カテゴリ:東日本大震災( 219 )

とりら募金のお願い

とりらでは岩手の三陸の芸能を応援する募金活動を本格的に行っていきます。ご支援のほどよろしくお願いします。

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とりら 岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金 要綱 

●趣意 
 岩手の三陸沿岸には、巡行の形態を持つ神楽を始め、虎舞、鹿踊り、念仏剣舞など多様で特色ある民俗芸能が分布しています。数にして260~280もの団体が、地域社会の絆と信仰を支え、ある部分では 経済的地域循環の一部となる役割を担ってきました。

 3.11東日本大震災により、沿岸の市町村は計り知れない大きなダメージを受けています。生活基盤の立て直しもなかなか進まない今、芸能者の皆さんは「芸能どころではない」という気持ちと「自分にはふる さとを元気にする役割がある」という自尊心の間で揺れています。

 このような状況の中、私たち「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」は、ささやかな取り組みとして、岩手三陸沿岸の芸能をお見舞しなが ら、現況や当事者の気持ちを聞き取り、要望に応じて可能な範囲で楽器・装束などの整備を応援します。
 またそこで得た情報を公開し、民俗芸能を援助する機関や他の募金等へつなげて行くお手伝いをします。
 調査報告として2012年に「別冊とりら 震災関連特集号」を作ります。芸能だけに限定せず、生業、祭り、年中行事などを含めた地域 の暮らしの変化を拾ってまとめたいと考えています。

●募金の使用内容 
<1>個々の団体へお見舞いとして、暫定的に1万円程度をお渡しする。
<2>楽器・装束の購入費用にあてる。
<3>「別冊とりら 東日本大震災 岩手のくらしと芸能(仮題)」を発行し、関係団体等へ無料配布しながら一部販売する。(2012年 発行予定・部数未定)
 ※公演は使用目的としない。

●経過報告と収支報告 
 ・順次ブログとりらで経過報告をする。
 ・6月9月12月3月各末日〆でブログ上で報告する。

●募金の募集期間 
  2012年3月末日。状況に応じて延長する場合がある。

●募金方法 
  <1>手渡し
 <2>郵便振替
 郵便振替用紙に 「岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」 と明記して下さい。
 希望者には用紙をお送りします。
  口座番号02240-4-69271
  加入者名 ふるさと岩手の芸能とくらし研究会
  ※振り込み手数料のご負担をお願いします。

【問い合わせ&振替用紙請求先】
○ふるさと岩手の芸能とくらし研究会(代表 吉田隆一)
 事務局 TEL&FAX.019-662-4513 (飯坂真紀) 
 e-mail toriratorira@yahoo.co.jp
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by torira | 2011-05-24 21:36 | 東日本大震災 | Comments(0)

現況報告3 虎舞の今

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5月7日現在の虎舞の情報です。

○大槌町
・4月18日付岩手日報:安渡小の校庭で17日開かれたお花見会で、城山虎舞と向川原虎舞の2団体が踊った。
・ 5月4日付岩手日報と毎日新聞:城山虎舞が大槌町の避難所の1つ、城山体育館で子供たちと共に虎舞を披露した。
城山虎舞のHP
大槌町の虎舞は5団体です。

○釜石市
・5月5日、紫波町の志和稲荷神社の例大祭では、震災の被害を鑑み、紫波町内の伝統芸能の奉納式を中止する中で、とくに釜石市の「尾崎青友会」が「是非、奉納させて頂きたい。元気な姿を見てもらいたい。」と復興祈願の虎舞を奉納した。

・個人的には、鵜住居虎舞のメンバーの方に電話でお聞きすることが出来ました。以下そのお話から。
10団体ある釜石の虎舞で、衣装道具などを失った事がはっきりしているのは、鵜住居虎舞と平田虎舞。平田は町自体の被害はそう大きくないが。両石、片岸などの団体も被害があるのではないかと思う。

