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「とりら」が買える場所 3

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盛岡市北部にある農家直売所「ちいさな野菜畑」さんです。
レジのところに「とりら」を置いていただいています。
「身土不二」をモットーにするここでは、農家から直接持ち込まれた野菜の他にも、良質の調味料やパン、クッキー等が買えるなど、ちょっとイイお店です。
「こびる」コーナーで食べられる牛丼は岩手短角牛だし、手打ちソバもおいしい。ソフトクリームも安くておすすめ。

はじめは、正直いってここで「とりら」が売れるかなあと首を傾げていましたが、思いがけない反応があり、ありがたい限りです。
もうじきウチの狭いせまい庭で穫れた無農薬(放任してるだけとも言う)のカリンも並べさせて頂く予定です。

by.事務局MA
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by torira | 2008-10-31 17:02 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

どこでも

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 さて、岩手県内のどこでしょう。「神楽の里」の碑だけではわからないのが、この県のたいへんなところで。

 by げんぞう
 
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by torira | 2008-10-30 22:12 | お役立ち情報 | Comments(2)

唄を感じる

 盛岡市の山岸獅子踊。太鼓系とは言え、囃子の雰囲気は盛岡周辺の幕踊系シシ踊りと似ています。唄の節回しも通じるものがあり、特に予備知識がなくても歌詞を聞き取りやすいのも特徴です。
 とりわけ終盤ではたて続けに唄がかかります。たとえば・・・

しかのこは うまれておちて みちはねて
 ひとむらすすき あやのはたおり

とおやまから きりぶしならい ふみわけて
 いまだにならむ とおやまきりぶし


同様の歌詞は各地のシシ踊りにみられます。そして、本来は個々に独立した唄です。
 しかし先日の盛岡郷土芸能フェスティバルで久々に見た折に、「唄から唄への流れ」に引き込まれました。こうやって続けて唄がかかると、新古今のように配列の妙を楽しむというのもありなのかもしれないなあ、と。また、連歌のつもりで

 ひとむらすすき あやのはたおり
とおやまから きりぶしならい ふみわけて


と聴いてみると、さらに違う趣を感じることができます。
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 「とりら第3号」に掲載の「神楽歌―早池峰山麓の展開」は、山伏神楽の歌について、それぞれの意味と込められた隠喩、「なんでそこでかかるのか」といった点に踏み込んだ一文です。山伏神楽というジャンルにとどまらず、ふるさと岩手の芸能の「歌」に目をむけてみようかなあと思っている方は、ぜひご覧いただければ。

 by げんぞう

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by torira | 2008-10-29 21:26 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

適当に。

 神楽に弟子入りして最初に与えられた役は、「笛」でした。師匠の笛をきいていると、決まったフレーズ2種類を主に使っているようです。なんべんかそのフレーズを吹く師匠の後ろに座って自分も真似しながら、手ほどきをうけました。しかし実際の演目ではそれだけでは間に合いません。「あとはどうすんですか?」ときいたところ、「まず、適当にな」。
 というわけで個々の笛方に任されている部分が多いだけに、好きなことをやらせてもらっています。しかし舞手にまわることが多くなると、自分が笛を担当しない演目というのも出てきます。このたび、そんな演目のひとつ「御神楽」で久々に笛を吹くことになりました。さて、「適当に」の部分をどうするか。

f0147037_004368.jpg 前半は定型のフレーズのうちゆるやかなものを使うことが多いが、それだけでは変化に乏しいので、それとなく展開させていきたい。本来は唄があることを想定して、その兼ね合いで節回しをつくっていく。現在は省略されている唄がどのように舞の動きに乗っていくのかを見極めなければならない。前半の終盤である「かまねぎ」は太鼓の拍子についてはそこまでと大きな違いがないが、舞手の動きは大きく変わってくるので、これに対応させる。後半は定型のフレーズのうち音数(≒指の動き)が多い華やかなものを全面的に使うことになるが、そのためにも前半は音数を抑えたほうがメリハリが出るだろう。後半は定型のフレーズが4小節で構成されており、8小節で舞が区切られていくとやりやすい。しかしそこは舞手によって様々になるのも面白いところ。今回の舞手は舞台を細かな歩き方で大きく使っているから、舞の区切りが11小節になるケースが多いことも想定しておきたい。「散米の手」は舞の動きがかなり忙しいが、そこで音数を多くすると逆に平板になるだろう。「米」をキーワードに、何か工夫はできないだろうか。たとえば通常は4拍で1小節と捉えるところを2拍目と3拍目の間であえて息継ぎをしてみようか。後半の中盤「ゆらゆら」で拍子は一転、ゆっくりになるが、そこも本来は唄があることを想定する。この唄は和歌形式ではなく五・五・七・七の唄だけに、笛の節回しも「上の句・下の句」という区切りが通用しないことに注意したい。そして再び音数の多い定型フレーズ。15分を過ぎて指に疲れがくるので、一音一音の音質と音量を大事にしなければならない。が、それ以上に囃子全体のリズムキープに心がけて音の輪郭がわかりやすいように、ここはあまり手の込んだことはせずわかりやすいものにしたい。終盤のヌキ拍子は、舞手の動きが流れがちなので、単調でもしっかり小節ごとに区切れる音にしよう。

