カテゴリ:東日本大震災( 219 )

とりら募金のご報告 2015年10月〜12月分

2015年10月〜12月の三ヶ月間に頂いた「とりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」に対し、お志を寄せて下さった皆様のお名前を挙げ、感謝のしるしといたします。

那須川真由美様、橋本和幸様、吉田計子様、貴重なお志をありがとうございました。

頂いた募金は現在は主にお花(ご祝儀)として各団体等に差し上げています。
今期は、釜石まつりで、年行司太神楽、東前太神楽、錦町虎舞、尾崎虎舞、只越虎舞、平田虎舞、平田神楽、八雲神楽の各団体にお花各5000円をお贈りしました。また盛岡で公演された野田村のなもみ太鼓、大槌町の上亰鹿子踊りへもお贈りしました。鵜鳥神楽へは募金からすでに複数回のお花を差し上げていますので、今回は個人的にお花を差し上げました。
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震災から5年になろうとしています。
「今年もお正月の悪魔払いを行いました」などという年賀状を頂いていますが、ここへ来て沿岸被災地へのまなざしがぐっと薄くなって来た気がするのは私だけでしょうか?
去年も各地で自然災害が起こり、また世の中も大きく動きつつあります。
私自身、今年はこれまでのペースで沿岸へ行くことはおぼつかなくなりそうです。
しかし新しい町の姿はまだ見えて来ないところが多いのです。
難しい時期にさしかかりました。
少ない力で何が出来るのか、考えるヒントなどを頂けたらと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

 by.事務局MA
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by torira | 2016-01-06 21:02 | 東日本大震災 | Comments(0)

残すもの、残るもの

11月に行われた「もりおか郷土芸能フェスティバル」では、ゲストに大槌町の上亰(かみよ)鹿子踊りをお招きしました。
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とりらの「岩手沿岸の民俗芸能応援募金」からお花を持参して楽屋を訪ねると、代表の上野さんから「ほんとうにありがとうございます。皆さんによろしくお伝えください」とお礼を言っていただきました。
この日は新築祝など特別の時に踊る「柱がかり」を演じてくださいました。
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今日で震災から4年と9ヶ月。
代表の上野さんは復興工事などにもたずさわっていらっしゃるそうですが、
「復興は進んではいるのだけど、地元の皆が期待してるスピードではないからどうしても『進んでない』と言いたくなるんだね」とおっしゃいます。
近頃急速に被災地への関心が薄れて来ていると感じています。(「三陸復興カレンダー」、買ってね!」という声も届いてます)

大槌町と言えば、被災した旧町役場庁舎を解体するか、震災遺構として残すかの議論がたびたび話題になっています。
特に、大槌高校の「復興研究会」(こんな研究会があるとはすごい!)の生徒たちが
「旧役場庁舎は子どもたちに震災を伝えるために残してほしい。
自分たちがもう少し話し合う時間が欲しい」
という要望書を町長に提出したというニュースが新鮮でした。

社会に対して物を言わないと見られてきた若い世代に、いま各地で新しい変化があるようですが、大槌にも積極的な10代が現れたんですね。
同じ震災経験者として神戸の大学生などとの交流が盛んで、視野が広がっているのでしょう。
おりにつけ、大槌には進取の気性があるようにも感じています。
町に何を残し何を選ぶか。発言の経験は彼らの心に自信となって残っていくでしょう。
希望を感じるニュースでした。

太鼓はもう一人前?だけどインタビューはちょっと照れちゃう大槌の子供たちです。
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 by.事務局MA
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by torira | 2015-12-11 22:02 | 東日本大震災 | Comments(0)

野田まつりを振り返って

冬になろうというのになぜ今、8月の野田まつりなのか? と不審に思われるでしょう。
まあちょっとおつきあいください。

有名な砂浜が消えてしまった十府ヶ浦をとおりました。砂浜の復活は難しいですよね。。
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野田まつりは山車が3台出ますが、お見かけしたのは上組と下組でした。
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そしてステージでは野田村の「なもみ太鼓」が。
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このりりしい背中を見よ、って感じですね。
実は今度の日曜日、22日にこの「なもみ太鼓」が盛岡にいらっしゃいます。
この団体だけはプラザおでっての広場(屋外)でご披露なので無料で応援できますよ。13時からです。これに続き鵜鳥神楽と釜津田鹿踊りはホールで鑑賞となります(有料)。
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なお、野田村の「なもみ」が登場する三鉄北リアス線「こたつ列車」は、今期は12月5日(土)~平成28年3月27日(日)の土休日に運転されます。