鵜住居の場合、青年会館に屋台、頭、太鼓などを保管していたが流失してしまった。太鼓が後から見つかったので、頭などを他の団体から借りれば、公演は出来ないことはない。衣装は半纏を始め虎のパンツなども各自で管理していたが、残っているものはほとんどない。
虎頭は団体の中に作れる人がいる。太鼓、衣装はともかく、問題は屋台(可動式の屋根付き太鼓屋台)で、これはそうとう値が張るので再購入はきつい。舞台等の公演であればこの屋台がなくても上演は可能なので、県内から声がかかればぜひ応えたい。

釜石の虎舞は14団体!多いですねえ。鵜住居神社のお祭りは10月中旬(旧暦に準じて行われている)だそうです。

今の時点では市町村への問い合わせは無理ですから、虎舞を始め沿岸の芸能の現況は、新聞などメディアから拾うか、友人知人のつてでお聞きすることしかできません。

今回鵜住居虎舞について教えてくださった方は、私の友人の奥さまの同僚のご主人という間柄です。つまりまったく知らない人間からの電話だったのですから、警戒されたりうっとおしがられても当然だと思いますが、ご自身も大変な状況にもかかわらず終始丁寧に答えてくださいました。ありがとうございます。
鵜住居虎舞のNさんには感謝申し上げるとともに、「虎舞が地元を元気にする」という自負と誇りを持ち続けて頂けるようお願いします。何か芸能を呼びたいとお思いの方、ぜひご一考を。

そんな訳で虎舞マスコット(?)を作らなければ、と頑張ってるんですが、うううう手間がかかるぅ〜。これ、虎舞っぽいでしょうか?まだ試作段階です。自信ないなぁ。オマケにピンぼけ。
写ってるもう1つは、赤いお顔に垂れ耳=大神楽の獅子舞カスタネット。権現様カスタネットは明日作るだ。でもそれぞれ1つずつじゃ商売にならないですよね。うーん。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-05-08 22:06 | 東日本大震災 | Comments(1)

現況報告2 しし踊りの交流

遠野に大槌から臼澤(うすざわ)鹿子踊りがやって来る!というので駆けつけました。
じつは今を去ること10年以上前にこの団体さんにお世話になった事があり、ごあいさつすると何名かの方が「おべでら〜」と言ってくださいました。いやいや懐かしゅうございます。
「とりら」の募金からささやかなお見舞いを差し上げつつ、今のお話を伺いました。

大槌町は、この震災で被害を受けた中でも最もいたましい町の一つです。市街が根こそぎ流されただけでなく、町役場の建物とともに町長をふくめ町の職員が大勢お亡くなりになりました。本当につらいことです。
臼澤は海から離れた地区のため被災はまぬがれましたが、鹿子踊りのメンバーの中には、住居も仕事場も失った方がおられます。鹿子踊りの伝承館はもっか避難所となっているので、練習は本家さんのお庭で続けられているそうです。

大槌の団体で活動に支障のない事がわかっているのは、この臼澤を始め、徳並、金沢、上亰(かみよ)の4つの鹿子踊だそうです。
「今までやっていたような祭りはあと10年もしないと出来ないだろうけど、秋には小規模でも何かやりたいと思ってるんだ」と語ってくださいました。とうてい無事ではあるまいと思われていた地元の小鎚神社は不思議にも無事だったので「奇跡の神社と言われてCNNニュースでも報道された」とか。
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この日のチャリティイベント(ねまるべ遠野主催)には、遠野のしし踊りも3団体出て、最後に全員で踊りました。一緒に踊れるくらい同系のしし踊りだということになります。
もっか沿岸支援の前線基地となっている遠野ですが、歴史的にもいかに沿岸と内陸を結ぶ重要な拠点であったか、芸能にもそれが現れている事を今更ながら感じることができたのでした。
 
 by.事務局MA
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by torira | 2011-05-04 23:12 | 東日本大震災 | Comments(0)

あの鐘を鳴らすのはあなた

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大船渡市へ行った日は風がとても強かった。三陸駅があったあたりにカンカンと響き渡る鐘の音、誰が鳴らしているのかと見回したら、復興の鐘が風に煽られて独りで鳴っていたのでした。

