カテゴリ:芸能( 313 )

2015岩泉町郷土芸能祭

しばらくブログをさぼってしまいました。すみませんMAです。
だいぶさかのぼって8月23日の岩泉町郷土芸能祭からご紹介。

岩泉町小川 岩泉町立門小学校の講堂で行われました。
最初は岩泉高校郷土芸能部の皆さんによる中野七頭舞です。若いエネルギーが押せ押せで迫ってきます。
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次は大川地区の長田剣舞。
ふうわりとした美しい踊りにもう、うっとりですねー。いつかまたゆっくりじっくり拝見したいです。
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太刀の持ち方に特徴がありますね。
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小本地区の中里七ツ舞。ピッと伸びた腕が目を引きますね。もともと過疎化に悩まされていた小本。震災も手伝ってますます子どもが減り、中里七ツ舞も中島七ツ舞(今回欠席)も小学校での発表ができなくなって来たそうです。
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岩泉地区の向町さんさ踊り。大正時代に始まりました。
宮古市花輪地区で出会った盛岡の人に教わって持ち帰ったさんさ踊りだそうです。
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中学生?の一八くんがすごく楽しそうに元気に踊っていて、こういう人材に事欠かない土地柄なんだなあと感心してしまいました。
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二升石鹿踊、正式には「二升石黒森流鹿踊附森山流大念仏」です。このやたら長い名前を整理してあらためて見ると、二升石に伝わる鹿踊り付きの大念仏、という芸能であることがわかります。
鹿撃ちの猟師さんがお客さんにからんで会場をわかせていました。
いつか大念仏の方も拝見したいな。
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商売なったかな?

今年のゲストは山田町の山田境田虎舞です。
特設ステージ持参で大技を見せてくれました。
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大見得切った和藤内、かっこいい!
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御存知、中野七頭舞の登場です。七頭舞の愛護少年団、活躍です。各世代に踊れる若手がいるのが頼もしい。
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トリは地元の救沢念仏剣舞。両手を翼のように広げ、やや前のめりにフワッとジャンプする独特の振り付けに魅了されますね。
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この日は都合が合わず欠席だった大川地区の釜津田鹿踊りですが、11月に盛岡市・おでって主催の「おでって芸能館」に出演します。
題して「北三陸 特別編」。ほかに普代村の鵜鳥神楽と野田村のなもみ太鼓も出ます。
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前売り券500円は「プラザおでって」で発売。電話予約(tel.019-604-3300)が出来ると書かれています。ぜひどうぞ!

 by.事務局MA
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by torira | 2015-09-26 22:43 | 芸能 | Comments(0)

トリさん

お盆は盛岡から八戸へ帰省。
行く先々で、ビン牛乳やらソフトクリームやらを買います。
ただし「一家族1点限定」ということで。
結果、7歳・3歳の姉妹は大喧嘩になります。

久慈市侍浜の海水プールでひと泳ぎしたあと、「おおさわサマーフェスティバル」を開催中の洋野町種市の「アグリパークおおさわ」へ。
「風呂入れるよ」
「エアートランポリンあるよ」
「ヤギもいるよ」
ということで家族を連れて行き、瀧澤鶏舞を見る。
という流れです。

瀧澤鶏舞は、お盆にはこの近くの城内地区で供養をおこなっています。
「世界最南端の鶏舞」「岩手県唯一の鶏舞」としても知られています。
この「おおさわサマーフェスティバル」には毎年かならず出演しているというわけではないのですが、こういう機会が今後も増えるといいなあ。
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お囃子・踊りともに若手からベテランまでメンバーがそろっています。
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中心に立つ花を切るのはベテランの踊り手。

私は見るたびに
「下閉伊郡の剣舞や盛岡周辺の高舘剣舞と似た雰囲気があるな」
と思うのですが、7歳・3歳の姉妹はもっと違った感想を持ったようです。
「トリさんだ」
としきりに言ってました。
鳥兜に見慣れてるとあまりそう思わないのですが。

by げんぞう
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by torira | 2015-08-19 20:54 | 芸能 | Comments(0)

田瀬の芸能

小正月に花巻市東和町田瀬でおこなわれた「第3回田瀬地域伝統芸能発表会」。

・激流太鼓
・子ども清流田瀬太鼓
・東半月流野金山かながら獅子踊
・権現様への御神楽奏上

…というプログラムでした。

「激流太鼓」は、「子ども清流田瀬太鼓」で育った大人たちを中心とした団体。
上半身の脱力を上手につかって、太鼓と体のあいだに空間をしっかりとります。
長年つみ重ねたものを感じます。


権現様への御神楽奏上は長かった。
早池峰系で、あれだけ長い御神楽奏上を見たのは初めてです。
たいていの御神楽奏上は「鳥舞の前半の拍子」を中心に、長くても「権現舞の拍子」をそのあとに続けるというものだと思います。
が、こちらでは、もっと色々なことをしている感じでした。


