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青山町商店街での門つけ

 青山町商店街のおまつり(10月27日 盛岡市青山三丁目)で、門つけがおこなわれていました。
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 「なんとか院」に因んでおこなわれているものだそうで、修験との関わりが考えられます。仮装をした子供たちが何か祝いの言葉を言うと、お店の人がお菓子を渡します。祝いの言葉はよくききとれないのですが、「鳥」「摺り」という言葉も聞こえますので、「鳥刺舞」や「エブリ摺り」を伴う小正月の儀礼の一種なのかもしれません。

 by げんぞう
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by torira | 2007-10-31 23:26 | 年中行事 | Comments(1)

入間市の万燈

 入間市の万燈まつり(10月28日埼玉県入間市)を見に行きました。“芸能ごよみ”の更新をサボって何をしているかといえば、お祭り見て遊んで歩ってるんですね。
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たぶんこれが主役の「万燈」です。このほかに、通りにはずらっと提灯が飾られていました。街路灯の灯りを落としているところにおまつりのセンスを感じます。
f0147037_19285570.jpg また、日中はこの山車が曳かれたようです。
「万燈もいろいろですね」
と言いたいところですが、到着したときには会場の撤収作業中でした。つまり、日中の様子を見ていないので、なんとも・・・。すくなくとも、盛岡型の万燈とは違うところが多々ありそうなのですが。

 今回の万燈まつりの開催については、「kame's page」の「芸能ごよみ」から情報を得ました。関東地方の民俗芸能スケジュールが網羅されていおり、「みちのく芸能ごよみ」よりも、ずっと歴史が古いサイトです。私は関東地方に行く際に時間がありそうだと、必ずこのサイトをチェックしてます。

 by げんぞう
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by torira | 2007-10-30 19:31 | おまつり | Comments(0)

とりらの作り方・その3

げんぞうさんお疲れのようですので、3日続けての書き込み失礼します。
とりらを作る時、なるべく写真やイラストをたくさん入れてわかりやすくとっつき易い誌面にしたいと思いました。
で、写真ですが、データをきちんとつけたい。
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たとえばこの写真は、5年前の岩泉町小本のお祭りを撮ったものです。(とりら用にモノクロに変換してあります)
小本白山神社のお祭りでは、中野七頭舞がこんなふうに地域の何箇所かで輪になって踊りますが、今はこのサクラの木はなくなりここでは踊らなくなったそうです。一見なんでもないような事ですが、後になって「いつ頃まであそこで踊っていたのか?祭日はいつだったか?」と知りたいときに手がかりになります。
写真は、撮影年月日と撮影場所、内容のメモを添えておくと資料になります。
今はほとんどの方がデジカメかカメラ付きケータイを持ち歩いていらっしゃるでしょう。
もしどこかで興味を惹かれる物に出会ったら、撮影データのメモを取っておくことをおすすめします。

 by.事務局MA
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by torira | 2007-10-30 01:08 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

古文書の味方、アイロン

先日、宮古市立図書館に行った時、廊下のコピー機のそばにアイロンがありました。
そこで古文書のコピーをしてる係の方から「へりがしわくちゃになった古文書は、こうやって伸ばしてからコピーする」と伺って青天の霹靂!ってやつでした。
素人でも時に古文書をコピーする機会がありますが、悩みの種は、紙の縁がしわしわになってるところに書いてある文字をどうやってコピーするか、でした。
指で押さえて素早く!コピー機のふたをしても、やはりじわ〜んと戻ってしわしわのままコピーされてしまいます。
アイロンをかけるとは!さっそく手持ちの古い謡本にアイロンをかけてみると、おおお!のびーる!
こりゃ感動です。
これも和紙という丈夫な紙に書いてあるからですね。
おっと、いくらしわが多くても、アイロンがけが楽になるスムーサーなどは使わない方がいいと思いますよ。

  by.事務局MA
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by torira | 2007-10-28 21:07 | お役立ち情報 | Comments(1)

