演目群

 
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行山流鹿踊交流会のプログラム。読み解く楽しみがある豊富な内容を含んでいます(画像を縮小して表示しているので文字が読みにくくなっています。元のページをご参照ください)。

 特徴のひとつは、グラウンド(雨天時は体育館内)で2団体が併行しておこなうという仕組み。併行といっても「百鹿大群舞」のように一斉に同じことをやるというわけではありません。「各団体がそれぞれの演目を、同じ時間に隣り合わせで披露する」ということのようです。

 もう一つの特徴は、団体ごとに演目名のとらえかたが違っているということです。たとえば小沼鹿踊は一見すると「入羽、大入羽、一人狂、回り鹿の子」とたくさんの演目を長時間演じるように思えます。が、実際はこれらの演目を演じるたびにお囃子を止めたり、入退場をしたりというわけではなく、続けて演じられるもののようです。仮に口内鹿踊の「礼舞」をこのように表示するとなると「よせ,いりこみ,にわづくり,うたぎり,あらがね,そうだち,かのこ,よせ,ひきさげ」というようなことになるのかなあとも思ったりしますが、それとても団体ごとに用語があるのでしょうから、自分のようにただ見るだけの者にとってはなかなかわからないものです。

 いずれにせよ、このように団体ごとに“演目群の名称を表示するタイプ”と“部分の名称を表示するタイプ”という違いは、多くの芸能ジャンルで見られることです。演目群の組み方にあたっては、主に鹿踊・剣舞・田植踊・さんさ踊の場合は「庭」という捉え方をすることがよくあります。これはけっこう大きなテーマでしょう。いっぽうで山伏神楽の場合は演目群について記紀神話の岩戸開を直接的にあてはめた説明をされることがあります。これはやや新しいようにも思えますが、じゃあそれに先行する演目配列はどういうものだったか、これまた大きなテーマです。

 by げんぞう

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by torira | 2008-12-22 22:37 | 芸能 | Comments(0)

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