そして「東半月流野金山かながら獅子踊」。
少人数ながら、輪踊りで場の雰囲気をしっかりつくっていました。
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要所要所で列踊りになり、観客にむけて礼をつくすという流れがとても整然としています。
この芸能でなければできないものが伝わってきます。
「かながら」の獅子は出ませんでしたが、芯の強さを感じました。
 by げんぞう
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by torira | 2015-05-27 18:27 | 芸能 | Comments(1)

本番前の確認事項

年末に上京したときなんですけどね。
王子駅で階段を上ろうとしたら、膝が痛いんです。
よく
「膝が痛んで階段のぼれない」
っていう話をきくことはありますけど、
「それって痛いのガマンしたら登れるってことなのかなあ」
とか思ってたんです。
そうじゃないってわかりましたね。
痛さがある程度までいくと、動かないってことでした。

で、数段のぼっては休んで、また数段のぼって…って、まあそんな正月を過ごしてました。

思い当たるフシはあるんですよ。
十数年前、大学を卒業したときだから、えらい古い話です。
荷物をまとめて研究室から夜中に出るときに、気が緩んでたんでしょうね。
暗いなかでストーブを蹴り倒してしまいまして。
膝が逆に曲がるか、という感じですわ。
それ以来、たまに痛むんです。

で、去年の暮れ近くなって八幡舞の練習してて。
あれは膝で着地する所作が何回か出てくるんです。
調子にのってゴッツゴッツ膝ついてたのが、年末になって影響したんでしょう。

そんでまあ、正月過ぎて間もなくは痛みもおさまってたんです。
でも、年明けて練習を重ねるうちに、やっぱり痛くなってきて。
これはやばいなあ、と思って、やっぱり医者に行ってみることにしました。
わりとお年を召した整形外科のお医者さんです。
寝かされて、曲げたり伸ばしたりをくりかえして、
「じゃあ写真撮ってみましょう」
って、レントゲン室に案内されて。

しばらく待ってから、またその先生に呼ばれて説明受けましたよ。
模型つかって
「これがケイコツ、こっちヒコツ。弁慶の泣き所ね。ゼンジュウジジンタイ、コウジュウジジンタイ。ハンゲツバン。まあ、こんな感じでけっこう複雑なの」
と。
続いて、レントゲン写真を見せられて…。
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 by げんぞう
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by torira | 2015-03-17 21:31 | 芸能 | Comments(0)

黒森神楽 北上巡行

3月8日、午後の部の黒森神楽北上巡行は、午前中にも増してお客さんが集まり、イス出す出す座布団出す出す、それでも立ち見が出るほどの超満員となりました。
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清祓い
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榊葉
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岩戸開き
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御神楽
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大蛇退治
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大償神楽の師匠さんに迫るオロチ  
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松迎 
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狂言粟まき 
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山の神 
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宿主にお神酒

今回の宿主(主催者)である東北文化財映像研究所様から、以下のようなメッセージを表明して頂きました。
公開記録と黒森巡行会場で行った被災地支援募金が29,664円集まりました。
皆様に感謝申し上げます。
募金は、震災後一貫して岩手沿岸の被災地芸能に支援してきた「とりら募金」を通じて活用させて頂きます。
募金の用途は、被災団体のお見舞いや用具調達補助などに使われます。
よろしくお願いいたします。


ありがとうございます。
改めて私たちからも同研究所ならびに募金して下さった皆様に感謝申し上げます。
被災団体で用具調達のご要望がありましたらtoriratorira@yahoo.co.jp 宛にお知らせください。
何かの足しという程度の額ですがお役に立てればと思います。すでに楽器等をご支援した団体には、お花という形で少額を贈らせて頂きます。
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恵比寿舞で大団円。
山形からかけつけてくれた鯛釣りの助っ人です。いや、エビスさんから竿を預かって孤軍奮闘してますね。頼もしいわ〜。将来が楽しみです。

4時間を超す長丁場となりましたが、最後まで楽しませて頂きました。
神楽衆の皆さんにも気持ち良くお帰りいただけたのではと思います。いい一日でした。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-03-15 19:58 | 芸能 | Comments(0)

堀内の神楽巡行

前回の続きです。
堀内に来た目的のもう1つは、鵜鳥神楽でした。
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堀内の漁村センターは閉校した小学校の講堂を改築したもののようです。敷地には同じ形の小さな家が数軒ならんでいて、思いがけず津波の影響を目の当たりにしたのでした。
普代村も津波の常習地域です。
明治三陸津波(1896)では18メートルを越す津波におそわれて死者1000名以上を出し、昭和三陸津波(1933)でも6名の犠牲者と建物の被害がありました。

