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さくらソフトで同行者をだまくらかす

 ふるさと岩手の芸能についてお伝えするときに、「勇壮な」「華麗な」といった表現をつい使いがちです。が、どうもそういう言い方というのは人様にちゃんと伝わっているのかどうなんかなあ、としばしば悩みます。くらしに根ざした芸能をそんなふうに一言にまとめちゃっていいのかなあとも思いつつ、「かっこいい」でも「かわいい」でも、やはり自分が感じたことは伝えたい。とはいえ、ものの見方は人それぞれなので、だったら「自分はこの芸能を見てこう感じた」「あの芸能を見た結果、私はこうなった」と語ったほうがなんぼかマシなのかも、などなど思います。

 さりとて「見た結果こうなりました」と言えるほどの経験はそれほど多くはないのですが、例えば角館の「広久内ささら」(岩手じゃないけど)。この場合は、記憶が飛ぶという経験をしました。
さくらソフトで同行者をだまくらかす_f0147037_23113951.jpg 2007年8月15日、角館の立町ポケットパークにて。各ささら団体が2回ずつ披露するのですが、そのうち広久内ささら2回目の公演でした。演目は「クルイ」。三匹の獅子が一踊りして所定の位置に座ります。続いて、いよいよ本格的な踊りがスタート。立ち上がる際に、まず頭が思い切り後ろに向く。そして、その頭の方向に体をひねりながら立ち上がる。ポップダンスのネックオーフレックスみたいなことやりながら立つわけです。
 なんでこの人たちはこんなすごいことをするんだろう。

 ・・・気が付くと、終了。断片的には覚えているのですが、大半の記憶が飛びました。

 角館はふつうに歩いても楽しい町です。交通の便も良し。家族や友達を「さくらソフト」や「醤油ソフト」や「なると餅」で釣ってでも、角館のささら見たほうがいい。記憶飛ばしてみればいい。

 by げんぞう

by torira | 2008-07-29 22:06 | 芸能 | Comments(0)

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