<   2011年 04月 ( 18 )   > この月の画像一覧

モリブロ 一箱古本市

f0147037_23191380.jpg
「てくり」主催の本のイベント、「モリブロ」。
その〝一箱古本市〟に「とりら古書店」が参加します。

出す予定の本の一部。
「熊野修験」という文字が見えます。生け花の本もちょっと興味そそられる。森見登美彦は3冊くらい出ますね。
個人的なオススメは以前にもご紹介した「旧都南村河東地区の屋号と風土ガイド」。これは古本ではなく先日買ってきたひらいてもいない新本。すみませんが正規のお値段(2000円)で販売します。
「テルマエ・ロマエ」出たばかりの第3巻も売っちゃおう。相変わらず面白いローマの風呂マンガ。

売り上げは、基本、岩手三陸沿岸の民俗芸能団体へのお見舞い金とさせて頂きます。
5月15日(日)午前11時から桜山かいわいで。
古本市の他にも14日・15日、内容盛りだくさんです。詳しくはこちら
お?まだ出店枠に余裕があるようですよ。ご参加いかが?

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2011-04-30 23:33 | 催しもの | Comments(2)

春に送ることば

長いお葬式でした。その中で読み上げられる弔辞は、どれも心のこもったもので故人の人柄が忍ばれました。

土沢神楽の代表が急逝してしまったのです。ご本人もじきに退院するつもりだったのに、と皆さんがおっしゃっていましたが、容態が急に悪化して。
大きな体、大きな声で太鼓を打ちながらかけるその歌声は、聞く者に神楽への信頼感と威厳、そして暖かさを感じさせてくれるものでした。そういう存在の方だったと思います。

よその土地の人間である私にとって興味深かったのは、数々の弔辞のほとんどが、神楽衆としての彼へのはなむけだったことです。これはその前の同神楽代表の葬儀でも同様でした。その人間を送る時に、職業ではなく芸能者としての面が尊重される事に、正直この土地ならではの驚きと感動を覚えます。弔辞だけでなく、会葬御礼の奥さまの言葉も肉声の感じられることばで「神楽を愛し神楽と共に歩んだ人生でした」と心をこめて綴られていました。ここでは、神楽はたんなる歌舞音曲の域を超えて、地域の人々をつないでいるのです。それこそが民俗芸能と呼ばれるものの定義ではないでしょうか。

参列者はお寺の堂内に入りきれず、日差しと小雨が交互に来る中、戸外で耳をすませて弔辞に聞き入りました。その寺の上を、大きな音を立てて沿岸からのヘリコプターが飛んでいきます。
合間には、すぐ近くの中学校で行われている、玉入れ競技の太鼓と歓声も聞こえていました。今日は春の体育大会なのです。
花巻市東和町の成島の毘沙門まつり全国泣き相撲は、例年通り5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)に行われます。桜もGW中はちょうど見頃でしょう。どうぞお出かけください。

 by.事務局MA
f0147037_23533443.jpg

[PR]

by torira | 2011-04-29 23:49 | 芸能 | Comments(0)

馬が残すもの残らないもの

鹿と来たらやっぱり馬が出なくちゃ。

盛岡市のユニークなミニコミ「やさら」が主催した地元学ツアー。黒川地区の旧家の一角に昭和6年の絵馬や蹄鉄が残っていました。白壁とセピア色の梁と絵馬や蹄鉄。美しいですね。
f0147037_22194878.jpg


大船渡の念仏剣舞で使われる太鼓は馬皮なんだそうです。初めて知りました。南部神楽と同じでは?毛采は馬のたてがみだとか。
う〜む。調達のルートは??

馬と言えば相馬の野馬追いは消えてしまうのかな。消えてしまうだろう。
見殺しにされる馬がかわいそう。福島がフクシマとカタカナ表記になっていく。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2011-04-27 22:25 | 昔のくらし | Comments(0)

鹿の角

鹿踊りさんに鹿の角を贈れたらと思ったところ、いろいろな方から反応を頂き感謝申し上げます。が、「大きさは?」と聞かれて立ち往生中。

とりら会長は「鹿踊りの人に聞いてみるけど、どのくらいの大きさがいいのかな?」と言うし、kawa-ussoさんも「サイズは?」と言って下さってるし、大ヶ生のクマ撃ちさんも「そういう事なら一肌脱ぎましょう。で、何歳くらいの?」とありがたいお尋ねなのです。
私「な、何歳って??」
クマ撃ち「鹿の角は毎年はえ代わるのです」
私「それは聞いたことがありますが」
ク「一才の鹿は短くて一本。袋角は高く売れます。二才だと二本角、三才だと・・」
私「え?だってさっき毎年生え替わるって」
ク「そうです。三才の鹿は半年で三本枝の角が生えるんです」
私「えーっ?短期間にニョキニョキーっとあんなに延びちゃうんだ。知りませんでした〜」
妙なところで鹿のお勉強をしてしまいました。

