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さんさの練習

 この10日間ぐらい、夕方から夜にかけて近所の小学校の校庭で「さんさ踊り」の練習が盛んに行われています。写真のように広大な校庭のすみのほうに遠く見えるだけなのですが、太鼓も笛も音量はかなりのものです。伝統さんさではない感じなので、おそらく町内会とか学区単位のグループが8月1日(水)~4日(土)の「盛岡さんさ」に向けて練習しているものなのでしょう。しかも一団体ではなく複数の団体さんが入れ替わりやっているようです。時間も長いし、ほんとに連日やっており、例年よりもかなり力を入れているように感じます。
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 昨年からは“福呼(ふっこ)踊り”という新演目を導入したり、さらに今年は「太鼓の数のギネスに挑戦」とか「盛岡城跡公園さんさスペシャル会場で演技」など新企画を設けるなど、全体として盛り上げようという意気込みを感じます。

 さて、私の所属する大ヶ生山伏神楽は最も基本となる奉納先「板橋神社」での奉納を例年通り8月17日(金)に控えています。春からは、ほぼ1週間に1回ぐらいのペースで練習を続けてきているものの、自分はこの数ヶ月ほとんど笛を吹いていませんし、当日予定されている演目のうちいくつかも、やはりこの数ヶ月は舞っていません。どうしても、みんなで練習するときに優先的にやらなければならない演目があるので、そのほかは後回しになるんです(もちろん、師匠さんたちの舞は今年もばっちりOKです! )。一般的に盆踊り系の芸能以外の多くの芸能は一演目がそれなりの長さを持っているので、繰り返して練習をするということをしづらい→型を覚えるまではできても、その先のステップに進めない…というのが多くの団体共通の悩みではないでしょうか。
 そういったわけで近所でさんさ踊の練習に熱が入っている様子を耳にするにつれ、焦りがつのります。が、それはさておき、今年の盛岡さんさ踊りにはどうぞご期待ください。繰返して練習したものには、そうでないものには代えがたい良さがあるのだと思うのです。

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-31 21:05 | おまつり | Comments(0)

「とりら」、宮古市「かんの書店」にお目見え

冊子「とりら」創刊号、沿岸に取扱店がなく、そちらの方々にご不自由をおかけしていましたが、宮古市宮町の「かんの書店本店」で置いて頂ける事になりました。
JAビルの、Mr.ドーナツとかいろいろ入ってるところです。
かんの書店の場所はコチラ→地図

 by blogとりら管理人 げんぞう
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by torira | 2007-07-30 23:14 | 冊子「とりら」 | Comments(1)

大宮神楽が盛岡に

2007もりおか郷土芸能フェスティバルが今年も開催されます。
★日程・会場:
 9月2日(日)10:00~ 都南文化会館キャラホール
 9月16日(日)10:00~ 盛岡市民文化ホール(盛岡駅西口)
・・・です。
 盛岡市というのは、10数年前に都南村を合併したり昨年にも玉山村と合併したりということもありまして、実はやたらと芸能が多い自治体です。多いのはさんさですが、剣舞、獅子踊、田植踊、神楽などなど各種とも盛りだくさん。この芸能フェスティバルには、その一部と、よその地域からお招きしたゲスト団体が毎回出演します。

 今回のゲストは広瀬人形芝居 常楽座(特別出演:奥州市)と大宮神楽(特別出演:田野畑村)。
f0147037_2172642.jpg 後者の大宮神楽のことはあまりご存知ない方も多いかもしれませんが、鵜鳥神楽(普代村)と実質的に同じメンバーです。なんで名前が違うかというと、大宮神楽の権現様を持って旦那場廻りをしたり大宮神社で奉納したりするときは大宮神社の神楽として大宮神楽であり、鵜鳥神社の権現様をもって霞掛けをしたり鵜鳥神社に奉納したりするときは大宮神楽である・・・ということです。
よくわからない方も多いかと思いますが、そこらへんは、とりら創刊号に掲載の「鵜鳥神楽巡行日記」をごらんいただければ、イメージをお持ちいただけると思います。
 写真は、鵜鳥神楽が巡行先の釜石市黒崎で「門祝い」をしている様子。権現様で家々を祓い清めながら、お札を配って歩きます。家に入るときのあいさつは「普代村の鵜鳥神社でございます」。「△△神楽です」と名乗るのではないところに、深いものを感じます。

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-30 21:09 | 芸能 | Comments(0)