面を直したい

「とりら」でゆくゆくは取り上げたいと思ってる題材の一つに、道具類の制作や補修の情報があります。
f0147037_1634456.jpg夏にある方からおかめの面を頂きましたが、ご覧のようにひび割れや剥離があります。
頂いた直後はこのヒビが大きくまくれ上がっていたのが、湿気を吸ったかいつのまにか浮き具合が小さくなっていたのに驚きました。ということは、修復も可能では?剥離した部分や浮いてる部分を直せないかな。
専門家のアドバイスでは「塗りのはがれかかった面は、全面的に塗り直すならともかく、部分補修は素人にはムリムリ」とのこと。
かつて胡粉を使って絵を描いていた自分の経験からも確かにそれはそうだとは思います。胡粉とニカワの扱いの面倒なことと言ったら!日本画の方たちは、あれを使いこなすんだからそれだけで尊敬しちゃうね。
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胡粉はハマグリの貝殻を粉にしたもので、古くから下地または白の顔料として絵や人形の地塗りおよび成形の材料として使われて来ました。胡粉をニカワで溶いて使います。棒状の三千本膠(にかわ)というのが一般的ですが、これは時間が経つとすんごい臭いになるので、私は防腐剤の入った鹿膠を使っていました。

胡粉の地は、その堅牢度や、乾いてからこすると自然な美しい光沢が出る点など、やはり他に代え難いものです。おひなさまの白くてひんやりした肌のきめ細かさは、胡粉とニカワならではの魅力ではないでしょうか。お面もしかり。

難しいとは知りつつ試みてみたくなる。
このおかめさんの欠けた鼻からやってみるかな。おがくずを練って乗せてみる。第一関門は下地となじむかどうかです。くっ付けたと思っても、じきに鼻がぽろり☆と落ちる可能性大。

 by.事務局MA
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by torira | 2007-10-27 16:36 | 芸能 | Comments(3)

犬の話

 冊子「とりら」創刊号にも紹介した白石神楽のお面の関係で、「南総里見八犬伝」を読んでおりました。で、このたび読み終えました。けっきょく、お面のことは出てきませんでしたね。どうやら、例のお面に名前が出てくる里見さんは「南総里見八犬伝」で扱われている時代から数代あとの人のようです。まあ、そもそも小説なのであまり期待しないで読んだのですが。
f0147037_2225457.jpg お話としては、後にいくほど淡々としてくるし、いまひとつヤマ場が感じられなかったのですが、山車の演題を理解する一助になったのが何よりの収穫でした。民俗芸能には相当に関係が薄そうなお話でした。むかしの人たちにウケるお話の良さを理解するのは、むずかしい。これに懲りず古いもんをもう少し読んでいかなければ。

 by げんぞう
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by torira | 2007-10-26 22:28 | 資料紹介 | Comments(0)

盛岡市の三戸町

f0147037_2395224.jpg 盛岡市中央通2丁目付近の街灯。荒い塗装ごしに「三戸町」の文字をみることができます。行政上では今や使われなくなった地名ですが、中央通2丁目から本町通にかけての一帯はいまでも「三戸町」の名で通っています。
 冊子「とりら」創刊号で紹介した「白石神楽」(盛岡市上米内)も、もとは「三戸町」かその隣の「長町」に住んでいた修験から伝えられたといいます。
 もうひとつ岩手の民俗芸能にとって三戸町が重要なのは、盛岡周辺の剣舞の発生源となっていること。大念仏系の剣舞の祖となるものがこの地にあったのだそうです。剣舞というと農村部のものというイメージが強いのですが、それなりに当時から街だったと思われる三戸町で剣舞がおこなわれていたということに意外性を感じます。

※上記の内容に誤りがありました。正確には、
「盛岡市のある大念仏系の剣舞(高江柄念仏剣舞)が所蔵する伝書には、『三戸町 金右衛門』の名が書かれた、大念仏についての記録がある」

です。詳しくは十三日町と剣舞についての記事をご覧下さい。

 by げんぞう
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by torira | 2007-10-25 23:10 | 建造物・碑 | Comments(0)

桶。

「途中、ハギリ(桶)に水をはって冷やしたキュウリがふるまわれて、それが大した美味かった」
 冊子「とりら」第2号に掲載予定の原稿の一節。大ヶ生山伏神楽の師匠が語る「七夕」行事の想い出です。
 この箇所について、事務局MAさんから「『ハギリ(飯櫃)』としたほうがいいのでは」と指摘をうけました。なるほど。確かに「ハンギリ」でweb検索してみると「=飯櫃」とか「=馬にやる餌を入れる桶」といった説明がいくつか出てきます。でも、なんか「飯櫃」というのは師匠の話の雰囲気とちがうような・・・。

