おみきあげ

 旧暦3月14日。ことし2008年は4月19日にあたります。この日、盛岡市大ヶ生(おおがゆう)の板橋神社では春のお祭り「おみきあげ」がおこなわれます。
 夕方うす暗くなったころに総代さんはじめ十数名の住民が集まり、神官による神事がおこなわれました。あとは「なおらい」と称して御神酒をみんなでいただきます。拝殿は小さいので全員入るわけにはいかず、「なおらい」も外で立ち飲みという具合です。
 芸能の奉納やお通り・山車の運行などがあるわけでもなく、テキヤさんが出るわけでもありません。が、こういった規模のお祭りというのが実際には圧倒的に多いのでしょう。これといった特色があるわけでもないように思えるので、あまり話題になることもないかもしれません。しかし、春ごろに「おみきあげ」と称して神事を行い近隣の人たちが酒食を共にするというお祭りは、東北地方にそれなりにあるようです。派手ではないこういったお祭りに着目すると、かえってお祭りの仕組みや地域性が見えてくるかもしれません。
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 さて、そんなこのお祭りも数年出ているうちにやはりいくつかの特徴が見えてきました。一つは火を焚くこと。山の中にあるので、辺りのスギっ葉や枯枝などを持ってきて燃やすのです。少し早い時間から焚くらしく、神事を行うころにはいつも下火になっています。「昔から火を焚くもんだった」とのこと。
 もう一つは、必ず御神酒のおつまみにチクワが出ること。

 by げんぞう
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by torira | 2008-04-20 19:23 | おまつり | Comments(0)

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