一文字の神社

 盛岡市本宮4丁目の泉神社もちょうどお祭りでした。4丁目って、泉屋敷のことです。いまの若い人たちに言ってもわかんないでしょうけど。
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 神社はとても小さいのですが、お祭りにはおみこしが出ます。また、のぼりが近所のあちこちに立ちます。どうも、のぼりの「泉神社」の文字に弱いのです。

 一文字の神社名というのは岩手県では他にも雀神社、山神社、荒神社、蜂神社、幸神社などがあるんですが、文字をぱっと見た感じが絵としてイイ。そういうお祭りののぼりにふらふらっと引き寄せられていくと色んな芸能との出会いがあったりなかったり。

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-29 21:11 | おまつり | Comments(0)

旧6月15日でした

昨日28日=旧暦6月15日は、まめぶさんが書いておられる通り牛頭天王のお祭りが多い日でした。「とりら」にも、「この日はお祭りが多い」と書いた手前、何か見ておかなくては、と455号線を走ったら、薮川のお祭りに行き当たりました。
盛岡市玉山区薮川の毘沙門堂のお祭りでした。
人が10人すわればいっぱい、という大きさのお宮で15人くらいの人がへろんへろんに酔って談笑してるところへおじゃまし、毘沙門天の仏像と権現様にお参りさせていただきました。
「昔は神楽を呼んだり奉納相撲をやったりしたんだけどねー予算がなくって」と一人が言うと「わたしは神楽が大好きで」とある女性がまねて踊ってみせてくれたり、皆さんとても楽しそうだった。
神様の下り物の砂糖をからめた甘いお餅を頂いたりしてきました。
薮川の皆さん、ありがとうございました。
デジカメは持って行かなかったので画像をお見せ出来ず残念です。

by.事務局MA
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by torira | 2007-07-29 05:49 | おまつり | Comments(0)

土用と言えば

 この季節、おすすめのスイーツです。
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 じゃなくて、梅干の土用干しをしたんです。

 土用というのはだいたい節分前の18日間を言うのだそうで、今年2007年の夏から秋への土用の場合、土用の入りは7/20、土用の丑の日は7/30、立秋は8/8です。
 その「土用」だとか「うるう年」のいわれみたいなのを兄弟(妹)喧嘩みたいな話で説くお話がありまして、それに基づいた演目が「五大龍王」「所望分」といった名称で、東北各地の神楽にあります。南部神楽ではわりとしょっちゅうやるほうの演目ですが、南部藩内では、それほど頻繁にやるほうではないようです。また、いちばんそういうのがありそうな大乗神楽に、なんでだかこの演目が無かったりします。

 いろんな神話とけっこう混ざることが多いのか、盛岡以北の神楽では演目や祭文の中で、このストーリーと「岩戸開」がこちゃこちゃ混じったようなのがあります。また、このblogでもキュウリでおなじみの牛頭天王のお話とも密接なようです。ややこしいのでお手上げですが、「後から混じっちゃったんでしょう」だけで済ますにはもったいない。どういう経緯でそういうややこしいお話になったのか、よく考えてみる価値があると思います。

 それで、土用干しの結果なんですけどね。やっぱりムシロなりザルなりの上でやったほうがいいなあ、というのが実感です。

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-27 20:46 | たべもの | Comments(0)

悲しい哉

※天王(牛頭天王)様にちなんでというわけではありません。

 単純に胡瓜が好きです。牛頭天王の存在を認知する以前から、胡瓜が好物です。
 瑞々しく、食べごたえ十分のジウリ(標準和名は知りません)はもっと好物です。
 で、夏場の夕飯となるウリの味付けに欠かせない我が家のバッケ味噌〔川井村で購入〕が昨日をもってなくなりました。

 近場で岩手県産のバッケ味噌を販売していないだろうか。それが当面の課題です。…胡瓜に集中しているためか、本日は天王様の質問ばかり寄せられました。

夏バテです。

f0147037_18145816.jpg ちなみに、こちらのお写真は水沢の鎮守府八幡宮にて執行される加勢蘇民祭で配札されるありがたい疫病除けの御札です。岩手県教育委員会編集発行の『岩手の蘇民祭』という報告書(p.62)によれば、こちらは「マクワ瓜の形に葉と花をそえて薬神の像として版刻」したものといいます。

 マクワ瓜は、千葉県で田んぼ仕事に従事していた頃、地元の農家兼八百屋さんからおすそ分けしていただいた以外に口にしたことがありません。そういえば、岩手県でマクワウリを販売しているところはあるだろうか。…課題が増えました。

 ところで、“岩手ではお盆にウリ(正確にはカラス瓜)の灯籠を作るのか?、それを今でも放流しているのか?、どこに行くとその様子を見ることができるのか?”という宮沢賢治の作品に因ったご質問に対し(意外と多い)、何時の日かはっきりと明瞭な答えを述べられるよう、今年のお盆も各地を徘徊いたします。