「なもみ」については、「とりら」8号の「なもみがやって来た ヤァ!ヤァ!ヤァ!/瀧音幸司」をぜひご一読ください。盛岡駅の本屋さんなどでお求めになれます。またはこちらをどうぞ。

震災後、野田まつりに毎年来てくださっているのが青森県弘前 市のYOSAKOIソーランチーム「AOMORI花嵐桜組」の皆さんです。
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パフォーマンス力が素晴らしい!心が晴れますね。村民にもすっかりおなじみで「ジェニーさんは相変わらず元気だね、いいねえ」とささやく声が聞こえました。最後は野田の鮭に変身。
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おみやげを、野田駅・道の駅向かいにある「お魚センター」で買いました。広い店内に地元でとれたピカピカの海の幸がいっぱいで感激しました。その場で焼く焼き魚もあってすぐ食べられます。
あぁまた行きたい!
近所に住み着いてる野良くんもおこぼれを頂いてるらしく元気そうでした。
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 by.事務局MA
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by torira | 2015-11-19 11:51 | 東日本大震災 | Comments(0)

末崎町細浦、8年ぶりの熊野神社五年祭

大船渡市末崎町細浦の熊野神社式年大祭(五年祭)が10月31日に行われました。
前回は震災で中止になったため8年ぶりだそうです。
お祭りにいらした方から平組梯子虎舞の画像を送って頂きました。ご協力ありがとうございます。
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大船渡市郷土芸能協会のHPより、平組梯子虎舞の紹介。
今からおよそ七百数十年前、紀州の国弁樓郡より修験者山伏等主従が北上の際、当地方に勢力のあった蝦夷の首領太鬼丸を平定して住居を定め、紀州熊野権現社を勧請したものが現在の大船渡市末崎町小細浦鎮座の熊野神社であると伝えられています。
その修験者が持参した獅子頭を宝暦年間、将軍徳川家重の代に当地の某なにがしの彫刻師に頼んで獅子頭を作り直し、文政年間、将軍家斉の時代に技匠末崎町平の住人、東四郎屋留蔵・川口屋磯五郎の両名が舞振りを付けたのが「平組梯子虎舞」と言われています。

あれ?ルーツは熊野権現で、熊野の修験者が持参した「獅子頭」とありますが、どこで獅子から虎に変わったのかなあ?
お顔を見ても虎じゃないもんね。色が黒くて熊野系の権現様だもんね。
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紀州の漁民は漁業技術に長けていて早くから太平洋側の広い海域で活躍していました。三陸沖でも鰹漁や鰯漁を盛んにおこない、三陸の漁民にその技術をもたらしてくれました。
その副産物?として熊野信仰もこの一体に定着していったそうです。熊野神社は県内各地にありますが、沿岸部は藩を問わずほんとに多いです。


気仙管内に数団体の梯子虎舞がありますが、大船渡市郷土芸能協会のHPによれば、横梯子があるのはこの平組梯子虎舞のみだそうです。
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岩手日報の記事によれば、大船渡市末崎町は震災で42名が犠牲になり、五年祭に参加する9地域のうち7地域が津波で被災していますが全地域が今回の祭に参加したもようです。

もし今回も休んだら虎舞を始め祭のあれこれを後生に伝えきれなくなる、という危機感があったと聞きました。
文化、というと抽象的に響くかもしれませんが、祭は地域に暮らす人の心を暖める大事な重しなんだなと思う次第です。

<追記>
横梯子があるのはこの平組梯子虎舞のみ、と書いたら、「大船渡市日頃市の川内はしご虎舞でも横梯子を使っているんじゃないですか?」というコメントを頂きました。
大船渡市郷土芸能協会のHPには解説のない川内はしご虎舞ですが、とりあえず画像を貼りますので見て頂こうと思います。こちらは文字通り黄色い顔の虎ですね。
画像提供とご教示ありがとうございました。
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 by.事務局MA
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by torira | 2015-11-15 21:43 | 東日本大震災 | Comments(0)

2015年の釜石まつり その2

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市役所前の御旅所です。玉串を捧げているのは、ここに代々住んでいらした菊池さん。震災前はここは菊池家の御旅所だったそうです。
「とりら」6号の山本洋佑さんの文章にも出て来るこの方は、釜石の旧家のお生まれで、敷地内には古文書などを納めた蔵があったそうですが、「一切どこかへ流れていきました。残ったのは重い御神刀だけ」と錦の袋に入った長いものを携えていらっしゃいました。