堀内は昔から鵜鳥神楽や黒森神楽が訪れる村でした。
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「陸中沿岸地方の廻り神楽 報告書」(宮古市・平成11年発行)には、延享三年(1747)に黒森神楽が堀内村へやってきた史実が上げられています。ずいぶん昔から行われていたんですねえ。

同書によれば鵜鳥神楽の記録が残るのは昭和30年からです。
昭和36年と37年は巡行を休んだらしい。前年35年5月にチリ地震津波があったためでしょうか。
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まず「清祓い」から始まります。
前に座った方たちが「震災のあと初めて来たねえ」と話をしています。今回は3年休んだことになりますか。
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それからお姫様が出て、大蛇退治になります。オロチの握手会、どうも反応が今イチみたいでお気の毒。

お客さんは3世代にわたっていらしている家族もあちこちにいて、目的はこれかも?
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惜しくも昨年お亡くなりになった深渡さんの最後の教え子たちが一生懸命「せつるぎ」を披露してくれました。
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若手が「榊葉」を舞います。「立ち返り」は難しい。(マネっこしてみたら腰痛がちょっと楽になりましたワタシ)

狂言「しゅうと礼」です。
お腹が大きくなった奥さんの実家を夫婦で初めてたずねるお話。
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お土産のお酒を観客一人ひとりに振る舞ってくれます。そのかたわら舞台ではムコ殿の少しアヤシイのど自慢が。

だんだん時計が気になってきます。
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三鉄に乗る時間が迫ってくる中、山の神が始まりました。かなりいい感じで舞っているから最後まで見たい!
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おさごを拾い集める子ども達。あ〜残念!ここで時間となりました。

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帰りの車中ではナモミと海女さんが三鉄名物「こたつ列車」のポスターでにっこり。「また来てね」と言ってるようです。

今日は3月11日です。
改めて東日本大震災でお亡くなりになった方々に追悼の気持ちをお送りします。
そして、神楽を受け入れてきた三陸の浦々に心豊かな暮らしが戻りますようにとお祈りいたします。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-03-11 23:00 | 芸能 | Comments(0)

難題

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 by げんぞう
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by torira | 2015-03-08 20:27 | 芸能 | Comments(0)

客席のこちらとあちらで

「もりおか郷土芸能フェスティバル〜 四季に舞う・祈りと娯楽の世界」に行って来ました。
まずは観客として市内太田の八ツ口神楽と永井の大念仏剣舞を鑑賞。
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テンポの良い動きで権現様が生き生きしてました。

永井は「の」が入るのが「芸能名」で、団体名は「永井大念仏剣舞保存会」となります。「の」が入るとかったるいので普段は「永井大念仏剣舞」と呼んでいますが。
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常太鼓のかっこよさにうっとり。ほかの皆さんも練習に時間かけてるな!というのが伝わってくる踊りでした。

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ゲストは大槌町からいらした陸中弁天虎舞です。客席からも1頭が登場し、肩乗りできまり!
とりらで設けている「岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」からお花を差し上げました。
撮影のご協力ありがとうございまーす!写真がボケボケですみません!
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陸中弁天虎舞は大槌の赤浜地区の芸能です。
一昨年は地元の赤浜八幡神社のお祭りにおじゃましたのでした。そのときのブログ記事はこちらです。 
去年のお祭りは「お盛り」ではなかったので、境内のみで行われたそうです。
ちなみに「お盛り」とは、御神輿が神社から出て町をめぐり、芸能がたくさん出て大規模に行われるお祭りのことです。

今年はどうなりそうですか?とお聞きしたら「さあわかんないね。震災があったから前のようにはいかないし」というお返事で、思わずハッとしました。
今、赤浜地区は土地のかさ上げなど大規模な工事が行われていて、仮設店舗などは移転しています。私がランチを楽しんだ「バールリート」も今年1月末で閉店してしまいました。
お神輿が歩く場所がなくなっている赤浜。
お祭りを行うのは難しいのですね。
そこに思い至らないということ。
もうすぐ震災から4年になりますが、いつしか実感から遠くなっている自分に気づきます。

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私たち大ヶ生山伏神楽の一つ前は手代森念仏剣舞でした。舞台のそでからこっそり撮影。

個人的なことを言えば、この一年の間に親しい者やお世話になった方たくさんの方のご不幸に会いました。
一年は短いようでやはり長い。
剣舞がお盆などに家に来たりしてくれれば、死者ときちんと向き合う時間が持てる気がします。
でもちょっと遠いんだなあ、うちの実家‥。

そして私たちの神楽の出来はどうだったかって?
終わり良ければすべて良かったんだけど。あははは。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-02-23 21:38 | 芸能 | Comments(0)