 そんなことを考えてはいるのですが、本番では案外

     スー(-ε- …

だったりして。


 by げんぞう
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by torira | 2008-10-28 00:10 | 芸能 | Comments(0)

鬼が立ちはだかる温泉

 芸能が豊富な岩手県は、温泉が多い地域でもあります。特に花巻市では北西部の花巻温泉が有名ですが、中西部の「花巻南温泉峡」も人気があります。稗貫エリアで早池峰系以外としては最も知られている神楽「円満寺神楽」の霞場ということもあって、円満寺神楽の奉納が温泉場周辺でおこなわれるのも魅力のひとつ。小正月には田植踊りやかせどりがおこなわれます。
f0147037_2042467.jpg 数ある温泉の中で有名なのは大沢温泉や鉛温泉・志戸平温泉などですが、それ以上に地元の方率が高い温泉もあります。例えば高倉山温泉「豊楽園」(入浴 9:00~20:00 大人200円)。お湯は弱アルカリで、温度もゆったり浸かるにちょうどいいぐらい。長い階段と、浴室壁面のレリーフも見どころの温泉です。

 by げんぞう
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by torira | 2008-10-27 20:40 | お役立ち情報 | Comments(2)

竹刀

f0147037_18413818.jpg 東京都国立市谷保天満宮の獅子舞は、メインは三匹の獅子と天狗です。そのほかに道化役が途中でからんできます。が、案外目をひくのは、“竹刀”の役と、“棒使い”の役です。“棒使い”の役は獅子舞が始まる前に、舞台となる土俵上でひとしきり演武を行います。いっぽう、“竹刀”は行列をして歩く際に、地面をひたすら「バシ。バシ。」と打っていく・・・そんな役回りです(それぞれの役目の正式名称は未確認。写真では鳥居の下あたりに竹刀の役がいるはずなんですが)。

 同じように竹刀で地面を打つ光景を各地のお祭で目にしたことがあるように思うのですが、例えば川井村の「川井御戸入」(みどいり)でも同じような役が出ます。御戸入は沿岸の「七ツ舞」とよく似た、「七つ道具をもって路上で踊るタイプ」の芸能です。竹刀の役は「バラスシキ」と呼ばれています。ホキ800みたいでエクセレントな命名だなあと感心します。他の道具の役がふつうに輪踊りをするのに対し、バラスシキは連星みたく動いていく。
 この川井御戸入、お盆に門つけをおこなっていますが、雰囲気としては「お通り対応」だなあという感じがします。七ツ舞が好きな方には、ぜひぜひ見ていただきたい芸能です。川井村郷土芸能祭(今年は11月2日〔日〕)でも例年出ていますので、どうぞご注目ください。

 ところで「各地のお祭で目にする」と言ったものの、さて他にどこで見たのやら。思い当たるものがありましたら、教えてください。

 by げんぞう
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by torira | 2008-10-26 19:06 | 芸能 | Comments(0)

「とりら」が買える場所 2

「クラムボン」は盛岡市紺屋町にある古い喫茶店です。
この店がかつて本町通にあったころ、事務局MAは数年間、週に2、3回ここでアルバイトをしていました。当時は一種の音楽喫茶だったこともあり、私はそれまで聞く機会のなかったジャンルの音楽にたくさん出会ったのです。トラッド、フォーク、アメリカンロック。ブルース・コバーンを始めとする多くのSSW系のアーティストや、ハーパース・ヴィザール、ライ・クーダー、ヴァン・ダイク・パークスのようなユニークなミュージシャン。
そして私が持ち込んだ音楽も聞いてもらいました。トーキング・ヘッズやクラフトワーク、トレイシー・ソーンなど。なななつかし〜。

