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ひいらぎいわし=やっかがし

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近くの店で売っていた節分用の飾り物です。
生産地は群馬県。全国的に行われる「ひいらぎいわし」という行事のグッズらしい。ヒイラギの尖った葉で鬼の目を刺し、豆ガラを鳴らして?脅し、イワシの頭を燻す煙で追い出すとか。(ただし煮干しの頭は私が付けたものーちょっと見えにくいけど)

岩手県にも同様の習慣がありますが、「岩手の小正月行事調査報告書」(S.59年)を見ると、ヒイラギを使う例はほとんどありません。
カツノキや萩やミズキなどに割れ目を入れ、餅や魚のシッポをはさみ、煤でまっ黒にいぶしたものを戸口にさします。
「やっかがし」「やつかかし」などと言い、「悪魔よけ」「厄払い」とされています。個人的には実際にはお目にかかったことがないのが残念。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-01-31 22:59 | 年中行事 | Comments(0)

「とりら」が買える場所 7 レコードショップアポロ

 私たち「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」が発行している冊子「とりら」の店頭販売は、これまで岩手県内に限られていました。が、関東地方在住の皆様に朗報です。東京都国立市のレコード屋「レコードショップアポロ」で取り扱いいただくことになりました。
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 昨年末にとりら第3号を納品したのですが、陳列されてないんじゃないかと思うので、怖がらずにお店のおっちゃんに声かけてみてください。

 by げんぞう
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by torira | 2009-01-30 20:30 | 冊子「とりら」 | Comments(2)

Adobe Readerを使ってみて

 ふるさと岩手の芸能について情報を集めるうえで、インターネット上に掲載されているチラシや文書を見る際に、Adobe Readerを使うことがあります。いったんこれで開いた後に保存しようとすると、ふつうに「保存」ではなく「コピーを保存」という選択肢が出てきます。Adobe社のいろいろな配慮があるのでしょうが、「めんどくさい言い回しだなあ」と、どうも釈然としないものがあります。
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 さて、伝統文化について保存か変化かといった論議はいろいろあるかと思います。しかし、どうもこのコマンドを見て以来、変化するしないに関わらず保存っていうのは結局「コピーの保存」なのかなあ、なんてなことを考えたりもします。

 by げんぞう
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by torira | 2009-01-29 21:39 | お役立ち情報 | Comments(0)

はちまき

 遠野市の上柳獅子踊。
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 盛岡市の大ヶ生高舘剣舞。
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 いずれも、上演の最後に鉢巻を取って礼をする所作があります。うちの神楽でも、権現舞の下舞では冒頭に権現様を拝むのですが、その際に鉢巻をとります。鉢巻をつけるのはそれなりに身に結界を張っているというか清めているというかそんな意味があるんだとすると、かえって取る必要はないんじゃないかと思うんだけど、しかしまあ、取るんです。
 鉢巻問題は、なかなか奥が深いものがあります。

 by げんぞう
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by torira | 2009-01-28 20:32 | 芸能 | Comments(0)

ヌルデで冷やせ

 小正月かざり「きんこならし」につける「あわぼ」にカツノキ(ヌルデ)を用いることを紹介しました。この「ヌルデ」という植物は、何かとこのテのものに縁があります。
 蘇民祭では、柴燈木登りの際にカツノキでつくった「手木」という棒で地面をたたきながら本堂へ歩くと言います。さらに、奪いあう蘇民袋の中身もカツノキでつくられた小間木です。
 ヌルデには解熱作用があると言われ、醤油づくりでも麹の熱を冷ますためにヌルデの葉をかぶせる工程があります。
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 そんな昔ながらの醤油づくりを紹介する「昔ながらの手づくりしょうゆ 岩手版」。東磐井郡の伝統的な技術を元に手作りに取り組んでいる農家のグループがつくったパンフレットです。読めばすぐに醤油をつくれるようになるかというと、必ずしもそうではないんですが、あまり類がない資料ですのでお奨めです。

「昔ながらの手づくりしょうゆ 岩手版」
2004年4月 農民運動岩手県連合会女性部
B5×8ページ(カラー)
定価1000円(税込み 送料・振込手数料別)
注文先:農民運動岩手県連合会女性部


by げんぞう
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by torira | 2009-01-27 21:20 | たべもの | Comments(0)

