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雨でも平気な屋外ステージ

本日、盛岡市肴町 ホットライン肴町アーケードで行われた「もりおか郷土芸能フェスティバル」その1。
夏の「北上みちのく芸能まつり」を模したスタイルです。手の届くところで演じられる親近感と迫力は、観客にも演者にも好意的に受け入れられたと感じました。芸能に関心のない通行人にとっては迷惑だったかもしれない、当事者はそこを一番気にしたかと思います。「北上みちのく芸能まつり」では歩けなくても当たり前、が定着してるけど、これからもこの形を取るとしたら市民と商店会の理解が深まることが前提となるでしょうか。
 画像は喝采を浴びた玉山神楽の子獅子舞。曲芸の連続と秋田の番楽っぽいキビキビとした動きが皆さんにアピールしました。

 by.事務局MA
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by torira | 2008-08-31 21:10 | 催しもの | Comments(0)

大事なことはきく

 権現舞を舞わせてもらうようになって、数年たちます。それまでの10年ぐらいも、面白く、かつ有難く、権現舞を拝見はしていました。が、「ぜひ舞ってみたい」という思いはあまりありませんでした。舞手としての心得や感覚にもこれまではあまり関心がなかったというのが実際のところです。
 しかし、舞うようになってみて、いくつか感じるところがあります。自分が舞っている神楽の場合は、出だしで幕をくぐる際に「静かに歩み出る」「勢いよく出る」といった違いが演目によってあります。それによって舞場へ出る前後の気の持ちようも様々です。ただ、権現舞は他の演目にはない昂揚感があります。しかも、それが2段階で来ます。まずは、幕をくぐって「めえだし(下舞)」を舞いだす段階。次は、権現様を持ち上げるとき。
 団体によってかなりの違いはあるかと思うのですが、自分が加わっている神楽では権現様を持ち上げる前後が、舞手にとってかなり特殊な気分になるようにつくられています。下舞を終えた舞手は、印を組んで権現様に拝礼します。そして権現様を受け取り、左手で軸木をつかむ。お客様に見られているという意識とは別の緊張感が高まります。そして、囃子方との間合いを見計らい、息があったところで左手を高くあげ、いよいよ権現様が正面を見据えるのです。
 ここから先は、できるだけ権現様に任して好きなようにやってもらいたいと思うのですが、そんな意識があるからか、左手で押し上げるというよりは、ほんの少しだけ権現様に左手がひっぱられる感じがします。そのうち、権現様にぶら下がって舞えるようになったりするのだろうか。と想像もしたりするのですが、それは何か違う気がします。「下で支えている」とか「ぶらさがっている」とかいうことではないようです。
 高低の感覚で言うと、「土台になって低い感じがする」というわけではありません。むしろ権現様の位置が鴨居よりも高くなり、自分もぐっと背が伸びた感じがします。そういえば、昔を知る別当さんの奥さんが、往年の名人による権現舞を
「××さんは背が高くて、つま先だって踊るもんだから、たいした大きく見えた」
と語っていました。これまで何人の舞手が、どんなことを感じながら権現舞を舞っていたのか。権現様のみが知ることでしょう。ならば権現様にきいてみましょう。
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 by げんぞう

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by torira | 2008-08-30 21:28 | お役立ち情報 | Comments(0)

ニワのある家

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なんぼ演出をこらして「芸能が本来演じられるままに踊ります」と言ったって、ニワで行うものをステージで再現できるわけがないです。
8月10日、よく晴れた日、盛岡市永井のS家のお庭で永井大念仏剣舞の笠ぞろいが行われました。瓦屋根の大きなおうち、松やツツジを配置した広いお庭。。
奉納を終えて旦那様にごあいさつしながら帰っていく剣舞連中。いい雰囲気でした〜。
そしてこのごあいさつ、三本柳や黒川のさんさ踊りでもやりますね。
どうやら剣舞の影響を受けたもののようです。

 by.事務局MA
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by torira | 2008-08-29 21:56 | 芸能 | Comments(0)

