人気ブログランキング | 話題のタグを見る

さんさの練習

 この10日間ぐらい、夕方から夜にかけて近所の小学校の校庭で「さんさ踊り」の練習が盛んに行われています。写真のように広大な校庭のすみのほうに遠く見えるだけなのですが、太鼓も笛も音量はかなりのものです。伝統さんさではない感じなので、おそらく町内会とか学区単位のグループが8月1日(水)~4日(土)の「盛岡さんさ」に向けて練習しているものなのでしょう。しかも一団体ではなく複数の団体さんが入れ替わりやっているようです。時間も長いし、ほんとに連日やっており、例年よりもかなり力を入れているように感じます。
さんさの練習_f0147037_2141336.jpg

 昨年からは“福呼(ふっこ)踊り”という新演目を導入したり、さらに今年は「太鼓の数のギネスに挑戦」とか「盛岡城跡公園さんさスペシャル会場で演技」など新企画を設けるなど、全体として盛り上げようという意気込みを感じます。

 さて、私の所属する大ヶ生山伏神楽は最も基本となる奉納先「板橋神社」での奉納を例年通り8月17日(金)に控えています。春からは、ほぼ1週間に1回ぐらいのペースで練習を続けてきているものの、自分はこの数ヶ月ほとんど笛を吹いていませんし、当日予定されている演目のうちいくつかも、やはりこの数ヶ月は舞っていません。どうしても、みんなで練習するときに優先的にやらなければならない演目があるので、そのほかは後回しになるんです(もちろん、師匠さんたちの舞は今年もばっちりOKです! )。一般的に盆踊り系の芸能以外の多くの芸能は一演目がそれなりの長さを持っているので、繰り返して練習をするということをしづらい→型を覚えるまではできても、その先のステップに進めない…というのが多くの団体共通の悩みではないでしょうか。
 そういったわけで近所でさんさ踊の練習に熱が入っている様子を耳にするにつれ、焦りがつのります。が、それはさておき、今年の盛岡さんさ踊りにはどうぞご期待ください。繰返して練習したものには、そうでないものには代えがたい良さがあるのだと思うのです。

 by げんぞう

by torira | 2007-07-31 21:05 | おまつり | Comments(0)

<< 権現様のケンカ 「とりら」、宮古市「かんの書店... >>