カテゴリ:芸能( 313 )

くもてかくなは十文字

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 by げんぞう
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by torira | 2013-11-09 22:34 | 芸能 | Comments(0)

ジャンル名と地名

民俗芸能の団体名は「地名+ジャンル名」というものが多いようです。
団体名そのままで呼ぶこともあれば、「ジャンル名」か「地名」だけを略称として呼ぶケースもあります。

・・・って、何のことかわかりづらいですね。

例えば。
学校の授業やサークルで「民舞」や「太鼓」として民俗芸能に接した人は、「地名」だけで呼ぶことが多い。
 岩崎鬼剣舞→岩崎
 朴ノ木沢念仏剣舞→朴ノ木沢(ただ“朴の木”と呼ぶ人も・・・)
 黒川さんさ→黒川
 三本柳さんさ→三本柳
という具合に。
これらは大抵、地元では「けんばい」「けんべぇ」とか、「さんさ」と呼ぶわけです。
でも、いろいろあるレパートリーのひとつとしてヨソの芸能を見る方には「地名」がわかりやすい。

地元で芸能にたずさわっている方にとっては、地名はあくまでも地名です。
あえて地名を冠するべき地域独特のものなんてヤマほどあります。
だから、
「やっぱり岩崎はすごいですね」
「まあ、ローソンもできて、なんぼか便利になったども。まんつ田んぼしかねくてす」
「・・・え?」
と、かみあわない会話が交わされることもあるわけです。

他県から移住してきた自分にとっては、芸能団体の名称に冠されている地名にワクワクドキドキ感を持つ感性をいかに潰していくかが課題でした。
芸能が多い県であるだけに、その地名にかかわる芸能とは無関係な事柄にどれだけ目を向けられるかにかかっています。
20年近く暮らしてきて、だいぶ成功してきた気がします。

しかしまあ、地名が芸能のジャンル名にとってかわるような存在感を持つことは、もっと昔からあったのかもしれません。
「鹿島踊」が広い範囲に伝わっていたり、番楽の別名に「ひやま」があったりと。
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 by げんぞう
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by torira | 2013-10-11 21:51 | 芸能 | Comments(2)

まんざい!

盛岡市大ヶ生(おおがゆう)に伝わる大ヶ生山伏神楽にはたくさんの演目があります。
その中のひとつ「まんざい」 。
しゃべくり芸ですね。
2人の師匠(1920年代生 2000年代没)から学んだ内容は下記の通り。
長文ながら、あえてご覧いただきたいのは
「どこかヨソでこういうの見聞きしたことありますか?」
を皆様にききたいためです。
情報をお待ちしております。

 by げんぞう

【大ヶ生山伏神楽 まんざい】
太夫と才蔵のやりとり。才蔵は鼓をもつ。「じょうだし」という定型の出だしをやったあとは、その場その場でバカ話をして場を盛り上げるという。どこから伝わったものかは定かではない。

★じょうだし
【太夫】ちょい めでたいぞや めでたいぞ
これ めでたきことの しるしには
おんみの氏神のおりおりに
せんりょうごりぞこれの縁
これからすえふるようというて
後(あーと)なる才蔵 後(あーと)なる才蔵 ちょと下座につめておったか

【才蔵】へへー
わしはコウメイいわがさき オランダ長崎までも知れ渡ったる
この才蔵は 太夫殿には 御用 早うと呼ばわれて
飲むべきものも飲みあえず
食いべきものも食いあえず
鼓の調べもしめなおし スッポコポンとうちならし
ささーい
さらば拍子も任せて♪参りましょいな
テットーテーンーテンヒョロロッ
太夫殿の御礼にはずるずるべえたる かーしこまって候

【太夫】才蔵はこんにちはいつもの粗相と違って早うかったな
【才蔵】太夫さん はよから半ばいおかえなさんせ
【太夫】えんやれ才蔵 早(はよ)くて半ばい遅くていっぱい
かってかわれたものじゃなし
【才蔵】げにまこと げにまこと (鼓をはたきながら)
【太夫】アラ良きところに気がついた
【才蔵】えー 良きところの穴場とは ♪毛がもっさりはえました
【太夫】才蔵や それほどかくしっておるならこの太夫のあとへ
いろいろすいこれしょうとようて下づいて参れ~

