<   2011年 06月 ( 24 )   > この月の画像一覧

とりら募金のご報告 3月〜6月分

とりら募金のご報告と御礼 6月までの分

日頃より「ブログとりら」をご覧頂きありがとうございます。
4月にとりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金を立ち上げて以来、あるいはイベントの募金箱に、あるいは手渡しで、そして多くの方が郵便振込という手間をかけながらお気持ちを寄せて下さいました。
規模の小さな募金活動でも、出会えた沿岸の団体の皆様に、確実にお渡ししております。ささやかな金額ですが、受け取るどの団体の方も心をこめてお礼を言ってくださる事に感激してしまいます。
皆さんの気持ちは伝わっていますよ!

6月末までの募金総額は337,150円です。
これまで13団体と1機関(大船渡市郷土芸能協会)にお見舞い金をお渡ししました。支出合計は 173,655円です。お見舞い金以外の使途のほとんどは助成金資料などをお送りする通信費でした。

6月29日までの時点で、募金してくださった方々のお名前を挙げて感謝の印とさせて頂きます。また、飯坂真紀個展と、てくり主催・一箱古本市で設置した募金箱にお志を入れて下さった皆様にもお礼を申し上げます。

井上雅楽緑様、佐々木晶子様、飯坂真紀様、川向富貴子様、阿部武司様、外垣隆一様、小原記子様、鈴木奈緒様、加藤知子様、工藤祐子様、千葉喜秋様、神野知恵(リズム・サーカス)様、新沼祐子様、岩井沢伸様、瀧音幸司様、原明美様、渡辺征治様、山本高史様、大竹雅子様、祭りのおっかけ様、小原市右ェ門様、久保田裕道様、加藤A様、岩井沢平蔵(昭一)様、大澤寅雄様、椿典子様、俵木悟様、宮本幸雄様、岡森絵里様

ありがとうございました!
お名前は順不同でご了承ください。ハンドルネーム等ご希望の方はそのようにさせて頂きました。

募金活動の広報等については下記の方々からご協力を頂きました。合わせてお礼申し上げます。

盛久ギャラリー様、「okuderazeki」様、橋本裕之様、盛岡のふだんを綴る「てくり」様、喫茶「パァク」様、「田舎に暮らす」様、「blogストリームバンク〜北上川の畔から」様、全日本郷土芸能協会様、「み熊野ネット」そま様、仰山流小通鹿踊りofunatogeinou様、「ルカの気まぐれな日常と盛岡骨董事情」様、「事務局が行く!」様

これまでお会いできたのは数ある沿岸の民俗芸能団体の一部でしかありませんが、細く長い活動をしていきたいと思います。
今後とも暖かいご支援をよろしくお願いします。

 by.事務局MA
f0147037_2250748.jpg

[PR]

by torira | 2011-06-29 23:03 | 東日本大震災 | Comments(0)

盗み聞きしたわけではありません

毎年6月28日は、盛岡市加賀野の妙泉寺(大日如来)のお祭りで、午後から早池峰岳神楽が奉納するのが恒例です。はたして今年はどうなるのか?と思いつつも事前の張り紙チェックが出来ませんでした。
でもちゃんとやってましたよ。
「鶏舞「翁」「三番叟」「女五穀」「天降り」そして「権現舞」かな?
f0147037_19285721.jpg


少し後ろの方で見ていたら背中からカップルの会話が耳に入ってきました。
「○○ちゃんは、とっても可愛いし、スタイルも良いし性格も良いし、きっとステキなご縁があるよ。こんなステキな女性にご縁がなかったら、世界中の女性誰もご縁がないよ」「え〜そうですかぁ」。
彼女は盛り髪につけまつ毛とマスカラばっちり+ミニスカートのうら若き女性。対する男はおでこがデラっと光った中年。
「しかし神楽の人は体力があるねえ。もう1時間以上も踊ってる」「私もやりたいなあ」「えっ?!」「中学の頃、神楽やってたもん。黒森神楽」。
それを聞いて私の方だって内心「えっ!?」だ。
じゃあ○○ちゃんは宮古市の出身なんだ。黒森神楽を舞える子がなんでこんなオトコと(余計なお世話です)。

よっぽど、振り向いて「ねぇねぇ○○ちゃん、今度の日曜日に中尊寺で黒森神楽が舞うんだよ!応援に行ってあげない?」と言いたかったが、がまんがまん。
ぜったいこのブログ見てないと思うけど、一応「みち芸」からの情報入れとくね。

 by.事務局MA

平泉世界文化遺産登録記念芸能奉演
7月3日(日)10時~15時
中尊寺本堂前
15時30分~ 川西大念仏剣舞など観光協会主催の民俗芸能奉演

16時30分~黒森神楽「榊葉」奉演

17時15分~祈願参拝セレモニー

金色堂で黒森神楽「権現舞」奉演
f0147037_19135023.jpg
今年の舞初めから。3日はこの演目はやらないと思いますけどね。
[PR]

by torira | 2011-06-28 19:17 | おまつり | Comments(2)