【師匠さんにきく】
 で、改めて師匠さん宅に話を聞きに行きました。絵を描いたり消したりしながら根ほり葉ほりきくと、
「んだ。ハギリってな。このくれえのやつだな」
と、直径3~4尺×高さ1.5尺ぐらいの大きさを示しました。それにご飯も入れてたの?
「だっれ。メシは入れねえの。タマナ洗ったり、そういうのに使うんだな。川があるところだばいいども、おらほは沢水ひいてたのだから、溜めて洗うのだから。洗濯のでねえ。洗濯のタライよりもっと大っきいのだ。だからヒヅ(櫃)でねえでば。ヒヅはデエドコ(台所)さおくの。ハギリはニワ(土間)さ置くのよ」
それじゃあ、馬にエサを喰わす桶とは違うの?
「そいづは別。エサ入れるのはもっと小さいの」

【まめぶさんにきく】
f0147037_2391321.jpg ウリうんこに詳しいまめぶさんに、参考にスシ桶を持参してきいてみました。
 やはりハンギリは「飯櫃」や「馬の餌入れ」という用途の場合が多いそうですが、水を入れておくものの場合もあるそうです。くりぬきのフネ状の木製容器を指すこともあるとか。一般的な桶を半分に切ったような形状のものがハンギリと呼ばれるとのことでした。

【さて、どうするか】
 いずれにせよ、「ハギリ(桶)」という説明ではあまり意味が通らないし、そもそも自分はよくわかってなかったことを実感させられました。暑いさなかに、とにかくでっかい桶に水はって、そこに大量にキュウリを冷やしているという“御馳走感”・・・。そこを大切にしたい。まあ、「大きいタライ」みたいに書き換えることにしようかなあとは考えてるところですが、これを機会にもうちょっと桶のことも注意してみようと思いました。

 by げんぞう
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by torira | 2007-10-23 23:14 | 昔のくらし | Comments(2)

「青森県の民俗」第2号

青森県の民俗」第2号(2002.6)
1500円
樹木と俗信―青森県の事例から― 佐々木 達司
青森県南部地方の鉤掛け 寺沢 一人
<講特集>
ムラのかたちと人のつながりと―講特集にあたって― 小池 淳一
産育と女性たちの子安講 長谷川 方子
葬式を支えた組織の変容 豊島 秀範
下北地方のオシラ講 斎藤 博之
城下町とムラの境界に生まれた講―弘前市「春日神社」 小山 隆秀
下北北通りの地蔵講 清野 耕司
下北郡川内町本町地区の神社行事 大湯 卓二
漁の組織と漁獲物の分配について 昆 政明
函館の講について(資料) 久保 孝夫
追悼:小井田幸哉先生


f0147037_19582488.jpg 「講特集」ということで、さまざまな「講」についての報告が勢ぞろい。宗教的な「講」が多いのですが、そのほかに「漁の組織と漁獲物の分配について」では題名の通りの内容が紹介されています。人間の集まりにはいろんなタイプがあるんだなあと思わされます。民俗芸能にたずさわってきた人々のつながり・集まりのありかたというのはどういうものだったのか・・・と、そんなことも、読みながら考えさせられます。
 どの文章を見ても思うことではありますが、特に「下北北通りの地蔵講」「下北地方のオシラ講」を読んで“じゃあ岩手県ではどうなんだろう”と興味がわきました。
 
 ※岩田書院から発売されています

 by げんぞう
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by torira | 2007-10-22 20:00 | 資料紹介 | Comments(0)

「とりら」が出来るまで 〜番外編

昨日はげんぞうさんから、今日はYさんから、原稿が返ってきました。9割がた完成の原稿ですが、げんぞうさんのは面白くなった分、文量が増えてしまったため、雰囲気を保ちつつ再度少しダイエットしてくださるようお願いしました。そろそろウンザリしてくる段階かと思いますがよろしくお願いします。
次は写真を取り込んでレイアウトしてみて校正です。が、私はお金を稼ぐ方の仕事がとてもヤバくなってきたので今夜はとりら作業はちょっとお休み。

仕事って何よ、と言われると思うので昔に描いた絵をお見せしてみます。なんかヘンな絵だよね。もうずーっと本気で絵筆を持っていなくて、このまま絵は描かないかもと思っていたのに、挿絵を依頼してくださる奇特な方が現れて、絵描き業をぽつぽつ再開してるところです。今月末までに=10日であと21枚描かないと。。。困った。年内完成も苦しい。辛抱づよく待ってくださる自費出版の作者になんと言えば‥。なのに今夜はノらないのでこうやって逃避してるわけだ。ちなみにタイトルは「うつくしい風のスキマ」とこれもちょっとヘンなのです。

by.今夜はタダのMAf0147037_0181095.jpg
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by torira | 2007-10-21 00:31 | Comments(0)