神子田町の万灯まつり・・・もうちょい詳しく。

 神子田町の万灯まつり、いくつか特徴があります。
 行灯を持って歩き、綾棒を持っての踊りを披露するという点は「見前町の『七夕』」とよく似ています。ただ、名称が神子田町では「万灯まつり」となっています。踊りは見前町の『七夕』と同様に2列になっており「ハラハラハラセ」という掛け声がかかる点は同じです。が、踊りの種類は見前町では1種類に対し、神子田町では「一番」~「四番」の4種類。手に持つ棒は見前町では2種類に対し、神子田町では1種類。行灯の形態については凸型と箱型の両方がある点は共通していますが、神子田町では武者や公家などの古典的な絵柄がほぼすべての行灯に描かれています。先導する大人が“山車組の人”な格好をしていることから見ても、絵紙で洗練されたセンスが行灯の絵柄に色濃く反映しているのではないかと想像されます。
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 歩く範囲は、昔ながらの町屋がある地域から新興住宅地、堤防など、さまざま。それぞれの風景の中を歩く姿を楽しむことができます。
 そのほか、何かいろいろ書くべきことがあった気がしますが、ともかくも、これまでまったく自分が知らない身近なところでこんなに濃い行事がおこなわれていたというのは、なんとも。半世紀ぐらい前だと、さんさ踊りと万灯系のおまつりは同じぐらいのメジャー具合だったのではないかなあという気もします。それがなぜ、さんさ踊りは「盛岡を代表するおまつり」というようないわれ方をするようになって、万灯系のおまつりとの差が開いていったのか。さまざま考えさせられます。未知のものは山間部にあるようにおもいがちですが、実は“町のおまつり”というのはかなり見過ごしてしまっているものがあるのだろうと思います。

 by げんぞう
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by torira | 2008-07-20 21:56 | 年中行事 | Comments(0)

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