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冬もさんさ

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 by げんぞう
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by torira | 2011-11-30 21:36 | 芸能 | Comments(0)

水と権現様

大船渡市盛町にある第三浄水場。
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3月11日、地震で電源が落ちると同時に自家発電に切り替わり、津波後も給水が可能でした。
全国から応援に駆けつけた市町村の水道課職員の方々、自衛隊などがここから水を積んで遠くは陸前高田市まで給水に走りました。曲がった外灯は震災の痕跡でしょうか。レトロな姿ながらお話を聞いたあとでは頼もしく見えてくる建物です。

ここにお勤めの鎌田さんは大船渡町の明土(あくど)町内会の方です。お正月には子ども達に権現様を持たせ、家々をまわるのが習慣でした。加茂神社の五年祭の時には、地ノ森権現に続くポジションでお通りを勤めていました。今年がその五年祭に当たり、ちょうど練習を始めていた矢先に3月11日を迎えました。

大震災によって一帯には建物がほとんどなくなってしまい、130世帯あった住民は今15,6軒が残るだけで多くが移転してしまったため、明土町内会は話し合って解散しました。

「でも私たちは権現様だけは残すことに決めました。権現様の修繕に時間がかかるので来たるお正月の権現様は無理ですが、その次のお正月はやるでしょう。4年後の加茂神社大祭を本格的な復活の目標にやっていくつもりです」。
鎌田さんが現状を教えてくださいました。
明土は上山から須崎川のせまい地域になります。よそ者にはちょいとわかりにくいのですが、ここらへんでしょうか?
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大船渡町笹崎公民館にあった団扇。
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橋爪権現と幕に文字が入っています。教えて頂いたところでは、明土あたりの会社の権現様だったようですね。

華やかなことで知られる加茂神社の五年祭の画像をお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうぞお寄せ下さい。

 by.事務局MA
とりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金
 郵便振替用紙に 「岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」 と書いて下さい。
  口座番号02240-4-69271
  加入者名 ふるさと岩手の芸能とくらし研究会
   ※振り込み手数料のご負担をお願いします。
【問い合わせ】
 e-mail toriratorira@yahoo.co.jp

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by torira | 2011-11-28 18:07 | 東日本大震災 | Comments(1)

やんわり予告

私は子どもの頃は本の虫でした。
本に限らず字が書いてあればとりあえず何でも読んだ。小学生の時に特に気に入っていたのは、イラスト入りで応急手当の仕方を書いた何かの付録だった。包帯の巻き方なんてのを感心しながら繰り返し眺めて楽しかった。あ、これはイラストが面白かったから繰り返し見ていたのか。まあいいや。

今はぜんぜん読まない。特に小説は読まない。
風邪で寝込んだときにヒマだからミステリーを読むくらいか。ミステリーと言っても謎解きは苦手だから細かい点は飛ばして読むような雑な読書。
あとは日本昔話とかお伽草子の鉢担ぎ姫みたいなもんとか。鉢担ぎ姫は水戸黄門みたいなお約束の世界でめっちゃ楽しい。
世の流れを知ろうと思って今時の小説を読んでみても、仕掛けが浅いというかすぐネタが割れるというか、面白くないので続かない。面白いと思って読んだのは、アゴタ・クリストフの「悪童日記」が最後かもしれない。いったいいつの話だって。
もっか次号の「とりら」に向けて、続々と原稿が届いているところだけど、どなたも苦労して書いた原稿をこんな人間にあれこれ言われるのはイヤだろうなあ。いやこれでもかなり気を遣ってるんですよホント。

関口良雄「昔日の客」を図書館から借りて来た。古本屋さんが書いたエッセイです。これはアタリでした。一番目の正宗白鳥の話に始まり、本にまつわるいろんな‥可笑しいような楽しいようなしみじみな話が押さえた筆致で品良く綴られています。

「とりら」次号ー沿岸特集号ーに向けて今集まりつつある原稿はそういう文章とは対照的です。
ビビッドでぐいぐい心に食い込んで来る沿岸各地のレポートが読めるのが次号の「とりら」です。
出るのは春ですが、今から覚悟しておいて下さい。
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「梯子虎舞のサイボウフリが手に持ってるのはブーケ?」と友人が首をかしげていました。確かにブーケだ・・。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-11-27 12:39 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

虎のお正月

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「千里行って千里帰る」と言われる虎にちなみ、虎舞は漁師さんたちが無事帰宅するようにという願いを背負って踊られます。
そんな彼らはどんなお正月を過ごしてきたのでしょうか?