「川井村の道の駅で売っていたよ」という情報をireguiさんとみずの@てくりさんが寄せてくださいました。ありがとうございます。買いに行きたい。でも買ってから「これじゃ小さい」とか言われたらどうしましょう。う〜ん、こんなに難しいものとは。
写真は15年前の大船渡市産業祭りに出ていた前田鹿踊りさん(たぶん)です。
 by.事務局MA
f0147037_0104041.jpg


 
[PR]

by torira | 2011-04-25 00:30 | 芸能 | Comments(8)

道具・衣装の整備にむけて 現況報告1 

岩手三陸の民俗芸能が現在どうなっているか、気にして下さってる方が多いかと思います。生活の立て直しもまだ見えてこない市町村が多いので限られた団体ですが、現在わかっている分だけお知らせします。
身柄はご無事でも家が壊れるなど被災されている方もあります。
心からお見舞い申し上げます。

・黒森神楽:全員ご無事ですが一部被災されています。道具は大丈夫です。
・鵜鳥神楽:ほぼ全員ご無事。最近は神楽から遠ざかっていたお一人が亡くなられました。衣装道具は大丈夫です。
しかし、どちらの神楽にしても、巡業でお世話になってきた各地の神楽宿が大きな被害を受けていらっしゃいます。

・中野七頭舞:全員ご無事。道具も大丈夫。が、中野に隣接する小本地域が壊滅的な打撃を受けました。暮らしを共にしてきた方たちの被災は芸能の活動にも大きく影響しています。

・大船渡の団体については、現地に駐在の方にお知らせ頂きました。
大船渡市郷土芸能協会に聞いて下さった範囲では、頭、面、装束の類をほぼ全て失ったのが5団体。門中(門ノ浜)虎舞・笹崎の鹿踊り・永浜の鹿踊り・浦浜念仏剣舞・笹崎鹿踊の皆さんだそうです。
このうち、浦浜念仏剣舞さんについては、岩手日報で取り上げられています。まだ消えてないと思いますのでぜひお読み下さい。

笹崎鹿踊さんは、「太鼓は2つだけ見つけた。頭や装束はなんとかなるが、鹿の角(ホンモノの)がほしい」とおっしゃっていたそうです。どなたか入手先をご存じありませんか?
f0147037_21502913.jpg

これからお盆に向けて、特に剣舞や鹿踊りの団体では、太鼓だけは欲しいとお思いでしょう。
道具・衣装の整備のため、いくらかでも一助となるように募金活動を始めたいと思います。
賛同してくださる方は「とりら」の郵便振替口座に「三陸の芸能応援募金」と書いて送ってくださいますようお願いします。口座番号などお問い合わせは事務局まで。
よろしくお願いします。

by.事務局MA
f0147037_21523446.jpg
(募金箱にはたった六日間で約1万円集まりました。募金して下さった皆様、ありがとうございます!)
[PR]

by torira | 2011-04-23 21:55 | 東日本大震災 | Comments(5)

「てくり」と「とりら」

私たち「とりら」は、盛岡の「ふだん」を綴るミニコミ「てくり」が行う本のイベント「モリブロ」に参加します。(どっちがどっちか紛らわしいって言わないで!)
5月15日、盛岡市の桜山神社境内で行われる「一箱古本市」(11:00a.m.~16:00p.m.予定) に、リンゴ箱一箱分の店を出します。名付けて「とりら古書店」。
f0147037_237341.jpg


「モリブロ」は、「モリオカ」+「リブロ(本)」の造語です。
本にまつわるトークショーや出版社ワークショップの他にも色んな企画が目白押し。
アン・サリーのコンサート、蔵書票展、どさくさにまぎれて誰かの小品展などなど。
そして15日午後1時頃からは、ツルカメ七頭舞が岩泉町有志の応援を得て桜山かいわい〜神社境内で踊る予定です。

去年から準備が進められていた「モリブロ」の企画ですが、3.11を受けていささか違う色合いを帯びたように思えます。どこか隔絶されてしまったような空気に満ちた今の盛岡から、広く市民がお互いの体温を確かめ合える街、盛岡になることを願っています。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2011-04-22 00:28 | 催しもの | Comments(0)

8年計画

 一関市川崎町布佐の獅子舞を見に行ったら、大きくて柔らかい干し柿をいただきまして、その種子をとっておいてプランターに撒いてみたんですが、まだ変化ナシ。
f0147037_22312921.jpg

 by げんぞう
[PR]

by torira | 2011-04-21 22:30 | たべもの | Comments(4)

