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白石神楽と八犬伝

 盛岡市上米内に白石神楽という神楽がありました。メンバーの多くが戦死したため、昭和20年代以降は舞われなくなってしまいましたが、庭元さん宅に残されている翁面の裏面には「上総國 神尾山 薬師 里見安房守 奉納翁面 出目元休写」と彫られています。意味はよくわかりませんが、そう書いてるというのは本当です。冊子「とりら」創刊号に写真が載ってますのでごらんください(宣伝かよ)。

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 出目元休はさておき、里見安房守といえば八犬伝だよな。というわけで、「南総里見八犬伝」を読んでます。分厚い本で全13巻だし古文だし、やめようかなあとも思ったんですけどね。それでも、ちょっと読んでみたら思いのほか荒唐無稽で挿絵もへんちくりんで、とりあえず読み進めてます。まあ読本ですから。
 「芸能とくらし」に関係なさそうですが、「庚申待ち」とか「牛の角突き」とか、案外それっぽいネタもあり。ただ、「神尾山 薬師」が出てくるかなあと期待しつつも、さっぱり出てきません。まあ読本ですから。

 by げんぞう

by torira | 2007-07-03 23:43 | 資料紹介 | Comments(0)

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