釜石市の鵜住居虎舞では、大晦日の夜に地元の神社に集まり、日付けが変わると同時に虎舞を奉納なさってきたそうです。
同じく釜石市の両石虎舞は、浜辺で新年の朝日を拝みながら踊るそうです。
この習慣はそう古いことではなく、両石虎舞では24年前の寅年のときに「虎にちなんで踊ろう」と始めたとか。奉納の機会が多くないので、踊る機会を作りたい気持ちもあったのだそうです。

しかし来年はどうしようか‥。
鵜住居虎舞の代表の方は「壊滅状態の町は真っ暗で信号もなく、冬の夜中に神社まで行けない」とおっしゃいます。彼は3月11日、職場の屋上に逃げて助かりました。真っ暗な中、寒風にさらされながら過ごした夜は非常に寒く不安だったとおっしゃっています。

釜石市中心部と一線を画す鵜住居地域は、長い歴史を持つ漁業の本場です。ここには独自の祭りと芸能があり、両石虎舞、片岸虎舞、鵜住居虎舞は交流も深いとお聞きしました。

昨日は両石虎舞と鵜住居虎舞にお会いしましたが、どちらも悩みは衣裳道具の保管場所、そして集まって練習する施設がないということです。
せめて仮置きの物置を買いたいが借りられる土地がない、など課題は簡単ではありません。

とりら募金の範囲で出来そうな事として、両団体とも笛が足りないとのことで出来れば笛を支援したいです。ご協力をお願いします。
とりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金
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by torira | 2011-11-26 12:59 | 東日本大震災 | Comments(0)

又兵衛まつり

1999.11.30の日記から

宮古市津軽石 又兵衛まつり
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‥(略)宮司さんにお話を聞きたい旨を言うが、あまり気がのらないご様子。
「仕事があるからそれをしながらなら」と言っていただく。
漁協事務所内二ヶ所にある神棚のお札を取り替え、水を替え、榊もあたらしくする。

「ご承知でしょうが、昔、ひどい飢饉があったときに、又兵衛という侍が藩の物だったサケをね、ここが梁場でサケはそれ以上は上らなかったわけですが、川上の人々が飢えているのを知って、梁を壊したわけです。
藩のおとがめで又兵衛さんは逆さ磔にされました。最後に『津軽石川の水が飲みたい』と言ったそうです。
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いつ頃の事件かって、正確にはわかりません。
どこのどういう人かもはっきりしませんが、それでいいんではないですか?具体的に究明しない方がいいんではないですか?
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なぜ祭日が霜月の末なのかも理由はわかりません。命日といえばそうかもしれないし、昔の川開きの頃だといえばその時期でもありますから。今は昔よりサケの遡上が早くなっているので、今の時期とは合わないですが」

事務所の神棚には一対の魚を切った切り紙があった。切り紙の好きな私はそれがほしい。彼が古いほうの切り紙をくしゃくしゃっと握りつぶしたので、思わず
「あっ!それほしい!」と言ったら、えらい勢いで「ダメ!」とにらまれた。
「わたし、オカザリにも興味があるんです。切り方だけでも見せてください」と重ねて言うと、もっと気を悪くしたようで、「ダメです!」といっそう力をこめて紙をぎゅうううっとつぶした。
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例年11月30日の「又兵衛まつり」は今年は行われるのでしょうか?

 by.事務局MA
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by torira | 2011-11-24 00:46 | Comments(1)

縁側から

そろそろお正月が気になって来ました。
三陸沿岸の町や村では、お正月や小正月にいろんな神様が戸別訪問してくださる習慣が根付いています。
大船渡市や陸前高田市では「権現様」と呼ばれる行事が非常にさかんです。
大船渡市日頃市地区では、秋のお祭りでも権現様を行っています。11月6日、田代屋敷集落のお宮にて。
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獅子頭に着物(幕)を付けているところ。逆さにされて「うぐ〜」といった表情です。
地域の方々がお供物を持って次々に上がって来ます。
これから神事をおこなって、その後に鳥居前で権現舞を奉納します。本来であればそれから地域の家を一軒ずつまわるのですが、日頃市地区は内陸で海から遠いとはいえご不幸のあった家も多いので、今年は家回りはナシということになりました。

