面を直したい

「とりら」でゆくゆくは取り上げたいと思ってる題材の一つに、道具類の制作や補修の情報があります。
f0147037_1634456.jpg夏にある方からおかめの面を頂きましたが、ご覧のようにひび割れや剥離があります。
頂いた直後はこのヒビが大きくまくれ上がっていたのが、湿気を吸ったかいつのまにか浮き具合が小さくなっていたのに驚きました。ということは、修復も可能では?剥離した部分や浮いてる部分を直せないかな。
専門家のアドバイスでは「塗りのはがれかかった面は、全面的に塗り直すならともかく、部分補修は素人にはムリムリ」とのこと。
かつて胡粉を使って絵を描いていた自分の経験からも確かにそれはそうだとは思います。胡粉とニカワの扱いの面倒なことと言ったら!日本画の方たちは、あれを使いこなすんだからそれだけで尊敬しちゃうね。
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胡粉はハマグリの貝殻を粉にしたもので、古くから下地または白の顔料として絵や人形の地塗りおよび成形の材料として使われて来ました。胡粉をニカワで溶いて使います。棒状の三千本膠(にかわ)というのが一般的ですが、これは時間が経つとすんごい臭いになるので、私は防腐剤の入った鹿膠を使っていました。

胡粉の地は、その堅牢度や、乾いてからこすると自然な美しい光沢が出る点など、やはり他に代え難いものです。おひなさまの白くてひんやりした肌のきめ細かさは、胡粉とニカワならではの魅力ではないでしょうか。お面もしかり。

難しいとは知りつつ試みてみたくなる。
このおかめさんの欠けた鼻からやってみるかな。おがくずを練って乗せてみる。第一関門は下地となじむかどうかです。くっ付けたと思っても、じきに鼻がぽろり☆と落ちる可能性大。

 by.事務局MA
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by torira | 2007-10-27 16:36 | 芸能 | Comments(3)

Commented by 阿部 at 2007-10-29 11:04 x
神楽面を修理したいとそう言えば言われていました。誰か修理する人が居ないかとの打診でした。盛岡の神楽団体さんでした。その面かな?
Commented by 大ヶ生山伏神楽MA at 2007-10-29 12:14 x
画像の面は、古道具を扱う方から頂いたものです。
面の裏に口でくわえるための突起が付いてるタイプなので、ここらの神楽の面ではないと思います。

うちのハゲハゲの面もできれば直したいところですが、ヘタに塗り替えに出すと雰囲気が台無しになることが多いので怖いから、技術を習得したいのでした。
Commented by あべ at 2007-10-29 20:53 x
長い間には面も傷むし芸能は、何かと大変ですよね。好きなだけじゃ出来ないとある若い神楽マンが言ってましたが、物心両面で支援が必要なんでしょうね。

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