黒森の権現さん盛岡へ

前日の北上巡行に続き、1月29日は15年ぶりの黒森神楽盛岡巡行でした。
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火による浄化の儀礼。「火防せ」と言われています。火事から守って下さい。
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前売りも当日券も完売という状態で、もりおか町家物語館の浜藤ホールは満員です。行列のおしまいあたりで入ったのですが、前の座布団席がけっこう空いていて「ずずずいっと前へ」と誘導され、思いがけなく最前列で拝見する幸運に恵まれました。
芝居小屋ふうのしっとりと古風な設計ですが、照明などはしっかり整っていて良い会場です。

間近で「清祓い」を見る。うーん素晴らしい〜。
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「榊葉」。立ち返りという上半身を一回転させる所作がありますが、前半はまだしも後半になってからは連発になるのでよく転ばないもんだと素直に感心して見とれてしまいます。
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「岩戸開き」。
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「オロチ退治」で酒をらっぱ飲みするオロチ。
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オロチは頭に挿していた笹を両手にスサノオと戦います。
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改めて思うのですがなんで笹なんですかね。この笹の束ってウズメの採り物じゃないでしょうか。ひいては巫女舞で湯立てに使う笹と同じ物じゃないでしょうか。

続いて大好きな「松迎」。
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同じ配役で2001年、盛岡で友人達と行った「明解!かぐら講座 黒森神楽編」で舞って頂いています。大感激したっけなあ。場所は「おでって」の広場でした。
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おかげさまで翌年2002年には盛岡巡行の実現となったのでした。

「山の神」はまだあどけなさも残るフレッシュな舞手でした。若くて優秀な舞手が育っていて正直ウラヤマシイ。
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「恵比寿舞」では宿主さんとの掛け合いが。
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「もっとやりてぇども、オレらもこれから宮古まで帰んねばなんねぇからね。身固めしてお別れします」。と、会長さんの愉快なお話もここまで。
楽しく充実した4時間でした。見られて良かった。
「なして北上(前日の黒森神楽巡行)に来なかったのよ」と声をかけて頂いてうれしかったです。
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巡行は「じゅんぎょう」と読みます。権現様をたずさえての道行きを「行(ぎょう)」と見るのだそうです。
舞だけではなく、細かい儀礼やさまざまな決まりごとがとても多いのに、若い世代もよくこれらを身につけておられて感心してしまいます。引き替え、衣装にも手順にもいつも戸惑ってしまう私。。

とりらの募金からお花を差し上げました。
まだまだ続く神楽巡行。権現さんを味方に付けているとはいえ、けんのんな世の中ですので、3月の神上げまでケガや病気なく無事にお務めを果たされるようお祈りしています。

「あー黒森神楽が見たい〜!」という方、DVDが出ていますよ。
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昨年11月に宮古市グリーンピア三陸宮古で行った国指定10周年記念公演の映像です。
DVD4枚組5時間が送料込み5000円、ブルーレイ版は2枚組送料込み8000円です。
お問い合わせは黒森神楽後援会事務局 電話&FAX.0193-62-6447(宮古市市史編纂室)へどうぞ。

 by.事務局MA
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by torira | 2017-02-01 22:36 | 芸能 | Comments(0)

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