「ほっ」と。キャンペーン

<   2008年 03月 ( 23 )   > この月の画像一覧

神楽で使う道具。

 明日は神楽の練習日。
 シャクシとスリコギを準備です。
f0147037_2243132.jpg

 あと、ヘラも用意しなきゃ。

 by げんぞう
[PR]

by torira | 2008-03-31 22:08 | 芸能 | Comments(0)

権現様と同居

f0147037_1152168.jpg昨日うかがった話
「権現さんなあ、おらほのうぢの床の間さ置いてるんだ。うちのばあさんが毎日ご飯と水と上げてけでる。
ほんとは自分でやればいいんだども、たいしたことでねえけど毎日となるとけっこう大変でなあ。でも拝むだけは毎朝拝んでら。
ふだん公民館に突っ込んでおいて、いざというときだけ『権現さん、今日ひとつ頼むでやぁ』ってんだば、そいづはやっぱりなあ。
 オレいっづも権現様のこと考えてら。仕事とかでヒヤッとすることあんだよ。ああここで足すべらせたら危ねがったなあ、権現さん、守ってけでるんだなあって。
 いや、なあ、前に崖から車ごと川さ落ちたことあんだよ。したらちょうど川の真ん中に大きな岩があってな、そごさ、斜めでもない、ひっくりかえるでもない、車はそのまーんま乗っかって、カガの父さん乗せてたんだが一っつもケガさない。オレも一っつもケガなくてなあ、あー権現さん守ってけだんだとつくづく思ったでやぁ。やっぱり祖末にされねえ」

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2008-03-30 11:11 | お役立ち情報 | Comments(2)

じょっきり立つ

 「東北の芸能はしっかり大地を踏みしめる」「激しく跳ぶ」「ガニマタが基本だ」「山歩きや泥田歩きが元になってるので、つま先歩きだ」「クワによる農耕を基本としているので、ナンバ歩きだ」「シナやリキミ、クセのない動きに魅力がある」。
 ・・・東北の芸能の「カラダの使い方」については、色んなことを言われます。
 ところが、私は大ヶ生山伏神楽で舞わせてもらうようになってからまもなく、そういった説とはうまく合わないことを師匠から言われました。
「おめさん、ヒザ折りすぎ」
「そんたに跳ばねくていいの」
これには参りましたね。
f0147037_2102991.jpg 跳んだり腰を落としたりという動きとは違うところにこの神楽の魅力があるというのは自覚していたつもりなんですが、これまでになんとなく身に着けてしまったものが裏目に出てしまったとしか言いようがありません。おかげさまで、補正にだいぶ苦労しました。
 もうちょっと有名な団体でもこういう話は耳にすることがあります。大乗神楽のある団体の方は「ウチの神楽はジョッキリ立ってやるんだよね。腰落としてる神楽のを見て『いいなあ』と思って試しにそうやってみてもぜんぜんカタチにならない」とのこと。確かにその方の舞う姿は腰を落とすという感じではないのですが、動きをビシバシ決めていてとても評判が高いのです。跳んだり腰を落としたりしなくても魅力的なのです。
 一方で、抑制された洗練された動きじゃなくてもとてもイイなあという場合もあります。猫背で姿勢が悪い踊り手でも、とても格好よく見えることがあるんですよね。また、お通りで披露される芸能などには、シナやリキミ、クセが濃厚であるがゆえにかえって楽しいものもあります。
 まあ、好みの問題として「あの団体の動きは好きだけど、そっちの団体はそれほどでもない」というようなものは見る人それぞれにあると思うのですが、「こうでなければならない」と型にはめられるほどのものはあんまり無いんじゃないかなあと近頃は思ってます。つい型にはめてみたくなるんですけどね。

 by げんぞう
[PR]

by torira | 2008-03-27 21:04 | 芸能 | Comments(1)

大念仏剣舞

「永井大念仏剣舞は公演があまりないけど是非見てみたいもんだ!」とお思いの方に朗報です。
最近、こんなブログに出会いました。
「永井大念仏剣舞のゴニョゴニョ‥‥」
http://nagaikenbai.blog109.fc2.com/

だいぶ前のシブい映像が見られます。
場所は庭元さん(代表責任者のことです)のひじょ〜に立派!なお屋敷のお庭。
他にステージでの大笠振りも見られます。
私のようにMac.ユーザーで見られない方はこちらから↓どうぞ。
http://photozou.jp/photo/album/163808

