七夕って何?

明日は七夕。
と言ってるのはマスコミと保育園・児童センターだけだと思うけど。
東北じゃ8月7日ですよねやはり。

中国から入った、牽牛・織女の伝説とそれにかけた裁縫の上達を願う乞巧奠の風習が、日本の棚機津女(たなばたつめ)の信仰と習合したのが七夕だそうです。

しかし盛岡周辺の神楽の演目にある「七夕」は、これとは少し違う話です。
古代中国の王、高辛氏の子供が7月7日に亡くなり、悪霊となってマラリアを蔓延させたため、生前の好物であった索餅(一種の麦餅)を供えて鎮め慰めた、という伝説によるのです。
七夕にそうめんを供えたり食べたりする習慣があるようですが、ことのおこりはここからと物の本に書いてありますなあ。
うちじゃそんなことしなかったけど、そうめんは好きです。

この中国由来の伝説は、江戸時代の本草学者、貝原益軒の「日本歳時記」にあるそうですが、さらにその原典は中国の「続捜神記」らしい。
となるとちょっと落ち着かない気分です。
「遠野物語」で有名なオシラサマ伝説のもととなるのではないかと言われている話が「捜神記」にあるからです。
しかし、全国的にメジャー?なオシラサマと違い、昔はいざ知らず今ではあまり知る人もない高辛氏がらみの七夕伝説がなぜ盛岡周辺の神楽のみにあるの・・・?
さらに高辛氏の奥さんには、八犬伝の発端の話=犬がお姫様のために手柄をたてて結婚してしまうというアレ、の基となった話がからんできます。

「七夕」を今も演じているのは、盛岡市の八ツ口神楽だけです。
見られるのは、9月5日市内太田の熊野神社のお祭りにて。
高千穂神楽のとある所作と同じ部分があるのが興味深いです。

by.事務局MA
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by torira | 2007-07-06 21:46 | 年中行事 | Comments(0)

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