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春祈祷の事例

春祈祷はその地域によって随分ちがう様相を呈しています。
盛岡市には明治以前に権現様を持って歩く事をやめてしまった神楽が複数あります。
この神楽の場合は、もう長い事、春祈祷は権現様そのものも出さずにただ集まってお神酒上げをするだけの行事だったのですが、14、5年ほど前、棚の上にしまっておいた権現様がおっこちてきて住人の頭にガン☆と一発喰らわせたといいます。
「こりゃあやっぱり出して拝まねばダメだ」ということになり、今では舞もお見せしながら酒盛りするようになりました。この話によって、なくなったかに見える権現信仰がそんなカタチで盛岡市民の意識の底に流れつづけていた事がわかります。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-02-28 21:58 | 年中行事 | Comments(0)

大手量販店でも麹は売ってるけど、なんとなく。

 1月に盛岡市鉈屋町でおこなわれた「浮田神楽公演 ~町家で神楽を楽しむ~」、当日は「定員をふやしても満員」という盛況ぶりだったそうです。鉈屋町近辺では町並みを活かしたこういった取組が、地元の方を中心にして手堅くおこなわれているようです。
 古い町並みというと、「情緒がある」「見て面白い」というイメージが私は先行してしまいがちです。が、盛岡近郊に暮らしてみると、鉈屋町のあたりはそれ以上に「なくてはならない『まち』」です。たとえば、味噌つくるとき。まとまった量の麹を買おうとなると、やはり「鉈屋町の細重さんへいかなきゃ」となります。お祭に使うワラジなどの道具類も、自分でつくらず購入する場合は、やはりこういった昔ながらのお店がある町でなければなりません。昔ながらの「まぢさかいものいぐ」という流れとも、ある程度かぶるのでしょうか。
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 そういった、「ホント、こういう町がないとまともな生活ができなくて困ってしまう」という町で芸能が関わる取組が行われるようになってきているというのは、いろんな意味がありそうだなあと感じます。

 by げんぞう

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by torira | 2009-02-27 08:54 | お役立ち情報 | Comments(0)

創刊号発見される!

いつも「とりら」を印刷して下さる印刷屋さんから、「倉庫のすみっこから創刊号が数冊出て来たけどいる?」というお問い合わせがありました!
創刊号を欲しいって言ってるのに、事務局からそっけなく「もうないです」と返事されて悔しいアナタ。この機会にお買い求めくだされば幸いです。
事務局 toriratorira@yahoo.co.jp あてにお知らせください。
折り返し、クロネコメール便で会誌をお送りします。同封の郵便振替用紙にてお近くの郵便局でお振込みください。
どうぞよろしく!

by.事務局MA
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by torira | 2009-02-26 23:49 | 冊子「とりら」 | Comments(2)

もうすぐひな祭り

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児童センターにて。
「おひなさまをおうちで飾るひと〜?」手を挙げた子は16人中、3〜4名。
「おばあちゃんちでおひな様飾ってるひと〜?」これも3、4名。
プラスチックのコップで作ったおひなさま。帰るときに「これでおひな様の用意はできた」とつぶやいて持っていく子がいた。おひなさまは子どもにとってプレッシャーか?
画像の作者は2年生です。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-02-25 22:02 | 年中行事 | Comments(0)

凍った雪の板を積んだもの。

 盛岡市四ツ家町にて。家の前に、凍った雪の板を積んでいく習慣があります。
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 という、例によっていい加減な文章を書こうと思ったのですが、携帯で撮った画像があまりにも粗くて、これではわけわからん・・・。要は、ガチガチに凍った路面の圧雪を砕いてはがしたものが、ふつうはそのほかの雪と一緒に適当に盛り上げられるもんなのに、この家の場合はとても綺麗に積み重ねていたので、それがあたかも年中行事の何かに見えたりしたというわけで、まあこうやって文章で説明するとえらくつまんなくなりますね。

 by げんぞう
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by torira | 2009-02-24 20:13 | 意匠 | Comments(2)

公民館で出会う神々

 一関萩荘達古袋の宇津野公民館。
 黒板には
「12月28日 注連縄ない」
「1月3日 春祈祷」
「1月15日 どんと祭」
と日程が書かれています。軸はおなじみ「三神」ですが、自分が見ることが多いのは八雲のかわりに春日が入っているものが多いので、新鮮に感じました。昨年来、何度かこの周辺に足を運んでみて、西磐井地域は八雲さんの信仰が盛んなように感じます。
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 盆暮れ正月になると、「古い大きな家で昔ながらにおこなう行事が少なくなってしまった」んだなあと寂しさを感じることもあります。あとは遺物を掘り起こすのみか…と。しかし、こうやってたまに仕事のついでに地域の公民館や集会所に足を踏み入れると、生々しい集落の動きを目の当たりにして衝撃をうけます。むしろ、ここにこそ目をむけていきたいものです。

 by げんぞう
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by torira | 2009-02-23 19:06 | 年中行事 | Comments(0)

関係あるだろうか?