あたん。

 田んぼに穴があいています。
f0147037_1857014.jpg
 東日本大震災の影響で岩手県南内陸部でも農地被害が数多く出ているのですが、ここ奥州市江刺区藤里では、亜炭(あたん)の廃坑による陥没が多発しています。
 亜炭は戦中から戦後まもなくにかけて、かなりあちこちで採掘されていました。当時はどこでも燃料が不足していました。山の木もだいぶ切ってしまい、あまり燃やすものがありません。そこで使われたのが「亜炭」です。
 藤里のあたりでは、斜面から直接ヨコに掘っていきます。鉱脈は40cmか50cmぐらいの厚さ。その周囲の土をよけた後、ノコギリで切り出していきます。やわらかいんですよ。石炭なんかと違って。ただ、水を含んでいるのでかなり重い。それをトロッコに乗せて運び出す。とにかく体力勝負でした。
 切り出した後は、しばらく日陰干しにしておきます。すると、水分が抜けてずいぶん軽くなります。これを、まとめ役の人が売りにいくんです。オート三輪に乗って、岩谷堂とか羽田とかの町に。
 風呂の釜に使っていましたね。「鉄砲釜」っていう、脇に釜がついた風呂です。亜炭はブスブス・・・と、ゆっくり燃えるもんだから、ちょうど風呂には良かったんです。

 まあ、いまの若い人たちに言ってもわかんないでしょうけど。
 by げんぞう

[PR]

by torira | 2011-04-19 18:57 | 昔のくらし | Comments(0)

修理予定!

「防波堤がバラバラになって、汁に浮かんだ豆腐みたいになった」と、田野畑村を案内してくれたU子さんが港を指し示すので、その表現にびっくりしながら海を見ると、力強く守ってくれるはずの防波堤が、確かに今は柔らかい豆腐のように見える・・。
製氷施設は3階部分だけがいくらか残っています。白い粉は感染症予防に撒いた石灰。えぐられた家やかき傷が残る土台に心が痛い。
でもこうなってさえ美しい三陸の海です。
f0147037_15503899.jpg

U子さんがてきぱきと島ノ越駅、羅賀、明戸を歩きながら紹介してくれますが、彼女の家も集落ごと「きれいさっぱり」(彼女談)流されてしまっているのです。彼女の家は水門のすぐ手前でした。水門はこの部分だけ残っています。三鉄の車両は当時設置した飾り物。あぁ三鉄の開通ってこんなに喜ばれたんだなーと実感です。
f0147037_1611812.jpg

震災後やっと彼女と連絡が取れて「何か必要な物は?何が欲しいですか?」と尋ねた時の答えが、身の回りの物ではなく「神楽に関するものが欲しい」だったのには恐れ入りやした。それでとりあえず「とりら」のBNなどをお送りしました。
この日会ったら、送った「とりら」の表紙にビニールが掛けてあって「予備にコピーも取った」とおっしゃる。もうもう制作冥利に尽きます。次回はあなたの出番ですよ。

彼女の家の近くにサッパ船が2隻。「修理予定!」という文字が電話番号と共に書かれていて頼もしかったです。

 by.事務局MA
f0147037_16105154.jpg

[PR]

by torira | 2011-04-18 15:55 | 東日本大震災 | Comments(4)

小本の青空

4月14日、岩泉町小本へ行ってきました。
小本地区のうち小本集落はその姿を大きく変えてしまいました。中野集落に伝承されてきた中野七頭舞は、直接のメンバーや道具・衣装には被害がありませんでしたが、親戚縁者友人が被災されているし、将来の七頭舞を支えるであろう愛護少年団の子供たちは衣装をふくめて多くを失った子もいます。

そういう事情を考えると5月15日、盛岡へは保存会としての公演は出来ない、というお返事が先頃届きました。ただし、盛岡のツルカメ七頭舞に加わって参加する保存会のメンバーもあり、という形です。
これらついて、会長さんから頂いたメールを補足する形で、前会長が丁寧に説明してくださいました。
その上で私たち一行を車に乗せ、小本をぐるっとまわって現状を見せてくださったのです。家並みの消えた小本がなんだか小さく狭く感じたのはなぜかな?空が広くなったから?
港には、重いはずのテトラポットが打ち上げられたヒトデみたいにあちこちに転がっていました。
f0147037_23155991.jpg

最後にいっちゃんは、半ば強引に!私たちにお昼をごちそうしてくれました。え〜それじゃ逆じゃん、と言ってもダメ。
「とよし」のネギ味噌ラーメンはとてもおいしかったのですが、いつに変わらぬ浜のおもてなしの心に喉の奥がキュッと酸っぱくなる思いで失礼しました。
f0147037_23164254.jpg


「落ち着いたらぜひ公演に誘ってください、全国どこからお呼びがかかっても大丈夫!」とのことです。覚えていてください。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2011-04-15 23:21 | 東日本大震災 | Comments(1)