「永井大念仏剣舞のゴニョゴニョ‥‥」はこの団体で「ふくべ」を踊っていらっしゃる若手の方のブログです。
ふくべ。本来はヒョウタンのことですよね。この役は非常にルーツの古い役割だそうです。
でもこの採りもの、ヒョウタンのはずがここではどう見ても羽ボウキ。
なぜこのカタチに変わったのか、どなたか教えてください。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2008-03-26 17:36 | 芸能 | Comments(5)

まめもち

 盛岡市の大ヶ生山伏神楽では、年末の「舞い納め」の際に、軽い食べ物をいろいろ用意します。こういう席の食べ物というと、すべてをしっかり手作りするのは大変ですし、あまり出来合いの惣菜を買ってくるのもいまいちです。
 そこで、メインはダンゴ屋さんで仕入れてくることにしています(※うちほうの師匠さんたちは、あまり“べんじぇもの”という表現は使ってません)。全国共通の「みたらし」「いそべ」「あんだんご」などはもちろんのこと、「きりせんしょ」「ゆべし」「はなまんじゅう」「しょうゆだんご」など、ご当地モノも手に入るのが盛岡のいいところです。
 なぜか師匠さんたちに人気があるのが、「まめもち」です。コリコリした黒豆が入っていて、薄塩がきいてるだけのモチなんですが。他の地域でも似たようなものはありますが、食感が違うし、食う側の思い入れもちょっと違うようです。
f0147037_2272945.jpg

 地域の芸能も食い物もセットで大事にしていきたいですね。

 ・・・という適当な締めの言葉で結ぼうと思ったのですが、必ずしも現場の実態はそう単純ではありません。たとえば芸能の伝承にあたってはカップラーメンなどの比較的ジャンキーなものが重要な役割を果たしているケースもあります。食い物にだまされて芸能の伝承者になってしまった方も多いようですので、その「だまされた食い物はなんだったのか悉皆調査」とかをやったらどうだろうか、などなど考えたりします。

 by げんぞう
[PR]

by torira | 2008-03-24 22:20 | たべもの | Comments(0)

彼岸の最終日

「彼岸の入り」とはよく聞きますが、終わりは何と言うの?
行き着いたのは、このページ。
「紫波町彦部地区長沢家における民俗的年中行事の考察」
http://www.rnac.ne.jp/~siwakyoi/nentyugyouji/nentyuugyouji003.htm

答えは「送り彼岸」でした。f0147037_21591295.jpg
今日は送り彼岸。
彼岸だんごとも鶯餅ともつかない和菓子を食べて終わりました。
本はさきにげんぞう氏がコメントされていた五来重の「踊り念仏」です。
岩手の芸能がいろいろ出てきます。。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2008-03-23 22:02 | 年中行事 | Comments(1)

お面だらけ。

「東北地方の仮面 芸能と祈りのこころ 」
東北歴史博物館 編
1,050円(税込)A4判・114頁
2000年10月 オークコーポレーション刊


f0147037_20122347.jpg 2000年に東北歴史博物館で行われた特別展の図録です。土面4,舞楽面46,延年面8,行道面6,獅子頭20,能楽面23,神楽面54,古面37,獅子(鹿)面2,剣舞面11,信仰面17,行事面4,合計233点が写真入りで紹介されています。
受継がれていくもの―郷土芸能覚書への、りゅうさんの書き込みで知りました。

 基本的におちゃらけた顔が多いよなあ。

 なんて感想をまずは持つのですが、他のとりらメンバーの皆さんだったらもうちょい色んなことを読み取るんでしょう。ひたすらお面がズラズラ並んでいる本ですので、活用はあなた次第です。
 ※東北文庫でお取り寄せできます。

 by げんぞう
[PR]

by torira | 2008-03-21 20:20 | 資料紹介 | Comments(2)

短詩としてたのしむ

 ふるさと岩手の芸能とくらしについて、たまに
「この演目はどういう意味があるものなんですか?」
という質問をいただくことがあります。自分は専門家でもないので意味とかはよくわからないのですが、期待されている答えは
「これは△△のストーリーです」
「○○の場面を現しています」
「□□を模倣しているものです」
といったもののようです。
 こういう質問がでる背景には、「歌とかセリフのようなものがある芸能が多いわりには、充分にききとれないことが多い」ということもあるのではないでしょうか。冊子「とりら」第2号所収の「早池峰神楽 歌の楽しみ」では、早池峰神楽の歌について紹介していますので、どうぞご参照ください。
 しかしまあ、全体のストーリーや構成がわかるかどうかはさておき、断片的にきこえる唄を断片のまま楽しむというのも大いにアリなんじゃないかと思います。予備知識があったとしても、一言一句までききとれるということのほうがむしろ稀なんだと思いますし。