 よろしくお願いいたします。

 夏バテゆえの散文です。

by.まめぶ
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by torira | 2007-07-26 22:00 | たべもの | Comments(0)

ぬぎだれ

 まずは告知を・・・
 浦浜念仏剣舞単独公演『剣舞の静と動~祈りと鎮めの心~』
日時:8月25日(土)13:30~
会場:盛岡市上田字松屋敷 岩手県立博物館芝生広場(雨天時は屋内グランドホール)
内容:「念仏踊り」「一本扇子」「二本扇子」「綾踊り」「長刀」「高館」「十五」 鑑賞無料


 さて、この公演に出演される浦浜念仏剣舞は『脱ぎ垂れ剣舞』の異称をもちます。なんでかというと、背中に着物の袖を垂れ下げた「脱ぎ垂れ」をつけているからです(チラシ(Wordファイル1.19MB)参照)。気仙地方を中心に陸前・陸中沿岸には鎧を着用する剣舞があるので、それに対して「脱ぎ垂れ」を強調しているということもあるかと思います。

 それじゃあ脱ぎ垂れをつける剣舞が他の地域にないかというと、そういうことではありません。鬼剣舞含め、内陸の剣舞も脱ぎ垂れをつける団体が多くあり、鬼剣舞などの念仏剣舞のことを脱垂剣舞ということもあるようです。大口のデカさに比べると脱ぎ垂れのチャンチャンコが小さいので見過ごしがちですけれども。
 自分は中学生のころに朴の木沢念仏剣舞の脱ぎ垂れについて「飢饉で亡くなった子どもたちを供養するために、子どものチャンチャンコをつけてるんだ」と、教師から教えられました。岩手に来てからは、あんまりそういう説を耳にすることはないのですが・・・。
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 写真は、大ヶ生山伏神楽の「御神楽」。厚手の素材の着物を背中につけています。
 ぬぎだれは剣舞・神楽など様々な団体にあり、作り方・着用の仕方はさまざま。ジャンルや地域、さらに同じ団体の中でも演目や役によって異なるものを使い分けている場合があります。

※画像提供・撮影:笛吹童子 様

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-25 20:53 | 芸能 | Comments(0)

寺社記録

 「南部領宗教関係資料」という、とってもベンリなシリーズがあります。このうち、③として「寺社記録」というのが昨年10月に発刊されました。 (岩田書院HP内 南部領宗教関係資料③「寺社記録」紹介ページ 参照)
 編者(岸昌一 氏)が解題に書いたような全体を通しての読み方をしようと思っても、なかなかできるものではありません。が、自分の関心ある箇所が少なからず出てきます。とりあえず気にかかる箇所に付箋をつけていったら、結構たくさんになりました。お祭り話がもりだくさんですので、皆さんにも、買って手元に置かれることをオススメします。
f0147037_22203837.jpg ダイレクトに民俗芸能にかかわる話題としては、「南部藩内でも伊勢御師が太神楽やってたのかなあ」「大乗神楽っていう名称が昔はあちこちで使われてたんだなあ」とか、そんなことを感じさせる内容が載ってます(現在のような太神楽や大乗神楽がそれぞれおこなわれていたと即断することはできないと思いますが)。
 そのうちこのシリーズで出るのかどうかわかりませんが、やはりベンリな昔の書き物に「篤焉家訓」という資料もあります。これは現在でも県立図書館のHP内 イーハトーブ岩手 電子図書館内 「篤焉家訓」のページで原本の画像を見ることができます。

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-24 22:24 | 資料紹介 | Comments(0)

こんなアップリケを見たら

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「とりら」創刊号、おかげさまで好評です。
手元の在庫が少なくなって来て、さんざん悩んだあげくちょこっと増刷することにしました。
いったい2号目の印刷費は出せるのか。不安だなあ。

増刷したからには、売ります。
こんなアップリケをTシャツにつけた人を見かけたら、それはとりらスタッフです。
8月5日の「北上みちのく芸能まつり」でウロウロする予定ですのでどうぞお声をおかけください。
というわけだから、みんなTシャツもってきてね!(メンバーへの呼びかけ)
これはフェルト用の羊毛をコシコシして作ります。茶色い地鶏と白色レグホンの2タイプ作りました。
1羽ずつ体型が違います・・。同じく作れません・・。
よろしくです。

by.事務局MA
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by torira | 2007-07-23 22:51 | 冊子「とりら」 | Comments(0)