本来は羽織袴に裃(かみしも)を着て祭に加わる役ですが、「震災後は裃は着ていません。紋付きだけです」と首を振ります。
流された文書の中には、南部藩のお抱え芸能集団、七軒丁関係のものもあったとのことでつくづく惜しまれます。

ドラッグストアの横で錦町虎舞が踊っていました。赤いほっかむりの道化の方、えらくお上手。さぞかしベテランさん、と思いきやかなり若い方だったので驚きました。
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子ども達が「うさぎ うさぎ」を踊っています。鵜住居虎舞もこれやりますね。この2団体は交流が深くて、お互いの祭に行ったり来たりして応援し合います。
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そういえば「うさぎ…」は年行司太神楽も踊ります。やはり太神楽と虎舞は近いのでしょうか。

元バスセンターの御旅所に神輿が到着しました。あっ、見物の中に大槌町の某虎舞の方(クリームソーダがお好きらしい)が混じってますがわかるかな〜?
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平田神楽に、とりら募金からお花をお出ししたら覚えていてくださって、「去年も頂きましたね」と言って頂きました。
権現様を持ってポーズ。
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「ブログ、ときどき見てるよ」と言われて恐縮です。記事を書くのが遅くなってごめんなさい。

御旅所で踊る台村の虎舞です。足が白いんですね。
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大勢の人出で写真を撮るのに苦労しました。やはり見る人が多いと盛り上がります。こちら東前太神楽。
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最後の良いシーン、送り船を見ようと魚市場で待っていました。
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あれ?御神輿は来たけど芸能が来ない。
「年行司太神楽と八雲神楽は奉納芸能ではなく、神事にたずさわる団体」と菊池さんに教わりましたが、この2団体しか見かけませんでした。大人の事情があるようです。
「来年は岸壁が出来るから、その時は送り船もにぎやかにやるから!」と虎舞の方に強調されました。
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今年はさようなら。来年またお待ちしています。
工事が進む釜石港が輝いていました。
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 by.事務局MA
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by torira | 2015-10-30 22:39 | 東日本大震災 | Comments(0)

2015年の釜石まつり その1

遅くなってすみません(最近こればっかり)、釜石まつりのご報告です。
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駅近く、シープラザ遊に御神輿が来ました。たくさんの人が出ています。
震災の年の釜石まつりを思い出すと、あの日ここに並んでいた出店は今年はありませんでした。かわりに大町の青葉通りに露店が列を作っていました。大町がだいぶ復活してきたからです。

神輿を担ぐ皆さんのお昼休み。お疲れ様です。
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私がお昼を食べに入った店では、6,7人の男性がご飯とともにビールをじゃんじゃん飲みながら「お祭りだからいいんだもんね!」とはしゃいでいました。復興関係で釜石に長期滞在してる方たちでした。

震災前と同じように、路上で演舞が行われていました。以下、年行司太神楽です。
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建築中の建物が背景に入ってきます。ずいぶん工事が多かったな。

平田神楽は小さな後継者が育ちつつあるようです。この背景も建築中のビル。
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八雲神楽の太鼓のリズム、前には気づかなかったのですが県北のナニャドヤラの太鼓にそっくりです。ドキドキするあの感じ…。
舞をちゃんと拝見するのは初めてだったかも。輪踊りになったり一列になったり、神楽にしては不思議なフォーメーションです。囃子も舞手も若手が多くてびっくりしました。
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権現舞もなんだか独特。ちゃんと見てみたい神楽です。
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東前の七福神が来ました。
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釜石のジャズ喫茶「タウンホール」の御主人が「七福神のリズムが好きさ」とおっしゃっていたのを思い出しました。たしか2011年に一度おじゃましたのです。
二階のお店なので津波の被害は廻りの惨状に比べれば少なくて済んだそうで、震災後は市民のいこいの場になっていました。今回寄ってみようと思ったら15時開店なんですね。

小川(こがわ)鹿踊り。「仙人秘水」でおなじみの釜石鉱山がある甲子(かっし)町の芸能です。
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遠野に似てるなーとおもったら、遠野市上郷町の板沢の鹿踊りが伝わったのだそうです。詳しくは「祭の追っかけ」さんのこのページをどうぞ。

…というわけで続きはまた明日。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-10-29 22:23 | 東日本大震災 | Comments(0)