現況報告9 高田七夕と山田町の剣舞

盛岡駅滝の広場で本日行われた「JR東日本グループ がんばろう東北!東日本大震災復興応援イベント」に行きました。タイトル長い。
f0147037_2302260.jpg

陸前高田市のうごく七夕のお囃子。4組合同の編成です。
あの陸前高田からいらした皆さんですが、全体にとてもパワフルなオーラがあふれていて気圧されます。お客様もたくさん集まって熱心に見守っていました。
f0147037_231830.jpg

8月6日(土)・7日(日)、「復興祈願 陸前高田うごく七夕まつり」を〝大々的に〟行うそうです。練習場所がなくなったので、夕方にガレキの中で練習してます。
新聞でも紹介された「傷だらけで発見された大太鼓を石川県の太鼓屋さんが無料で直して下さった」というその太鼓も来ていました。
もっかお祭り実現のために募金活動展開中。「とりら募金」から1万円を差し上げてきました。

うごく七夕募金の振込み先:
  JAおおふなと高田支店 (普)0038955
復興祈願陸前高田うごく七夕まつり実行委員会 会計 菅野早実

長砂七夕祭組のホームページはこちら

お金ではなくモノで応援しようと、篠木神楽の笛吹きさんが塩ビ管の笛を30本自作し、きれいな袋付きで贈呈しました。この話は先日書いたとおり。
その篠木神楽は、人気の「獅子舞」を披露。獅子奮迅ぶりがたいへん受けていました。
f0147037_2322992.jpg


山田町からは関口剣舞が。
f0147037_234294.jpg

会長さんのご挨拶は「支援への感謝、亡くなった方への供養、復興祈願のために踊ります」でした。
関口剣舞は不動尊神楽と同じ地区の芸能です。被災しなかったとはいえ、山田まつりも郷土芸能祭もなくなり、運動会は秋に延期。踊る機会がぐっと少なくなりました。
小学校の体育館は避難所になっているため、子供たちは体育の授業や剣舞の練習場所にも不自由しています。見えやすい被害だけが被害ではないのです。こちらへもお見舞い1万円を差し上げました。

以前はテンポの遅い剣舞は苦手だったのでが、最近いいなぁと思う事が多くなりました。関口剣舞、なんともいえず良い味わいを持っています。所作には八幡平市の先祓いに通じる部分も。
「シンブツ」と呼ばれる道化役。会長さんは「シンブツは〝新仏〟かなとも思っています」とおっしゃいます。私はひそかに「シンブツって〝シンポチ(新発意)〟かも」と心の中でつぶやきました。めんこいシンブツも踊りはうまいんだよ〜。
f0147037_2342746.jpg

7月2日(土)の夜6時すぎから、山田町関口の関口不動尊の前夜祭で踊ります。今年の予定はこれだけとか。
依頼があれば公演できる沿岸の団体はいくつもあります。
色々なものを失った上に自分たちの芸能まで失いたくない。そう思っていらっしゃる方がたくさんいる事が、あちこちお聞きするうちに非常によくわかってきました。もし予算がゆるすなら、ご近所で関口剣舞を見ることができるのです。イベントをお考えの方、ムリのない範囲でそんな支援もお願いします。

 by.事務局MA

[PR]

by torira | 2011-06-26 23:13 | 東日本大震災 | Comments(2)

ちかごろよくわからなかったこと

 県南のある地域で、地区内の公民館(集会所)をコマゴマと回る機会がありました。いくつかの公民館では、床の間に黒い像や鉦鼓がおかれていました。また、ある公民館にはそういうのは無くて、そのかわり神棚があったり。それらしきものが何も無いところもありましたね。
 「黒い像」は、仏様のようです。最初にそれを目にしたところで、50代ぐらいの男性にちょっときいたら
「特にナニするってわけでもなくて、まず、そこさ置いてあるだけで」
とのこと。

