真夏に小正月行事を見る

 関西モンの親に「小正月の田植踊」の話をしたところ、「なんで真冬にやんのん」と言われてしまいました。えーと、それは予祝芸と言われるものであり…と説明するのが面倒なので、「昔からそないなってんねや」で済ませてしまいましたが。
 予祝なので現在の作業とは一緒である必要があるわけでもないし、所作もデフォルメされているし、何をやっているんだかよくわからない…といったことも、田植え踊りにはあります。かえってそういう部分が面白くて、見ていてテンションあがるものです。
 いっぽうで、「百姓踊」というものもあります。これは稲作の所作をダイレクトに再現した所作がたくさん含まれているもので、最後には足踏み式脱穀機がでてきたりしています。足踏み式脱穀機、自分が中学生ごろまでは関東の小さい農家ではまだ使ってましたけどね。今の若い人たちにはわからないかもしれませんが(※実は現在でも使っているところもありますが)。そういったわけで百姓踊りは昭和の作だなあということを色濃く感じさせる内容で大人気なのです。
 それを今風にやったらどうなるのかなあ、なんて考えたりもします。粒剤を撒く所作。用水のバルブの開け閉めの所作。苗箱を運ぶ所作。トラクターを運転する所作。イモチの被害状況について書類を書く所作。生産履歴を書く所作。確定申告書をつくる所作・・・って、なんかデスクワークが多いなあ。
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 写真は8/5北上みちのく芸能まつりでの荒屋田植踊(北上市上江釣子)。鍬を持つ場面もありますが全体としては抽象性が高く、延髄に染み渡る高揚感のある田植踊でした。

 by げんぞう
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by torira | 2007-08-08 00:00 | 芸能 | Comments(0)

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