今日という日

今日は世の中はバレンタインデーですね!
我が家では名より実を取り、ラミーチョコレート3枚です。日本のチョコはおいしい。
しかし最近のラミー、ラムレーズンの存在感が薄い気がするのは私だけでしょうか。

今日は、普代村の鵜鳥神楽の中心的存在だった深渡さんの命日です。昨年のこの日にお亡くなりになったこと、今でも信じられない気持ちです。
深渡さん、鵜鳥神楽はこの冬も巡行がんばっていますよ。
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画像は2年前、岩泉町安家のかむら旅館に舞い込んだときの1コマ。
今日はそのかむら旅館で神楽です。(位置などはこちら
舞い込みは午後2時ころ。神楽はその後お座敷で披露されます。
どなたでもお気軽に足をお運びください。



今日の新聞に、岩手県が新たに有形無形の文化財を2件県指定にしたと発表されていました。
有形は田野畑村の「三閉伊通一揆古文書」、そして無形は紫波町の「犬吠森念仏剣舞」です。
おめでとうございます!

犬吠森念仏剣舞は、新聞記事によれば「1693(元禄6)年発祥とされる大念仏系の念仏剣舞。舞手が台座部の直径1.7メートル、重さ30キロの笠をかぶって回転する大笠(笠振り)という特徴的な踊りを有し、県内の念仏剣舞の源流の1つと考えられている」とありますが、これって犬吠森のことなのか、大念仏系の念仏系剣舞というジャンルを指すのか、この文章だけではよくわからないきらいがあります。
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犬吠森念仏剣舞は、ほぼ毎年北上みちのく芸能まつりに出演していらっしゃる団体ですね。切れ味の鋭い踊りがとてもかっこいいです。

とりら7号でも安田隼人さんによる「念仏剣舞の伝播と派生について」が読めます。1部500円。お申し込みは  とりら事務局= toriratorira@yahoo.co.jp  へ。
どうぞよろしくお願いいたします。

  by.事務局MA
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by torira | 2015-02-14 10:40 | 芸能 | Comments(0)

歌から踊りへ

昨年11月30日(日)、胆沢郷土芸能まつりに行って来ました。
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出演された8団体のうち、ここでは行山流都鳥(とどり)鹿踊りを紹介してみます。
この日の「鉄砲踊(てっぽうおどり)」は15年ぶりのご披露だそうです。

「鉄砲踊り」については以前ブログとりらにも書きました。
気仙地方と下閉伊郡の鹿踊りの場合はこちらです。

今回の都鳥鹿踊りは、当日の配布パンフレットによれば
「やまだちの銃声に驚いた鹿の群が草むらに身を潜めた。ややもしてこれを心配した親鹿は我が子の身の上を思いやり、安否を尋ね歩く。子ども達の無事を知ると、あまりの嬉しさに声高らかに歌い喜び合う」というストーリーで、他の所とは多少の違いがあります。
ビジュアル的には、やまだち(猟師)の火器がピストルというのが新鮮でした!
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考えさせられたのは、歌が長いこと。「10分におよぶ歌を覚えるのは大変でした」と会長さんがステージで語っておられましたが、これは大切なところですね。

私たち芸能ファンはともすると踊りに目を奪われ、歌をあまりよく聞いてないことがあるかもしれません。ほとんどの場合、聞き取りにくいですしね。
なんとなく、踊りがまずあって歌はそれに附随するもの、という気になっていたのですが、そうではない。逆なんだ、ってことに今更ながら気づきました。
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思い出してみると、11月23日に「おでって芸能館」に出演された陸前高田市の広田御祝いでは、「御祝いは歌のみだったものに踊りの振りを付けて皆さんにお見せできるようにした」とおっしゃっていました。
今、各地の小中学校などで踊られている「ソーラン節」は、最近になって「わらび座」が民謡に振り付けしたものが広まったのです。始めから踊りとセットだったわけではない(不肖わたくしソーラン節エリア出身者です)。

なんというか、歌は今よりもっと存在の豊かなものだったようです。
今の時代に音楽があふれていることとはちょと違う。
身近な場面で盛んに歌が唄われていた。歌うことで何かが生まれると感じられてきた。

そんな歌を時間をかけて集め、まとめた本があります。
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「歌のちから」 国学院大学日本文化研究所編 瑞木書房 2003年発行 です。

江刺地方で歌われてきた、作業歌、儀礼や祝の歌、芸能の歌がたくさん収められています。
残念ながらその多くは消えつつあるけれど、歌の意味を考える上でも、昔の暮らしを想像する上でも貴重な資料です。

「日本人は言葉に魂がやどっていると考えていた。言霊(ことだま)という」と古典の時間に教わった記憶があります。
歌うことで生まれる力(ちから)があった。

まずは自分の神楽で歌われる歌をちゃんと覚えなければ、と思いつつ怠けているMAです。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-02-09 00:29 | 芸能 | Comments(0)