高速鹿
2008年 07月 10日
春日流湯本鹿踊の「お馬屋踊り」。
演目名からあれこれ想像して見るものの、
「何が馬屋なのか」
というあたりは、よほど唄をがんばってきいていないとわからない。・・・というあたりが、かえって楽しい演目です。
しかしそれより何より、湯本鹿踊さんはいつ見ても速い。ただリズムが速いというより、小刻みにつくっていく。立ち姿も「太鼓系の鹿踊は重い装束をつけて腰を思いきり落とすので重労働」という一般論から想像されるような腰の落とし方はしません。一方で足の刻みと、鹿どうしがとんでもなく接近しながら間をすり抜けていったりするセンスは、時間の感覚を壊してくれるので心地よいものです。こういった“速い太鼓系鹿踊”の魅力を以前は充分に楽しめていなかったのですが、「ヒップホップもいいけどパドブレを多用するハウスもいいなあ」と思えるようになってから、だんだん好きになりました。
by げんぞう
演目名からあれこれ想像して見るものの、
「何が馬屋なのか」
というあたりは、よほど唄をがんばってきいていないとわからない。・・・というあたりが、かえって楽しい演目です。
しかしそれより何より、湯本鹿踊さんはいつ見ても速い。ただリズムが速いというより、小刻みにつくっていく。立ち姿も「太鼓系の鹿踊は重い装束をつけて腰を思いきり落とすので重労働」という一般論から想像されるような腰の落とし方はしません。一方で足の刻みと、鹿どうしがとんでもなく接近しながら間をすり抜けていったりするセンスは、時間の感覚を壊してくれるので心地よいものです。こういった“速い太鼓系鹿踊”の魅力を以前は充分に楽しめていなかったのですが、「ヒップホップもいいけどパドブレを多用するハウスもいいなあ」と思えるようになってから、だんだん好きになりました。
by げんぞう
by torira | 2008-07-10 21:50 | 芸能 | Comments(0)