~扇を回しながら踊る~
★バカ話 その①
【才蔵】時になっす 太夫さん このづ このごろあそこさウチ建ったっけな
蔵建てたって
【太夫】なんぼの蔵建ったっけ
【才蔵】五間に二間の蔵建ったっけ
【太夫】その蔵の名前は何と言う
【才蔵】その蔵の名前 太夫さん知らねってか
【太夫】知らね 教えろ
【才蔵】その蔵の名前はちょっとかずに教えられね
 その蔵の名前は教えられねけど、五間に三間の槍をしまったず
【太夫】その蔵さ五間に三間の槍入ったずか その槍の名前はなんてそう
【才蔵】その槍の名前は「ウソつく槍」

★バカ話 その②
~ほらふく 才蔵はとにかく「逆話(ぎゃくはなし)」する。太夫は生真面目なので何かてまけて才蔵のホラをしゃべらせる~
【才蔵】北上川を西から見たら東からクジラがあがってきた
【太夫】東からなんで上がってくるってな 西からあがってくるなら話わかる


★終わり方
 最後はとにかく「さかえさこうのいえこそめでたし」と太夫が言って終わる。
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by torira | 2013-09-13 20:50 | 芸能 | Comments(0)

型を見据える

8月20日、大ヶ生高舘剣舞が今宮神社(盛岡市東見前)の例大祭に奉納しました。

ナマで見るのは1年ぶりくらいでしょうか。
足の踏み数を増やしたように見える所作が1箇所。
これは大きい。
これまで
「右足・左足・右足・左足」
と踏んでいたところが、同じ囃子にあわせて
「右足・左足・右足・左足・右足」
となります。
胆沢や和賀の剣舞でいうところの
「デットーデンガラシャンシャンシャン」
と同じようなステップになったわけです。

もともとこの部分は上体の動きとの関係で、ふわりと腰を落としていくように見えるトリッキーな所作です。
踏みが増えることで動きが忙しくなりますが、これまでの味わいは保ちつつ、次の動作にむけた動きがイイ意味で固まるようになりました。
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今回の奉納は大人が来られず、若手だけの踊りでした。
しかし「この型をやろう」という指向性が全体にしっかり感じられ、充実した奉納になったように思います。
「練習んときはダラダラしててどうなるかと思ったけど、本番になるとちゃんとやるもんだ」
指導者のご夫婦も感心しておられました。

 by げんぞう
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by torira | 2013-09-12 20:24 | 芸能 | Comments(0)

いろいろ和な感じ

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 by げんぞう
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by torira | 2013-08-04 18:50 | 芸能 | Comments(0)

飲みすぎ

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きのう奥中山で牛乳2本買ったのに、もう1本なくなってる。
 by げんぞう
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by torira | 2013-07-25 20:41 | 芸能 | Comments(2)

まじる芸能

冊子「とりら」第3号「さんさ踊りと盆踊り」(飯坂真紀)では、さんさ踊りの成り立ちについてふれている箇所があります。
ベースになっている盆踊りに、念仏剣舞,シシ踊り,神楽,七夕の踊りなどの所作が取り込まれて今の形になってきた…というもの。
同じく第3号「盛岡周辺のシシ踊り」(岡田現三)では、盛岡周辺のシシ踊りに念仏剣舞の要素が入っているかもしれないけど、そうでもないかもしれない…ということをあれこれ書いています。
第2号「荒舞とダ・ヴィンチ・コード 鬼面の舞の源流」(吉田隆一)では、いま現在おこなわれている山伏神楽や鬼面をつけて踊る芸能に、呪師の芸能の影響があることを指摘しています。
ほかにも、冊子「とりら」ではこういった「芸能がまじりあう」話がいろいろと紹介されています。


少し前に、ネット上に出ている動画を見て、はたして今後はそういった変化はおこるのかどうかということを考えました。
条件がある方は下記URLの動画をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=schmCU6-4vg