タスキに長し

 タスキをした方々について以前に書いたところ、阿部さまから「装飾的なのか機能的なのか」という問いかけがありました。タスキの結び方がいろいろあるなかで、早池峰系の一部の団体でいうところの「よつ」タイプ、つけてみる立場からすると、ある意味で機能的です(写真は盛岡市上米内の白石神楽)。
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 というのは、胸元がミゴロに沿って押さえられるので、はだけないんです。はだける心配をしないでいいので、とても助かっています。暑いのと、周りがなかなか着付けを覚えてくれないのとが難点ですが・・・。
 しかし、こういったタスキのかけかたをするのには別の理由がありそうです。この点は長くなるので改めて。

 実は、「長くなるので改めて」という表現、われらが「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」会長氏が良く使うのです。メールでちょっと質問をすると詳しいお答えをいただけることがあるのですが、イイところにきて、「長くなるので改めて」というケースが何度あったことか。だんだんに、冊子「とりら」誌上でも、そんな「改めて」の内容を皆さんと分かち合えればいいなあと思います。

 by げんぞう
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by torira | 2008-08-28 21:34 | 意匠 | Comments(0)

夏のくいもの

 毎度のことながら、けっきょく夏の間にあれもこれもできないでしまいました。カキ氷食わなかったし、ガリガリくんも食わなかった・・・。
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 あ、でも、お盆にはそれなりにあれでしたね。ササゲ汁と煮しめとユデキミと、甘い赤飯と。甘い赤飯にもすっかり慣れて、「この甘さは前回の甘さと違う」という具合に、もはや評価基準の第一が「甘さ」になっています。そしてRaekwonさんが手にしているのは「五家宝」。お盆のお菓子といえば、やはりこれでしょう。

 いや、自分は五家宝くわなかったなあ。もっぱらRaekwonさんに食われて・・・。やっぱり夏に悔いを残してしまった。
 と言ってても仕方がないので、皆さんの「秋祭りの食い物」情報をお待ちしております。

 by げんぞう
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by torira | 2008-08-27 21:29 | たべもの | Comments(0)

腰にさしたは

f0147037_1954593.jpg 鹿踊というと、太鼓踊系のシシ踊を連想される方が多いことでしょう。特に、その容姿の中でも背中の長いササラが印象的なことかと思います。
 こういった「背負い物」は、多くのシシ踊・全国の一人立獅子舞、ひいては風流芸全般に見ることができます。太鼓踊系シシ踊ほど長いものはあまりないので目立たないことが多いのですが。 さて、紫波町の二日町鹿踊は、幕踊系シシ踊ながら、赤い紙を貼った「コシザシ」をわりと目立つ形で背負っています。そのうち右側のコシザシの付け根には、「天照皇大神宮」のお札が。実は全国の一人立獅子舞・風流芸には「腰にさしたは伊勢の御祓い」という歌詞があるのですが、まさにそれを体現したものだと言えるでしょう。
 この歌詞、むしろ関東地方の方のほうが馴染みあるかもしれません。東京都日の出町の「鳳凰の舞」とか。関東近辺の方、今年の秋はぜひお見逃しなく!(「鳳凰の舞」は9月29日直近の土曜日と日曜日に奉納)

 by げんぞう
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by torira | 2008-08-26 19:06 | 芸能 | Comments(0)

雀と蜂

 盛岡市湯沢の「雀神社」、今年も
9月6日(土) 雀神社祭 盛岡市湯沢東3丁目 雀神社にて 11:00神事 見前宮崎神楽 奉納 ・・・といった内容でおこなわれるようです。近くのお店にポスターが貼られているのを確認しました。しかし毎年のことなのですが、手書きのそのポスター、奉納する神楽団体の名称が必ず「多賀神楽社中」になっています。たしかに盛岡の神楽に少し詳しい人には「盛岡の神楽は社風神楽か多賀神楽である」という誤解がよくあるとは思うのですが、実際はこのお祭で奉納するのは見前宮崎神楽なんです。しかしまあ「街から神楽が来るぞ!」という気合が感じられてイイもんです。

f0147037_19273031.jpg 片や、紫波町宮手の「蜂神社」こちらのお祭のポスター・・・というか看板も、これまた個性的な手書き版です。
8月31日(日)紫波町宮手字陣ヶ岡 蜂神社にて
9:00~13:00神輿渡御,14:00郷土芸能大会(宮手鹿踊,中陣大神楽),中川愛子一座民謡舞踊ショウ