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滝沢村の郷土芸能祭で、大沢田植踊りとゲストの黒川田植踊り(盛岡市)を見てきました。どちらも見応えがあって良かったです。

で、田植踊りについての最近の疑問。
盛岡周辺の田植踊りでは、顔を隠した早乙女の笠振りが人気ですが、あの仕立てはどこから?

考えられそうなものの1つは、同じエリアにある大念仏剣舞の大笠です。左の画像は矢巾町の高田大念仏剣舞の大笠…いや、幼稚園児中心バージョンなので「小笠」です。じっさいは直径2メートルあまりだそうですが、この小笠と田植踊りの早乙女(右のイラスト)は親戚に見えますよね?
もう一つ考えられるのは、やすらい花という祭りに出る赤い布を垂らした花傘を模したもの。こういう笠のデザインは全国あちこちに見られるし、山形県の田植踊りでも同様の笠をかぶっているのです。
皆さまはどう思いますか?

 by.事務局MA
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by torira | 2009-02-22 21:05 | 意匠 | Comments(0)

「おおぐち」の絵柄

 剣舞や鹿踊で腰に下げる「おおぐち」。団体によりますが、絵柄が描かれているものを目にすることがあります。「大口袴」の後部が独立して「おおぐち」になったのだとすれば、もともとは絵柄が入らなかったということなのでしょうか。 
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 しかし、伝書の類に「おおぐち」の絵柄を事細かに指定しているケースがあります。「おしゃれな人がいて、絵柄を入れるようになったのかなあ」と想像していたのですが、ある時期からはかなり絵柄に重きが置かれていたことは間違いないようです。

 by げんぞう
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by torira | 2009-02-21 20:59 | 意匠 | Comments(0)

ワラと芸能

盛岡市西見前の師匠は、じつはワラ細工の名人だったらしい。ワラジや草履、ツマゴ(ワラの長靴)はいうにおよばず、牛や馬の藁沓(ワラグツ)もよく作ったもんだ、と言われる。
一緒に聞いていた娘さんが「馬のくつ??」と不思議がっていましたが、日本で馬に蹄鉄を付けるようになったのは明治以降。かのイザベラ・バードも「日本奥地紀行」(名著である。東北人はきっと読むべし!)の中で馬のクツに驚いています。
このへんでは昭和時代まではかせていたんだね。牛にもあったというのは知りませんでした。
「作ってみて」とお願いしたけど一蹴されてしまった残念。
稲ワラというのは、不要のように見える外側のやわらかい皮(ミゴなどという)だってげんぞうさんちのエンツコの中に敷いたりするし、なにかと使いでのあるもので、コメのとれなかった中山間部では藁を買ってまでも利用していたと聞きます。
今でもえんぶりにはツマゴが欠かせません。茶屋場えんぶりの場合、ツマゴは久慈市山形町から、い草を使ったかと思われるはばき(すね当て)は一戸町から購入したそうです。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-02-20 21:18 | お役立ち情報 | Comments(0)

ことしのもくひょう。

 きんかもちうまい。
 という話をしましたが、その写真の奥にあるモノ・・・「お手玉」が、今年の私の目標の一つです。
 お手玉にも色々なやり方がありますが、二つ遣いまではこれまでもふつうに出来ていました。ことしは、三つ遣いをできるようにしたい。それができると、昔ながらのお手玉唄も覚え甲斐があると思ったわけです。
 お正月に八戸で入手して以来、ぼちぼち練習しています。段々にできるようになってきてますが、この1週間ばかりサボってしまっていて、これはいかん。
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 このほかにも自分とこの神楽の謡や経文をもうちょい覚えるとか、柔軟体操をするとか、今年の目標はいろいろ立てており、案外それなりに継続できています。進歩の実感がないのが面白みに欠くところではありますが。

 しかしまあ、子どもは三つ遣いとかそんなことは関係なく、お手玉をただ投げているだけで面白がってくれるもんで、すぐに手を出してきます。有難いことでもあり、練習にならずに困ることでもあり。

 by げんぞう

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by torira | 2009-02-19 21:25 | 昔のくらし | Comments(0)