やぼてんさんの万灯

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 東京都国立市の谷保天満宮は、甲州街道沿いの鳥居をくぐると下りの石段が続きます。河岸段丘の下に本殿がある、珍しいつくりです。その通称「やぼてんさん」で、例年9月23日(08年は28日)の例大祭に「万灯」がおこなわれます。
 この「万灯」、中山峠以北の鶏舞(けいばい)や北上市の全明寺盆踊で用いるような「ヤナギ」に似た飾り物が遠目に映ります。よく見ると、芯になる柱には文字通り灯篭が付いており、その上には岩や盆栽みたいな梅の枝などが載っています。「風流」という言葉が頭をかすめます。さらに正面に回ると、その軸に絵額が付いていることがわかります。絵柄は桃太郎、八艘跳(?)・・・など。
 さて、やぼてんさん前に各地域から集まった「万灯」は、石段を駆け下りると、屈強の若者が一人で回します。軸木ふくめ全体の重量はかなりのものらしく、たまにぶっ倒すと轟音がひびきます。見どころは、ぶつけあい。石段の下で二組が出会うと、絵額を正面に激突し、押し合います。ルールはあるようですが、かなり力が入っており、なかなか危険な感じがします。

 by げんぞう
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by torira | 2008-10-01 18:36 | おまつり | Comments(0)

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