です。とまあ、今年はわかりやすいのですが、2002年の看板は「コロビア歌手歌謡ショウー」となっていました。コロムビアミュージックエンタテインメント所属の歌手がショーをおこなうということらしかったのですが、なかなか趣のある書き方で、ものすごくテンションがあがります。街の小さい八百屋さんだと外来系の野菜が「ズキッニー」とか表示されていたりして(これはこれで案外ネイティブな発音に近いのかもしれないが)思わず買ってしまう、そういうのと似ていますね。

 by げんぞう
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by torira | 2008-08-25 19:28 | お役立ち情報 | Comments(1)

3号の表紙候補

「とりら」3号の表紙候補、ボツ写真公開。紫波町の二日町鹿踊さんです。
自分としては「おメメがくっきり撮れたし、角も光ってるし、背景にはサクラが咲いてイイじゃーん♪」と思ったのですが、デザイナーには「秋にサクラってどうよ」とあっさり却下されてしまいました。ちぇー。

 by.事務局MA
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by torira | 2008-08-23 23:02 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

3号の発行予定について

「とりら」3号はいつ出んですか?
というお問い合わせをいくつか頂いております。
正直言って、すみません、まだ無理なんです。
第一稿を経て、もっか手直し見直しをお願いしている最中。
順調に行けば9月下旬にはお目にかけられるかと思います。

内容としては「神楽歌の世界」という、2号に続いて神歌を解説したもの(会長さま担当〜)、鵜鳥神楽の胴取りさんの聞き書き(これは面白いです!)、盛岡周辺のしし踊りの紹介、さんさ踊りのことなどを予定しております。
ジャンルも多彩なので色々な方に楽しくじっくり読んで頂けるのではと思っています。そのためにも執筆者の皆さんには密度の高い内容をお願いしているところ。
オ◯の編集者と一部から言われているようですが、そんなことは決〜してない(ちょっとしつこいだけ)編集事務局からのお知らせでした。

画像は北上駅前のお宮にいたネコ。特に意味はないけど三毛猫カワイイ♪

 by.事務局MA

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by torira | 2008-08-21 21:44 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

どうぶつぱん

 お祭で何を食うか。あるいは、どんな食い物を買って帰るか。
 これがどれほど大問題かということは言うまでもありません。皆さんも、テキヤさん系の食い物というといろいろと思い浮かべるものがあることでしょう。
 さて、盛岡周辺や紫波郡のお祭で屋台販売されているものの一つに
「紫波駄菓子」
があります。駄菓子と言っても「うまい棒」「めんこちゃんゼリー」などではなく、「キナコ飴」とか「オコシ」とか、そういうやつ。かなり品目もそろえて出店しています。味覚を最優先するならば、やはり「かりんとう」でしょう。棒状じゃなく、渦巻き模様の平べったいやつです。まあ、このテの「かりんとう」については話が長くなりますので、別の機会に。
 で、味覚はさておき外見でポイントが高いのが「どうぶつぱん」です。「どうぶつぱん」というのは私が仮につけている総称で、実際は「とらぱん」「ひつじぱん」などなど、それぞれの動物さんです。いわゆる味噌パンなのですが、動物さんの形・模様がしっかりかたどられています。
 私がなじみのある紫波駄菓子の店は2軒あります。「村上製菓」と「(有)村上製菓」。うーん、ややこしい。名称ばかりでなく、場所もけっこう近い。以前にどうしても「ひつじぱん」が欲しくてお店(というか工場)に直接出向いていったときには、えらく混乱しました。で、「ひつじぱん」を買いに行ってわかったのですが、それぞれの「村上」さんで、扱っている動物さんの種類が違う。実はこの「村上」さん、もともと兄弟で、それがのれん分けしてそれぞれに作るようになったとのことなのですが、動物さんのセレクトには違いが出るんですね。

f0147037_22583050.jpg 8月16日に大迫のあんどん祭を見に行った際にも、その紫波駄菓子のお店が出ていました。今回えらんだのは「うさぎぱん」。側面をかたどったうさぎさんもあったのですが、そっちは目が小豆でした。デザインとしては側面タイプの方がかわいかったんですが、あの小豆、食べるとすごく固いんだよな。というわけで、目が干しブドウの正面タイプにしました。
 なんか長くなっちゃったな。かりんとうの話はいったいどうなることやら。


 by げんぞう
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by torira | 2008-08-19 23:00 | たべもの | Comments(2)