大船渡市郷土芸能協会に所属する団体のうち、衣装・道具の一部もしくは全部を失っている7団体の方々が集まって、道具・衣装の調達をさぐる情報交換の場を持ちました。ほかにまだ被害の状況が確認できていない所属団体もいくつかあります。
文化庁の基金(といっても復興のための基金ではなく、震災後の状況ではむずかしい条件がついて来るもの)の他にも民間企業の助成金などを利用する可能性を考えています。

「とりら」に寄せられた募金から、こちらの協会に(少額ですが)お見舞いを差し上げました。

しかし課題は山積。「だって何もかもぜーんぶ流されちゃったんだもん。まずはどやって暮らすってよ」と妙にカラッと言われるとかえって説得力があります。

問題の鹿の角は、やはりニホンジカの角でした。角が入手できればそれを磨いて塗装仕上げをする技術をもっている方が団体の中におられるます。最近の鹿の角は張り出し具合が昔と違う、とのことでした。

あの鐘を鳴らすのは誰にとっても易しいことではありません。「俺たちのふるさと絶対復興」のスプレー文字が目に焼き付きます。いつかあの鐘を鳴らすあなたたちを応援します。とりあえず復活したばかりの「かもめの玉子」を買って帰りました。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-05-03 23:07 | 東日本大震災 | Comments(3)

道具・衣装の整備にむけて 現況報告1 

岩手三陸の民俗芸能が現在どうなっているか、気にして下さってる方が多いかと思います。生活の立て直しもまだ見えてこない市町村が多いので限られた団体ですが、現在わかっている分だけお知らせします。
身柄はご無事でも家が壊れるなど被災されている方もあります。
心からお見舞い申し上げます。

・黒森神楽:全員ご無事ですが一部被災されています。道具は大丈夫です。
・鵜鳥神楽:ほぼ全員ご無事。最近は神楽から遠ざかっていたお一人が亡くなられました。衣装道具は大丈夫です。
しかし、どちらの神楽にしても、巡業でお世話になってきた各地の神楽宿が大きな被害を受けていらっしゃいます。

・中野七頭舞:全員ご無事。道具も大丈夫。が、中野に隣接する小本地域が壊滅的な打撃を受けました。暮らしを共にしてきた方たちの被災は芸能の活動にも大きく影響しています。

・大船渡の団体については、現地に駐在の方にお知らせ頂きました。
大船渡市郷土芸能協会に聞いて下さった範囲では、頭、面、装束の類をほぼ全て失ったのが5団体。門中(門ノ浜)虎舞・笹崎の鹿踊り・永浜の鹿踊り・浦浜念仏剣舞・笹崎鹿踊の皆さんだそうです。
このうち、浦浜念仏剣舞さんについては、岩手日報で取り上げられています。まだ消えてないと思いますのでぜひお読み下さい。

笹崎鹿踊さんは、「太鼓は2つだけ見つけた。頭や装束はなんとかなるが、鹿の角(ホンモノの)がほしい」とおっしゃっていたそうです。どなたか入手先をご存じありませんか?
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これからお盆に向けて、特に剣舞や鹿踊りの団体では、太鼓だけは欲しいとお思いでしょう。
道具・衣装の整備のため、いくらかでも一助となるように募金活動を始めたいと思います。
賛同してくださる方は「とりら」の郵便振替口座に「三陸の芸能応援募金」と書いて送ってくださいますようお願いします。口座番号などお問い合わせは事務局まで。
よろしくお願いします。

by.事務局MA
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(募金箱にはたった六日間で約1万円集まりました。募金して下さった皆様、ありがとうございます!)
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by torira | 2011-04-23 21:55 | 東日本大震災 | Comments(5)

修理予定!