 そのあと訪れた別の公民館では、
「これからネンブツやることになってて」
とのこと。集落で亡くなった方が出たので急遽おこなうことになったんだそうです。まあ、こういうのはたいてい急遽なんですが。
 そんなわけで、公民館の前の広場で仕事をしながら「ネンブツ」を目にすることとなりました。時間になると、周りから喪服を着た女性が集まってきます。そして遺影や蝋燭を置いて部屋の中で車座になり、でっかい数珠を回しながら念仏を唱える。途中でお菓子を食べて休憩しつつ、ご詠歌っぽいのと「なむあみだぶつ」っぽいの等、少なくとも3種類くらいやってました。
 1時間強で終了。片づけをしている女性と話してたら、本当はこの「ネンブツ」、コジンの家でやるんだそうです。コジンってのが、「個人」なんだか「故人」なんだかわからないけど、まあ似たようなもんでしょう。今回はその方の家の事情で、例外的に公民館での実施となりました。
 片付けを手伝いながら、なんとなく「黒い像」について
「立派な仏様だこと」
と話したらば、
「人を呼んで、みんなして拝んで」
とのこと。どうも、人を呼ぶというのは、お坊さんじゃなく神官さんのことらしい。で、
「昔はジョウヤでやってたんだけど、いまは公民館で」
と。
 「ジョウヤ」でやってたというのは、この「黒い像」を拝む行事のことなのか、あるいは「ネンブツ」のことなのか。あ、でも「ネンブツ」はコジンの家でやるって言ってたしなあ。あるいは葬儀の場合の「ネンブツ」はコジン宅でやって、定期的にやっている「ネンブツ」は「ジョウヤ」でやるのかなあ。

 「ネンブツ」が終わって間もなく、それとは別の用件で地域の老若男女がいっぱい集まってきました。だけど、「ネンブツ」はわりと高齢の女性が中心でした。若い人は基本的にやらないのかな。そういえば、歌詞カードらしき紙を見ながらやってたな。暗記するんじゃなくて、もともとそういうもんなのかな。この先も、こういうのやってくのかな。けっきょく「黒い像」と「ネンブツ」と「ジョウヤ」の関係、よくわかんないな。
f0147037_146192.jpg

 で、うちのRaekwonさん、大判焼の中身ばっかり食べるのな。よくわかんないな。

 by げんぞう

[PR]

by torira | 2011-06-25 14:08 | 儀礼・習俗 | Comments(1)

はんにゃ子、元気です

f0147037_0133711.jpg
怖い顔なんで思わず「はんにゃ子」と名付けてしまった我が家に通う野良ネコ、↑ 3年ほど前のショット。
「その後どうしてるの?」とお問い合わせ頂いたのでご報告します。
毎日ご飯をもらいに通ってくるうちに少しは優しい顔つきになった‥かな?警戒心は相変わらず。
f0147037_839875.jpg
先日はどうやら息子とおぼしきネコが一緒に来ました。う〜む、父ちゃんはあのヒマラヤンに違いない。
f0147037_8393787.jpg
狭い庭にムリヤリ生えてる庭木の枝が伸び過ぎてる。切らねば。と日々思うのだけど実行できないでいるのです。

 by.事務局MA

 
[PR]

by torira | 2011-06-25 00:31 | 園芸部 | Comments(0)

一箱古本市専用

盛岡のふだんのくらしを綴る雑誌「てくり」さんが行った本のイベント「モリブロ」。震災後初めてのまとまったイベントになり、たくさんの方が息抜きを兼ねていらっしゃいました。
私たちの「とりら古書店」も、5月15日の「一箱古本市」に参加させて頂き、結果なんと売り上げ賞と特別賞を頂戴するという思いがけないプレゼントを頂きました。

特別賞は、「一箱古本市」の創始者であるライター&編集者:南陀楼綾繁(ナンダロウアヤシゲ)さんが「印象に残ったお店」としてご指名下さったのです。賞品として御著書の「一箱古本市の歩き方」(光文社新書)と、〝一箱古本市専用の本箱〟を頂きました。
アヤシゲさんはこの〝専用本箱〟について、「特注品なので発送がいつになるかわかりませんが楽しみにしていてください」とニコニコしながら約束してくださいました。それが昨日届きました!
f0147037_167017.jpg

すごく良く考えられた〝本箱〟です。「店名」を付けるパーツがあり、小引き出しがあり、「台」もあります。梱包の箱も含めるとけっこうな〝店舗〟ができます。これが畳むと一箱にまとまっちゃう。面白い!うれしいなあ。盛岡市内の方なら無料レンタルしますよ。
関係の皆様に改めてお礼を申し上げます。
一箱古本市、25日(土)は仙台市、26日(日)は会津若松市で行われる予定。<詳細ブログ>

