テングみたいな人。

 皆様、秋祭りに足を運んでいらっしゃいますでしょうか。
 さて、各地のお祭で、お通りの先頭にテングみたいな人が歩いているのを見ることがあります。これは「猿田彦」と呼ばれる役割で、「道案内」とか「露払い」といった意味があるようです。画像は、以前に蘇民祭の記事で紹介されていた、花巻市胡四王山の蘇民祭です。いろんなお祭に登場するんですね。f0147037_224221.jpg

 北東北の山伏神楽では、同じような格好をした役柄が出る演目があります。大きくは、奉納の最初のほうにやる「猿田彦(天狗舞)」、天孫降臨神話を描いた「天降り」、牛若丸の兵法くらべを題材にした「鞍馬」・・・の3種類でしょうか。
 そういうわけで、行列の「猿田彦」も神楽の人がつとめることがあります。このように、ふつうに舞台で演じられる際の「舞手」「囃子方」とは違った役割を芸能の人が果たすことがあります。見過ごしてしまいがちなのですが。

 さて、上に挙げた3つの猿田彦。これは、山伏神楽がストーリー性のある演目をつくる際に猿田彦をどこからかもちこんだのか。なんとなく、修験系の芸能が山伏神楽になる前の段階でもこういう格好の人がいたりしたんじゃないかなあ、と考えたりもします。長くなるので、またそのうち。

 by げんぞう
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by torira | 2008-09-22 18:40 | 芸能 | Comments(0)

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