2015年の大槌まつり

また11日がめぐってきました。
沿岸被災地では今日、お祭りを迎える地域がいくつかありましたね。

9月の大槌まつりのレポートをしてみます。
大槌町でもかさ上げ工事が進んで来て、かつては小鎚神社から町が見下ろせたのが、目線が平らになってきました。
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御神輿は勤労青少年体育センター前でお休みしているところでした。
安渡大神楽の方とお話していると、「安渡は子どもが減って困った。祭は子どもが主役だから。」という言葉が出て来て軽いカルチャーショックを受けました。
「祭は子どもが主役」。
これは内陸部にはない感覚です。
確かに沿岸のお祭りでは子どもの参加率が高い。特に大槌町では見かける子どもの殆どが祭の一員です。そして家族全員で仲良く歩いてる光景をよく見かけます。これで良い子が育つんだなあ。
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城山虎舞の方ともお話しました。
目下の悩みはやはり練習場所。町の体育館しかないので各団体とも十分な時間が取れないのです。
「今つくりたいのは大槌の郷土芸能館。皆が集まれて練習も出来るところ。皆で資金を出し合って、と思うんだけど、団体によっては人数が減ってちょっと苦しいというところも。でも何か考えます。大槌はまだまだやりますよ」という言葉に希望を感じました。
御旅所から還御再開。松ノ下大神楽です。
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今年の大槌まつりのポスターと三陸国際芸術祭のポスターに登場した金沢神楽。メンバーが増えて充実してきました。
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踊りを披露する城内大神楽。
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そして小鎚川に御神輿が入る場で祭はクライマックスに達します。たくさんの人がもりもりと岸辺に集まって来ました。
新巻鮭発祥の地と言われる大槌。鮭が上る川と御神輿が交わることで、この土地の豊かさと幸いが祈られるのだと感じます。
芸能のお囃子がわんわんと行き交い、皆が興奮している中を神輿がザバザバと水に入っていきます。
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川の中でスクラムを組んで歌い続ける虎舞。
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大がかりな音響システムとかスクリーンとか花火がなくても、皆が沸き立ち幸福になれる仕組み。
祭の創造力をあらためて見直し、心を揺さぶられました。

神輿が還った夜の小鎚神社で奉納する臼澤鹿子踊。
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代表を務める方に書いて頂いた「未来へ!臼澤鹿子踊 〝神の森 どろの木〟へかける夢」が掲載されている「とりら」8号が好評発売中です。
大槌町とその周辺の方は信栄書店(tel.080 -1668- 4649)へどうぞ。
郵送ご希望の方は、とりら事務局toriratorira@yahoo.co.jp へメールください。

暗くなっても門付けが続きます。城山虎舞が車屋さんに舞い込みました。
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「最近は町外からの依頼はだいぶ落ち着きました。もう5年目だから当然ですけどね」とおっしゃっていましたが、来週10月18日(日)は「全国太鼓フェスティバル」に城山虎舞、ご出演です。陸前高田市立第一中学校体育館 10:00~15:00ですよ。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-10-11 21:48 | 東日本大震災 | Comments(0)

とりら募金のご報告 2015年7月〜9月分

遅くなりましたが、2015年7月〜9月の三ヶ月間に頂いた「とりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」に対し、お志を寄せて下さった皆様のお名前を挙げ、感謝のしるしといたします。

高橋美香様、斉藤聖英様、那須川真由美様、橋本和幸様、貴重なお志をありがとうございました。

頂いた募金は現在は主にお花(ご祝儀)として各団体等に差し上げています。
今期は、陸前高田市:うごく七夕まつりの山車組11組と気仙町けんか七夕祭保存連合会、大槌町:大槌まつり、釜石市:鵜住居の鵜住神社例大祭で芸能団体にお花各5000円をお贈りしました。

大槌町で見かけた仲良し家族です。
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 by.事務局MA
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by torira | 2015-10-09 21:44 | 東日本大震災 | Comments(0)

2015年のけんか七夕

お盆をいかがお過ごしでしょうか?
ところによってお盆は8月7日に始まります。「七日盆」と呼ばれるようですね。
気仙地方で7日は初盆を迎えるおまつりとされ、それぞれの地域で様々な行事があります。
その一つが高田の七夕祭りです。
さきに行われた気仙町けんか七夕祭り。今年も二台の山車が出ました。
赤い気仙組の山車と青い今泉組の山車。
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本部の建物前にお花が張り出されています。
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「八日町でのケンカは今年が最後になりそうです」というMCが流れ、なんとも言えない気持ちに。