そして小説「黒い雨」。リアルではあっても必ずしも暗くて重い雰囲気ではないのが井伏鱒二の力量です。「芒種」の日には農具の手入れをする風習や、一口昔話など民俗的事象がちりばめられている点も興味深い。
映画「黒い雨」は市川崑監督が真っ向勝負で撮った、井伏鱒二より体温は高めな力作です。田中好子:スーちゃんの熱演が有名ですが、北村和夫はじめ豪華名優が勢揃いでぜいたく感すらあります。ここに出て来る日本の家の美しさが忘れられません。室内はきちんと片付き、質素でも背筋を伸ばしたくなるような品のある空気が漂っていました。
今でも岩手の田舎に行くとこういうおうちがありますね。
おそらく福島にも同じような家がたくさんあったと思うのです。
がれきの街と被爆。原爆と原発、本質は同じだということを頭ではわかっていたのに。

 by.事務局MA
f0147037_1681638.jpg

[PR]

by torira | 2011-06-24 16:04 | お役立ち情報 | Comments(0)

続!助成金情報

被災地の民俗芸能の方々へ

その1:「日本財団」の助成金について。
紹介していたのは、道具等の整備に直接支援する性格のものではないということがわかってきました。よく確認せずにオススメしてしまい、反省しきりです。
ご迷惑をおかけした団体の皆様にお詫びします。

今、あらたに芸能団体に直接下りる基金が設立されます。ストラディバリウスが12億円で売却された!もう少し待ちましょう。

その2「朝日新聞文化財団」の助成金について。
締切りが6月末と直近で困っていましたが、申請〆切りが8月末までに延びました。
全日本郷土芸能協会の事務局さんが直接確かめて下さいました。

「できるだけ、8月末日までに申請書をお送りください。
9月10日に文化財助成選考委員会が開催される予定です。
このため、この日以後は2013年度対象事業となります。」

要点は、お金が下りるのは9月10日以降だということ。
来年度もこの事業が継続される見込みだと言うこと。
推薦書については代書してくださるボランティアの方が複数いらっしゃいますのでご心配なく!

その3:「秋祭りまでに太鼓が欲しいんで9月審査なんて待てない」という団体さんへ。「メセナ協議会」の助成金は、11月末まで毎月審査を行います。すでに大船渡市の笹崎鹿踊りさんを始め、県内の複数の団体が申請を受理されています。金額はどうやら今のところ30万に抑えられているようですが、手っ取り早く太鼓の1つ2つをそろえるには好適ではないでしょうか?
また、複数回申請できるそうです。つまり、今回は太鼓、来月は半纏、という内容で出して良いってことかな?

例えば保存会組織を持たない盆踊りなども、町内会や自治会などの組織名で申請してみてください。
「○○町の盆踊りは住民の心に深く根ざした芸能であり、○○町内会が主体となって行って来た。地域再生のため、今ぜひ太鼓を購入してお盆供養と町内会員の親睦に使いたい」などと書いてみてはいかがでしょうか?決してウソや誇張ではありませんよね。

今年の盆踊り情報、ぜひご案内ください!この年の盆踊りがどこでどのように行われるか、とても気になっています。
f0147037_11435850.jpg

画像は、「とりら」4号で「ナニャドヤラ」について書いてくださったT音さんの太鼓です。古いのは祖父さまので、左にある今の太鼓より小振りだったそうです。

 by.事務局MA
「とりら 岩手三陸民俗芸能の応援募金」にご協力をおねがいします。

[PR]

by torira | 2011-06-23 11:41 | 東日本大震災 | Comments(0)

陸前高田のうごく七夕へ贈る

 先月のこと。陸前高田に行ったA氏、七夕を復活させたい団体が「笛がない」というのを聞き、すぐさま滝沢村・篠木神楽の笛吹きさんに連絡を入れたそうです。この機転には感心させられました。

笛吹さんは笛を自作される方です。A氏の心意気に感じて、今回は無償で提供することを決心。
26日盛岡駅前で行われる復興イベントで、陸前高田市からいらっしゃる動く七夕の団体さんにプレゼントされます。

笛吹さんの気持ちを感じたそのお姉様が、帯をほどいて笛袋を作ってくださったそうです。美しいですね、笛と笛袋と心映え。
f0147037_6264671.jpg

イベントの内容はこちら。
震災後、陸前高田市から盛岡にいらっしゃるのはこれが初めてじゃないかな?他に食べ物の屋台なども出るらしいです。

JR東日本グループ がんばろう東北!東日本大震災 復興応援イベント
6月26日(日)盛岡駅前滝の広場にて

【1巡目】11:00~
うごく七夕(陸前高田市) 注・お囃子のみ
笛の贈呈式
篠木神楽(滝沢村)
関口剣舞(山田町)