動画の内容は…とある体育館でブレイカーの方が練習しているというもの。
最初は気付かなかったんですが、どうも奥のほうで見慣れた動きがある。
伝統さんさの練習です。

これだけ近くでそれぞれが練習していても、そうそうは両者がまじることはないんじゃないかなあという気がします。
根拠はありませんが。

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それに比べると昔の芸能の混ざりっぷりはすげえ。

 by げんぞう
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by torira | 2013-07-22 18:39 | 芸能 | Comments(0)

天神さん

湯島天神(東京都文京区)のお祭りに行きました。
賑やかな音がするほうを目指して歩いていくと、和太鼓の演奏でした。
かなりの人だかりです。

しばらくすると、神楽殿では江戸里神楽の松本源之助社中がお囃子を奏ではじめました。
小締め太鼓2つ,大太鼓(兼 鉦),笛の4者が、精緻に組み上げていきます。
江戸から武蔵野にかけての祭り囃子とは違い、音数は少ないながら緩急とりまぜた面白さがあります。
打楽器の技量というのはわかりづらいのですが、雑踏の中でアンプ・スピーカーなしで通る笛の音には感嘆しました。
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しかしお客さんが少ない。
自分が見たのはお囃子の部分のみだったのですが、舞が始まるともう少し集まるものなんでしょうか。
なんとなく盛岡周辺の神楽を思い出してしまいます。

 by げんぞう
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by torira | 2013-06-06 20:30 | 芸能 | Comments(0)

集まる神楽

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5月26日盛岡の桜山神社例大祭に奉納された石鳩岡神楽(花巻市東和町)の場には、さまざまな神楽が集まっていました。

北上市の綾内神楽の方々はいつも師匠神楽のサポートにいらしています。
カネを摺ったり一役舞ったりしたのは、いろんな神楽によく足を運んでいる遠野市塚沢神楽の若手です。

それを熱心に見ている花巻市東和町の土沢神楽の若いメンバーたち。
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最近、花巻市にあるいくつかの神楽の若手たちが、神楽を担う者同士として楽しい交流の場を持っている事をお聞きしました。中心となっているのは、一見神楽など関心なさそうに見える華やかな若い女性です。

三番叟はデビューしたての他県の方が舞っていらっしゃいました。そのうち岩手県人として座中の人になるのかな?
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いまや「地元でなければ」「男子でなければ」という垣根を軽々と越える次世代がいます。
逆に言えばそれが可能なのは、地元が変化を受け入れられる実力を持っているからです。
権現さん、わげすたーずをよろしくお願いいたします。
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さらに別の神楽に関わる人間ももう一人いたのですが、そちらの現状はなかなかキビシイ。四人で御神楽を舞うことはもうないかも‥。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-06-03 00:13 | 芸能 | Comments(0)

こたえ。

宮城県から岩手県、さらに青森県にかけて分布している「ケンバイ」。
語源について
「剣の舞だから」
「反閇(へんばい)が転じて」
といった説を耳にすることが多いようです。
折口信夫は
「勧盃(けんばい)」
という説を繰り返していますが、著名人の説の割にはあまり浸透していません。

芸能の名称については、それぞれいろんな説があります。
「“順逆踊り”だから“じんやく踊り”」
「“や!白い花!!!”が転じて“やすらい花”」
「“ひいふうみい”と数えるから“ヒフ”」
「“おう”というから“王の舞”」
・・・ふざけているわけではありません。
なんか、なぞなぞみたいなことになってますが、それぞれ実証的に論じられています。

で、長女Raekwonさんによるなぞなぞ「とびらのうしろにあるのはなんでしょう」
の答えは
「とかげでーす」。
それなら“とびらのかげにあるのは?”ってきいたほうがいいような気もする。
けど、やっぱり“うしろ”のほうが一ひねりあってイイのかなあ。
と、ブツブツ文句を言ったところ
「え。まあ。いいんだよ」
やっぱりふざけている。

 by げんぞう
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by torira | 2013-05-29 21:09 | 芸能 | Comments(0)