 たとえば・・・
f0147037_153157.jpg

「七月七日という日には」
念仏系のある芸能が墓前で歌う七五調の長い歌(和讃)の一節です。“年に一回、このときだけ”という、時空間の中での孤立感が満ち満ちています。

「華の浄土となりにけり」
盛岡周辺の神楽の「天の岩戸」の一節。そこに至るまでの過程のひどさを想像させます。私たちがいま生きている世界の、なんと浄土に遠いことか・・・などなど、とても気持ちが重くなります。

「ともだちは」
一人立ちシシに広く見られる歌です。「ともがきは」という場合もありますが。シシでさえも友達がいるのに、それにくらべて僕は・・・。という暗い気持ちになれます。

「やんべにたのみますでゃ
「いい塩梅にたのみますよ」の意味です。盛岡周辺の座敷系田植踊りで、土木担当の作業員が、女性の農業労働者に作業を依頼するときの言葉です。唄ではありませんが。仕事を頼まれる側としては、こういう一言がプレッシャーになるんだよなあ。と、ダルい気分になります。


 みなさんも、お気に入りの一節を見つけてみませんか?

 by げんぞう
[PR]

by torira | 2008-03-20 15:03 | 芸能 | Comments(0)

彼岸シリーズ:削り花

f0147037_21453118.jpg
f0147037_21474646.jpg
お彼岸に造花を作って飾る地方があります。
岩手県の南沿岸から宮城県北、秋田県鹿角地方にもあるらしい。
「削り花」と言って、木の皮をうすくそいで、鮮やかな色づけをしたもののようです。
北の国では、花が咲かないうちにお彼岸が来てしまう。ホトケさんがさびしかろうということで生まれたと聞いています。
お彼岸の造花は道の駅でも売られているらしい。
「らしい」とばかり言って、じつは手に取ってみたことがありません。ほしいよ〜。

画像はお彼岸ではなく、陸前高田のお祭りで見かけた造花。
造花なんですよ、これ!すごいと思いません?
あまりに見事なので「どうやって作るんですか?」といっしょうけんめい聞いたけど、どうもよくわかりません。「美濃紙で、カミソリを使って作る」ということだけ聞き出しました。
地域のお父さんたちが(女性じゃないのです)お祭りの前になると公民館に集まって作るそうです。
お彼岸の造花を含め、自家製造花情報募集中です。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2008-03-19 22:01 | 意匠 | Comments(0)

彼岸シリーズ:「葬と供養」 五来重

◯「葬と供養」 五来(ごらい)重著 東方出版 (1992/04)
この厚くて重ーい(重量1.8kg)本は、のっけから笑わせてくれる五来センセイの大著作です。が、重いだけあって定価2万円もするので、図書館に買ってもらってたまに借りてパラパラめくる。そんないい加減な読み方を繰り返してきましたが、本日チェックしてみたらとっくに絶版になっていて、古本サイトでは7まんえん!とかそんなお値段がつくエラいことに。ひぇー買っておくんだった。。。

ちなみに笑える冒頭のギャグとは、先生が沖縄にイザイホーを見に行ったら、全国から研究者が「島が沈むかと思うほど」山のように押し掛けていて、どの宿も満員で泊まれない。最後に「ニライ荘」とかいうところに一縷の望みをつないで行ってみるのだけど、やはり部屋がないと言われてしまう。
「ニライがゴライを泊めないという法があるか、と怒ってみたが」空いてるのは廊下と中庭だけ。「ニ」より「五」が上ですかね。
うろ覚えなので正確ではありません。マジメなファンの方、ごめんなさい。その後に展開される著述はギャグなしでもとても面白く、かつ自分が亡魂となって時空を飛び回ってるようなめまいを起こさせてくれます。
彼岸の入りなので、五来先生をご紹介してみました。

 by.事務局MA
[PR]

by torira | 2008-03-17 19:23 | 資料紹介 | Comments(3)