みぞれにめげずお参り

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今日は桜山神社の裸参り。盛岡に来て20年になるというのに、この行事を見た事がないという友人を誘って出かけました。
「あの白くて長いもんナニ?」「えっ三角の紙を重ねて出来てるって〜?あ、ホントだあ」「何のためにやるの?裸参りって」「うわ、一人ひとりお祓いしてもらうんだ。」「あ、おっきい杯!あれで酒飲んでんの?子どものはちっちゃいね。え、ジュース?子どもはジュースか」。などなど質問攻め。見せた甲斐があるでば。
今夜の盛岡市民のブログになんぼ登場するんだか。というくらいたくさんのカメラが、お参りする消防団や受験生の勇姿を撮っていました。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-01-26 21:15 | 年中行事 | Comments(0)

おめでたい物

お問い合わせが来ました。
「まゆだま飾りに使うカラフルな最中の皮でできたおめでたい物、なんていうの?」。
去年の暮れに花泉のスーパーで買ったときは袋に「ふくべ」と書いてありましたが、10年くらい前に取り寄せたときは「ふくべん」といって「ん」が付いていました。
「ふくべ」=ひょうたんの意味でもなんとなく納得ですが、一方に「福でん」(福徳を生じるもとになるもの)ということばがあるらしいので、「ふくべん」ならそれの訛りかなぁとも思います。f0147037_213735.jpg
サクラの花のカタチをしたものは友人が遠野で買ってくれたもの。しかし遠野でこのたぐいを見かけるようになったのは近年のことだということです。
奥のピンクの鯛は金沢のお菓子屋さんで売っているものです。
明日は桜山さんの裸参りに持って行って燃やそうかなあ。

by.事務局MA
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by torira | 2009-01-25 21:38 | 意匠 | Comments(0)

数珠と芸能

 数珠を使う芸能というのは、多いようでそれほど目にすることがありません。供養色の強い念仏剣舞やシシ踊ではむしろあまり使わず、山伏神楽で見られます。「鐘巻」の客僧が用いる場面がありますが、権現舞の下舞で用いることはあまり知られていないかもしれません(知名度の高い早池峰系の神楽の下舞では用いないこともあって・・・)。
 大乗神楽の中には権現舞の下舞で数珠を用いる団体があることが知られるになってきていることかと思いますが、盛岡周辺の一部の神楽や中山峠以北の神楽、下北の能舞などでは「数珠を用いる下舞」はむしろ主流派とも言えるでしょう。特に中山峠以北の神楽の下舞は数珠・刀・タスキ・印など下舞がとても長く、権現舞そのものも用いる小道具や所作が多く、長時間にわたるものがあります。
 そこで掛けられる唄は中山峠以南の神楽の権現舞でも用いられるものと共通する場合が多いのですが、対応する小道具・所作との関係で「ああ、こういう意味があってこの唄なんだ」といことがよくわかります。
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 by げんぞう
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by torira | 2009-01-24 20:40 | 芸能 | Comments(0)

今夜はテレビ

ふだんテレビはあまり見ない(なんでだかヒマがない)MAですが、今夜は見るぞ!
NHK教育テレビ午後10時からの「美の壷」、1月23日(金)今夜は「祭りの面」がテーマ。岩手の鬼剣舞の面なんかが出るらしい。こちらの「予告編」を見たらお江戸系の獅子頭も写っていました。
再放送は翌週木曜日の深夜(正確には金曜日)00:45〜。

f0147037_17392765.jpg画像は「とりら」2号(おかげさまで完売)の拙稿「『とりら』ってなに?」に使用した、神明神楽の古い面です。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-01-23 17:44 | お役立ち情報 | Comments(0)

くぐりっこ

 八木巻神楽(花巻市大迫町外川目)の初舞。権現舞では、権現様による「くぐりっこ」がおこなわれます。下舞も二名が向かい合って舞うなど、左右対称な動きがかなり意識された権現舞。「くぐりっこ」でも、左右に権現様が分かれてつくったアーチをくぐるという華やかな光景をみせます。
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 今年はくぐりたい人がとても多くて、権現様のほうが移動していました。そういえば久慈の神楽でこういう光景を見たのだった・・・。

 by げんぞう
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by torira | 2009-01-22 23:08 | 儀礼・習俗 | Comments(0)