「防波堤がバラバラになって、汁に浮かんだ豆腐みたいになった」と、田野畑村を案内してくれたU子さんが港を指し示すので、その表現にびっくりしながら海を見ると、力強く守ってくれるはずの防波堤が、確かに今は柔らかい豆腐のように見える・・。
製氷施設は3階部分だけがいくらか残っています。白い粉は感染症予防に撒いた石灰。えぐられた家やかき傷が残る土台に心が痛い。
でもこうなってさえ美しい三陸の海です。
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U子さんがてきぱきと島ノ越駅、羅賀、明戸を歩きながら紹介してくれますが、彼女の家も集落ごと「きれいさっぱり」(彼女談)流されてしまっているのです。彼女の家は水門のすぐ手前でした。水門はこの部分だけ残っています。三鉄の車両は当時設置した飾り物。あぁ三鉄の開通ってこんなに喜ばれたんだなーと実感です。
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震災後やっと彼女と連絡が取れて「何か必要な物は?何が欲しいですか?」と尋ねた時の答えが、身の回りの物ではなく「神楽に関するものが欲しい」だったのには恐れ入りやした。それでとりあえず「とりら」のBNなどをお送りしました。
この日会ったら、送った「とりら」の表紙にビニールが掛けてあって「予備にコピーも取った」とおっしゃる。もうもう制作冥利に尽きます。次回はあなたの出番ですよ。

彼女の家の近くにサッパ船が2隻。「修理予定!」という文字が電話番号と共に書かれていて頼もしかったです。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-04-18 15:55 | 東日本大震災 | Comments(4)

小本の青空

4月14日、岩泉町小本へ行ってきました。
小本地区のうち小本集落はその姿を大きく変えてしまいました。中野集落に伝承されてきた中野七頭舞は、直接のメンバーや道具・衣装には被害がありませんでしたが、親戚縁者友人が被災されているし、将来の七頭舞を支えるであろう愛護少年団の子供たちは衣装をふくめて多くを失った子もいます。

そういう事情を考えると5月15日、盛岡へは保存会としての公演は出来ない、というお返事が先頃届きました。ただし、盛岡のツルカメ七頭舞に加わって参加する保存会のメンバーもあり、という形です。
これらついて、会長さんから頂いたメールを補足する形で、前会長が丁寧に説明してくださいました。
その上で私たち一行を車に乗せ、小本をぐるっとまわって現状を見せてくださったのです。家並みの消えた小本がなんだか小さく狭く感じたのはなぜかな?空が広くなったから?
港には、重いはずのテトラポットが打ち上げられたヒトデみたいにあちこちに転がっていました。
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最後にいっちゃんは、半ば強引に!私たちにお昼をごちそうしてくれました。え〜それじゃ逆じゃん、と言ってもダメ。
「とよし」のネギ味噌ラーメンはとてもおいしかったのですが、いつに変わらぬ浜のおもてなしの心に喉の奥がキュッと酸っぱくなる思いで失礼しました。
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「落ち着いたらぜひ公演に誘ってください、全国どこからお呼びがかかっても大丈夫!」とのことです。覚えていてください。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-04-15 23:21 | 東日本大震災 | Comments(1)

春の海風

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いっちゃん、お元気ですか?
やっとタバコ買えるようになりましたね。
5月15日(日)中野七頭舞の皆さんで盛岡に踊りに来ていただけませんか?
うすら寒い盛岡と桜山神社かいわいに元気をください。
良かったらこちらのツルカメ七頭舞も混ぜてやってください。
充分なおもてなしは出来ないと思いますが、皆でへそくり出し合って待っています。

by.ツルカメ七頭舞MA
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by torira | 2011-04-06 14:09 | 東日本大震災 | Comments(0)

赤い幕の鹿子踊り

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宮古市花輪農村文化伝承館に行きました。迎えてくれたのは、花輪鹿子踊り。
寛永8年(1631)、花輪のお殿様が盛岡に召されたときにお供について、盛岡城で披露したと伝えられています。太鼓を抱えて照れているのはマネキンさんです。

他の皆さんはどこに?日中は家の片付けにお出かけのようです。洗濯物が青空の下ではためいていました。入浴の注意書きもありました。
今日の夕飯に牛丼お召し上がり下さい。プーさんはハチミツね。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-04-04 22:13 | 東日本大震災 | Comments(0)