 今や老舗の自家焙煎コーヒー屋となった「クラムボン」。未だに親しくさせて頂き、「とりら」の委託も少しばかりお願いしています。

 事務局MA
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by torira | 2008-10-25 21:00 | 冊子「とりら」 | Comments(3)

「とりら」が買える場所 1

「とりら」3号は、岩手県立博物館ミュージアムショップ、農家直売店「ちいさな野菜畑」、「盛岡オリジナルブランドおもてなしプラザ」への納品が終わりました。お近くの方、よろしくお願いします。
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「おもてなしプラザ」は、盛岡市中の橋通り「プラザおでって」の建物1階にある盛岡の観光案内スポットです。盛岡のことに詳し〜いスタッフがいて、盛岡の情報がいろんなカタチで得られる場所です。

納品に行ったら目に止まったのが「盛岡啄木手帳」。できたてのほやほや文庫本サイズ1000円也。
日記、エッセイ、書簡、主な論文などから啄木と盛岡の接点をテーマに編集された本です。
じつは啄木は盆踊りがだいすき!「とりら」3号の「さんさ踊りと盆踊り」で引用した「渋民日記」もこの「盛岡啄木手帳」で現代かなづかいで読む事ができます。
こじゃれた装丁、レイアウトの読みやすさ共にポイント高い1冊。

おもてなしプラザは、町中にあってお茶(大慈寺清水で入れた!無料!)を飲んで休むこともできるし、郷土の資料もいろいろ揃ってるし、なんてったって「とりら」を売ってくださるときの手数料が低い、非常にありがたいところです。
画像で下敷きにしているのは、「盛岡啄木賢治“青春の記憶”探究地図」。これもおもてなしプラザで買えます。

 by.事務局MA
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by torira | 2008-10-22 20:27 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

馬が出る芸能

 東北の「馬の踊り」というと青森県津軽エリアの“荒馬”が有名です(今別の荒馬を模したものが学校教材に取り入れられて全国的に普及しています)。いっぽうで旧南部領のうち岩手県北・青森県南では「駒踊り」がおこなわれています。秋田県北にも「駒踊り」があります。
 南部領の駒踊は、団体によって棒振りの踊りとセットになっていたり七つ道具の演目があったりします。秋田の駒踊は奴踊り・棒使い・獅子舞がセットになっているものもあります。
 いっぽうで、岩手町の浮島念仏剣舞や八幡平市松尾の寄木念仏剣舞では駒踊のような馬の役が出てくる演目があります。
 秋田県鹿角市の大日堂舞楽では「駒舞」がありますし、早池峰系の神楽では新築儀礼の「おんだい舞」で、ワラ馬を股にはさんで走り回る役が出てきます。他にもワラ馬はさまざまな行事や神事に出てきます。「さまざまな」って、えーと・・・。
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 南部領の駒踊りの起源は“馬産地であったこの地域でおこなわれていた野生馬捕りの様子を芸能にした”という話を耳にすることが多いのですが、周りの芸能に目を向けると、もうちょいアレだなあ・・・と。

 by げんぞう
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by torira | 2008-10-21 21:48 | 芸能 | Comments(0)

とりら3号、経過報告

「とりら」3号、おかげさまでご好評を頂いております。
もっか、3号が買えるのは、以下となっています。
<盛岡市>さわや書店本店、東山堂本店、ジュンク堂盛岡店、喫茶クラムボン、喫茶「ダニーハ」
<花巻市>エムズ書店
<紫波町>本のくずおか
明日夕方には宮古市の「かんの書店本店」にも届くと思います。
順次、納本にまわりますのでよろしくお願いします。

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「とりら」3号掲載「神楽人生60年ー鵜鳥神楽胴取り・三上岩富さんに聞く」の文中に、昔の照明器具「松灯蓋(まつとうがい)」のことが出てきます。f0147037_18243527.jpg一応イラストを添えてみましたが、ピンと来ないあなたに朗報。
川井村の北上山地民俗資料館では、
◆企画展「山の暮らし—灯りと温もり」10/24〜11/30 を開催します。
館蔵の昔の照明具と暖房具などについて紹介するものです。松灯蓋のホンモノに出会えますよ。
学芸員の女性は「とりら」読者の一人!宮古方面へお越しの際は、是非お立ち寄り下さい、とのコメントを頂きました。
11月2日(日)には近くの川井小学校で川井村郷土芸能祭も行われます。川井の芸能祭、オススメです。
併せてどうぞよろしく。

 事務局MA
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by torira | 2008-10-20 18:39 | 冊子「とりら」 | Comments(2)