人気ブログランキング | 話題のタグを見る

いくら待っても結ばさんない話

 大ヶ生山伏神楽の〆切舞で一瞬にしてタスキを結ぶ場面があることを書きましたが、民俗芸能では、様々な結ぶ技でいろんなものを表現します。鵜鳥神楽(普代村)では、女舞のかぶりものに帯を使っています。とっても美しく結ぶというか、結い上げているんです。「とりら」創刊号掲載の「鵜鳥神楽巡行日記」はそんな女舞姿の写真もすごく小さく載っていますので、必見!

 で、「結びコンニャク」というのがあります。例によって民俗芸能には関係ない話なんですけどね。薄く切ったコンニャクに切れ目を入れて、結んで形にするという、例のあれですよ。
 まずは薄切りにしたコンニャクの中央に切れ目を入れままして・・・
いくら待っても結ばさんない話_f0147037_19362471.jpg
いくら待っても結ばさんない話_f0147037_19363078.jpg
いくら待っても結ばさんない話_f0147037_19363663.jpg

 ・・・完成!

 とりら編集部の中にもやってみた方がいるそうなのですが(まあ、誰でもやることですけど)、その方の場合は…

 まず切れ目を入れました。
 そして、調理したそうです。

 あれ?結ぶ作業は?

      …じっと見てたそうです。
 勝手にコンニャクがウネウネと結ばさるのを期待してたんですね。
「とりら」はそんな人たちがつくっています。

 by げんぞう

by torira | 2007-07-20 19:39 | 意匠 | Comments(0)

<< “えんつこ”を探しに 馬町の万灯 オモテ面 >>