【2巡目】~時間未定~
うごく七夕
篠木神楽
関口剣舞
[PR]

by torira | 2011-06-22 06:27 | お役立ち情報 | Comments(1)

現況報告8 山田の虎たち

被災された団体に、助成金のご紹介をしながら被害をお聞きしています。
f0147037_20451620.jpg
境田虎舞2コマ、和藤内の虎退治と笹を喰む虎。2006年北上江釣子ショッピングセンターで撮ったものです。あの時はまさかこんな未来が待ち受けているなんて夢にも思わなかったのに。

山田町のことは先にも書きましたが、津波の後に大火災となり非常に大きな損害が出ました。山田漁港に面した境田町の境田虎舞では、メンバーのうち数名がお亡くなりになったそうです。

9月の山田まつりは熱く派手に盛り上がることで有名です。境田虎舞も4t.トラックに提灯130個をつける大きな山車を持っていましたが失いました。他に中小の山車が5台、これも破損し、大太鼓は5つのうち4つが水に浸かり、虎頭は全部被害を受けそのうち2/3が廃棄処分となっています。
笛は個人管理とはいえ失ったものも多く、7孔の7号が10本くらい不足。
これまで山田南小学校へ虎舞を指導してきましたが、伝承館は全壊して活動拠点を失っています。山田町に限らず良く聞かれる大きな悩みは、住宅にしろ伝承館にしろ、建てる土地がないことです。でも何とかして活動を再開しようと、助成金の申請手続きをするところです。

同じく山田町の大浦虎舞のこと。
大浦地区は船越半島の北側、霞露ヶ岳(かろがだけ)のふもとにある集落です。天然の良い漁港である入り江に津波が押し寄せて2,3割の家が流されてしまいました。仮設住宅の建設がすすんで、もっか避難所から順々に引っ越ししている最中です。

大浦虎舞保存会は普段は大人10名の会ですが、祭り近くなると地区の小中生が加わって30名以上の団体にふくれあがります。今は3年に1度となった「霞露ヶ岳神社」のお祭りがある度、踊りを奉納してきました。今回は虎頭、衣装など一式を皆流されてしまいました。昔から伝えられてきた郷土芸能をここで終わらせたくないのでので助成金に応募することになったそうです。
しかし、衣装道具が新調できてもそれを保管する場所をどうしようか、という点も悩みです。

大浦虎舞は、江戸期に長崎から持ち帰ったというユニークな口伝があります。踊りの感じも釜石などとはちょっと違いますとのことでいつか拝見したいな。
助成申請がうまく通りますように。伝承館建設が叶いますように。

 by.事務局MA
「とりら 岩手三陸民俗芸能の応援募金」にご協力をおねがいします。

[PR]

by torira | 2011-06-21 00:29 | Comments(1)

鹿角物語

鹿の角のお話です。
被災した大船渡市の鹿踊りは、鹿頭にホンモノの鹿の角を使っています。太鼓と装束を流された今、それを作り直す上では鹿の角をどうやって調達するかが難しい。鹿の角を専門に売るところはありませんからね。

これをブログに書いたところ、京都にお住まいの写真家いしはら ともさんから、鹿角を提供しましょうという思いがけない申し出を頂きました。
いしはらさんは「宮城と岩手と愛媛の鹿踊りに魅せられて」年に2,3度は東北にいらして写真を撮りためておられたそうです。
鹿角は、農家や猟師の知り合いから集めたものを今月末から始まるご自身の写真展で飾り、その後に岩手に送って下さるというのです。
驚きと感激のご提案です。
f0147037_20422922.jpg
「東北∞しか-いしはらとも写真展」
  2011年6月27日(月)~7月3日(日)10:00~16:00
  法然院 講堂  京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30 

さらに、大阪の国立民族学博物館の方とそのパートナーの「ラディフィ」さんのご尽力により、兵庫県丹波市の鹿肉加工業者さんから御厚意をもって寄付して頂けることになりました。
すごくないですか、これ?
今、民博の某研究室はこんな事になってます!
f0147037_20425698.jpg


お料理と食文化をライフワークとされるラディフィさんのブログに経緯がわかりやすくまとめられてありますのでご覧下さい。

ここまで来ると気になるのは、大船渡以外の沿岸の太鼓踊り系鹿踊りです。
被災されて新たに鹿角をご希望の団体さんはいらっしゃいませんか?
あれば遠慮なくご一報ください。

 by.事務局MA
「とりら 岩手三陸民俗芸能の応援募金」にご協力をおねがいします。

[PR]

by torira | 2011-06-19 20:47 | 東日本大震災 | Comments(2)