46 | 東日本大震災 | Comments(0)

五十嵐大介という漫画家

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今日、とつぜん「五十嵐大介初画集」が我が家に届きました。なんとご本人による献辞&サイン入り!もうはぁびっくり!うれしいです!
この画集、カラフルな表紙絵や初期の作品の未修正ページが大きいサイズで仕立てられていて見応えがあります。インタビューもたくさん載っていますよ。

五十嵐大介さんは、好きな方は名前を聞いただけでうっとりと目差しがそよぐ、そんな存在の漫画家です。
味わいのある線、圧倒的な画面の作り、地球サイズのワンダーワールドに飛ばしてくれる世界、どれもがとても魅力的です。

五十嵐さんと親しいというわけではありません。
最初にお目にかかったのは、だいぶ前に盛岡の南昌荘で行った黒森神楽巡行公演のときでした。
資金調達法として「一口宿主」を募集したところ、当時は盛岡在住だった(いや既に衣川村にいらした頃?)五十嵐さんが一口乗ってくださったのです。
その節はありがとうございました!

震災後にお電話を頂き、沿岸の芸能のために何かしたいと言ってくださったのですが、そのご厚意をどのようにしたら活かせるのか良いアイデアが出ないまま時間が過ぎてしまいました。

五十嵐さんからはその後、「カボチャの大冒険」をたくさん送って頂いて、沿岸の若い世代に差し上げたり図書館に寄付したりしました。
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「カボチャの大冒険」、猫を愛する気持ちがすみずみまで浸みている傑作で私の愛読書。まだ一冊残っていますのでご希望の方=沿岸の方、に差し上げたいと思いますのでご一報ください。
(一緒に撮ったのは、今年ついに完結した「海獣の子供」)

もっか子育てにお忙しい毎日のようですが、沿岸への支援として「何かできることがあれば」と添えてくださっています。もしいいアイデアがありましたらお願いいたします。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-11-15 23:02 | お役立ち情報 | Comments(0)