沿岸の権現様行事は「縁側から土足のまま上がって居間で身固めして酒肴のもてなしを受けて玄関から出る」というのがパターンだそうです。
以前、このブログで奥州市江刺区の鴨沢神楽の春祈祷をご紹介したことがありました。権現様はいずれも縁側からお入りになるようです。
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非日常のあれこれは玄関から入らないキマリがあるようですね。

仮設住宅には縁側がないのでいったいどうしたものか、と沿岸の権現様たちは悩んでおられます。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-11-21 11:55 | 年中行事 | Comments(3)

どっから

 
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 注目すべきは8番「コッカラ舞」。神楽のメンバーによると、いわゆる囃子舞の拍子にのせて下腹部を指差しながら「コッカラだー コッカラだー」と唄いながら踊る・・・というものだそうです。
 同様のものを、剣吉のえんぶりで見たことがあります。みうらじゅん著「とんまつり」で有名な「笑いまつり」のようなメイクが印象的でした。そのときは八戸文化圏に特有のものかと思ったのですが、盛岡市乙部にもあるということがこのたび判明したわけで・・・。まあ、流行ったんでしょうね。

 このプログラムのなかで、「保存」の対象となりそうなのは1番目のものぐらい。コッカラ舞などは、およそそういうのとは縁遠そうです。私も、強いて残すもんでもないだろなあと思います。小沢昭一さんなら、喜んで採集するかもしれませんが・・・。なにはともあれ、楽しい演目がそろっているなあ、と感服いたします。
 しかし、このテの演芸大会で定番の「浪花恋しぐれ」(歌:都はるみ・岡千秋)のヤクザ踊りなんかは、ぜひ全力を挙げて次代に伝えたいものです。

 by げんぞう 

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by torira | 2011-11-19 21:35 | 芸能 | Comments(4)

カーニバルが始まるよ

 盛岡市梨木町の空に旗がなびきます。
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 by げんぞう
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by torira | 2011-11-17 19:26 | 催しもの | Comments(0)

お正月を前に

沿岸には権現様がものすごくたくさんいらっしゃる事がわかってきましたが、お正月の権現様行事がどの範囲でどれくらい行われているか、調査資料もあまりないのが実情です。
とにかく大船渡市や陸前高田市とそれに隣接する市町村(宮城県沿岸まで)では、どの町内でもお正月にはどこでも権現様が家々を悪魔祓いに歩いているのは確か。
すごいなあ・・。

大船渡市「木ばくり工房さん」を1つの拠点として、明土(あくど)の権現権現様を守ってこられた大船渡町明土地区町内会の方と赤崎町蛸ノ浦獅子舞の方が助成金の資料を得て申請に踏み切りました。
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右が蛸ノ浦の権現様、後ろにいくつか見えているのが明土の権現様たちです。

明土の権現様にたずさわる方の談話。
「うちは子ども権現で5頭で歩きます。
『何が権現様だ』と言う人もありますが、私たちは権現様を残すことにしました。
震災後、今もここにいるのは15,6軒、あとは仮設住宅にいます。8割がこの地区を出てしまっている状態ではお祭りまでにどのくらいの人が帰って来るか。人がいないと祭は出来ません。
獅子頭制作を木ばくり工房さんにお願いしましたが、これからの状況次第では継いでくれる地域があればそちらで使って頂くことも考えようと、そういう話も(町内会で)していくつもりです」。

電話でうかがっていて胸が痛くなってきました。
はたして来るお正月にはどんな光景が展開されるのでしょうか。
これを機会に震災前と震災後の権現様の実態を知る事ができたらと思います。また権現様同士の交流が持たれたらいいかもとも思います。

助成金については、今の時点でまだ間に合うのはメセナ協議会のGBファンドくらいしか知りません。他にもまだ〆切り前の民俗芸能を支援する助成金等があればご教示ください。
とりらの募金もよろしくお願いします。

 by.事務局MA
とりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金
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by torira | 2011-11-16 22:15 | 東日本大震災 | Comments(2)

ナゾの鬼剣舞人形

友人から「福祉バンク(盛岡の公営リサイクルショップです)でこんなの見つけた」とプレゼントされた土人形。
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「鬼剣ばい」と書かれているのですが鬼の面を付けない鬼剣舞ってあるんでしょうか?
おまけにシャガマもつけてないよ。
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鬼剣舞のこと、よく知らないので「??」です。
どなたかおわかりだったら教えてください。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-11-15 23:40 | 芸能 | Comments(2)