ぬぎだれ

 まずは告知を・・・
 浦浜念仏剣舞単独公演『剣舞の静と動~祈りと鎮めの心~』
日時:8月25日(土)13:30~
会場:盛岡市上田字松屋敷 岩手県立博物館芝生広場(雨天時は屋内グランドホール)
内容:「念仏踊り」「一本扇子」「二本扇子」「綾踊り」「長刀」「高館」「十五」 鑑賞無料


 さて、この公演に出演される浦浜念仏剣舞は『脱ぎ垂れ剣舞』の異称をもちます。なんでかというと、背中に着物の袖を垂れ下げた「脱ぎ垂れ」をつけているからです(チラシ(Wordファイル1.19MB)参照)。気仙地方を中心に陸前・陸中沿岸には鎧を着用する剣舞があるので、それに対して「脱ぎ垂れ」を強調しているということもあるかと思います。

 それじゃあ脱ぎ垂れをつける剣舞が他の地域にないかというと、そういうことではありません。鬼剣舞含め、内陸の剣舞も脱ぎ垂れをつける団体が多くあり、鬼剣舞などの念仏剣舞のことを脱垂剣舞ということもあるようです。大口のデカさに比べると脱ぎ垂れのチャンチャンコが小さいので見過ごしがちですけれども。
 自分は中学生のころに朴の木沢念仏剣舞の脱ぎ垂れについて「飢饉で亡くなった子どもたちを供養するために、子どものチャンチャンコをつけてるんだ」と、教師から教えられました。岩手に来てからは、あんまりそういう説を耳にすることはないのですが・・・。
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 写真は、大ヶ生山伏神楽の「御神楽」。厚手の素材の着物を背中につけています。
 ぬぎだれは剣舞・神楽など様々な団体にあり、作り方・着用の仕方はさまざま。ジャンルや地域、さらに同じ団体の中でも演目や役によって異なるものを使い分けている場合があります。

※画像提供・撮影:笛吹童子 様

 by げんぞう
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by torira | 2007-07-25 20:53 | 芸能 | Comments(0)

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