気仙町を往復した山車が本部前に近づいてきます。
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地元の人々に混じって今年もあの赤いTシャツの皆さんが山車を引いていました。茨城県つくば市に本社を置くスーパーが、二泊三日の体験学習プログラムを組み、子どもと大人が「うごく七夕」「けんか七夕」両方で山車を引くのです。

さて、本番です。「よおし 始めぃ!」の掛け声でガチンコ!!
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ぶつかるのは一瞬ですが、勝負は山車がどれくらい押せるか・引っ張れるか、やや時間をかけて(と言っても数十秒だけど)で決まります。
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夜はだいぶ派手な「ケンカ」になったそうです。渋滞がすごくて諦めて帰ったのをちょっぴり後悔しました。
また来年‥。来年はどこで行われるのか、今から気になります。
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今年はうごく七夕祭は11の祭組に、けんか七夕祭は保存連合会に、とりらの「岩手沿岸の民俗芸能応援募金」からお花を出しました。そのお返しの数々です。

今回初めて高田の七夕を見た方から「想像していたより何倍もかっこいいし楽しいですね!高田の町も実際に見られて良かった‥というか、まだまだなんだなと改めて感じました」という感想を頂いています。
皆様、来年の8月7日は日曜日ですよ!これはチャンスです。
来年は(も)どうぞお出かけください。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-08-14 14:17 | 東日本大震災 | Comments(0)

2015年高田の七夕祭り〜うごく七夕

8月7日、陸前高田市へ行ってきました。
かさ上げ工事が進み、山車を引いて歩ける道がかなり限られています。
「うごく七夕」を行う高田町では、荒町の二台の山車がいるところが今年のメインの道。
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松原祭組。
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右は鳴石の、左は大石の山車です
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森前祭組。
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中央祭組の山車のうしろに見えるのは復興住宅です。
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大町の山車で、私のクラブの生徒だった子が太鼓を叩いていました。呼んでも聞こえなかった。ちゃんと会えなかったのが心残りですが元気な姿を見られてよかった。
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川原祭組はナンバンを倒して休憩中。
アザフを折ってくださった皆さん、これが今年の山車ですよ!
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長砂祭組の山車はイオンの横にいました。
「家も人もいないところを引っぱっても‥」と、おもに米崎町あたりを歩くそうです。
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たしかに。今の高田はこんな感じですもの。
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人がいてこそ祭がある‥。次第に変化を迫られる時期にさしかかって来たようです。

少し高台なので会館が残っている和野。
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山車飾りの短冊に、今は参加していない沼田祭組への思いやりが書かれていました。
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「大人っぽくなる! 清く気だるく美しく」の下に「日韓友好」とあったのがヒットです。そうです、大人ならね、仲良くすることを知ってるんだよ。

昼の運行を終えて駅前祭組がやって来ました。真っ赤なナンバンが鮮やかです。
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四隅の飾りをあんどんに替えて、そろそろ夜の部へ出発するところ。
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川原祭組は積極的にボランティアを受け入れていて引き手の多い組です。私たちもそこに混ぜて頂き、ちょっとの間ですが綱を引いて歩きました。
今回初めて高田に一緒に来た知人は、楽しそうに山車を引いていました。
しかし全体にボランティアは減りましたね。当初はたくさん来ていた支援団体のテントも今は見当たりません。

今年は夜の部の参加が少ないとはいえ、明かりの灯った山車はやっぱりきれいです。
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和野の山車も降りてきました。蛇口のイラストは何ですか??
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来年はどうなるのか。
「未来への絆」をどうつないで行くか。
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大学のボランティアで来ていた人が、卒業後も引き続き自費で山車を引きに来ているという話もお聞きしました。
難しい時期こそ応援したいですね。
私たちの募金も次第に少なくなってきたので、来年の七夕にお花を出せるかどうかわかりませんが、せいぜい「とりら」を販売して少しでも余裕をためておこうと思います。

うごく七夕川原祭組の方にも書いていただいた「とりら特別号」(2012年発行・1000円)は、8月22日(土)に開かれる「遠野文化フォーラム〜鎮魂と芸能〜」会場(あえりあ遠野)でも販売いたします。
フォーラムの詳細はこちらでどうぞ。

 by .事務局MA
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by torira | 2015-08-13 22:12 | 東日本大震災 | Comments(0)