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ミニ写真展「いわてのしし踊り~戦後写真に見るししのかたち~」

【企画名】ミニ写真展「いわてのしし踊り~戦後写真に見るししのかたち~」

【期間】平成28年10月28日(金)~11月6日(日) 

【会場】盛岡市上田松屋敷(西松園) 岩手県立博物館
    総合展示室「庶民のくらし」まつりと芸能コーナー
(トピック展「絵馬に描かれたネコ」の横にて開催)

【展示内容】10月29日開催の芸能鑑賞会「遠野郷のしし踊り~駒木鹿子踊公演」関連企画として、ささやかではありますが館蔵写真展示を行います。鑑賞会とあわせてお楽しみください。昭和44年(およそ50年前)の遠野まつりに参加する駒木鹿子踊の様子を紹介します。芸能鑑賞会に世話役や囃子として参加するベテラン勢の皆さまの幼少時代を写した記録です。あわせて、昭和24年から42年の間に撮影された各地の「幕踊り系しし踊り」の姿を1コマずつご紹介いたします。
 ※いずれも森口多里写真コレクション

 (1)青笹村〔昭和24年8月、県公会堂 第4回岩手郷土芸能祭にて/現遠野市青笹しし踊りヵ〕
 (2)徳田村徳丹〔昭和25年8月、県公会堂 第5回岩手郷土芸能祭にて/現矢巾町〕
 (3)煙山村〔昭和27年8月、県公会堂 第7回岩手郷土芸能祭にて/現矢巾町〕
 (4)矢幅村矢次〔昭和30年8月、白山神社へ向かう場面/現矢巾町矢次獅子踊ヵ〕
 (5)附馬牛〔昭和31年8月、早池峰神社境内にて/現遠野市上柳しし踊りヵ〕
 (6)二日町〔昭和32年8月、伊勢堂前にて/現紫波町二日町鹿踊ヵ〕
 (7)紫野〔昭和32年12月、個人宅にて/現紫波町紫野鹿踊ヵ〕
 (8)青笹〔昭和32年12月/現遠野市青笹しし踊りヵ〕
 (9)川内〔昭和33年9月、好心寺境内にて/現宮古市川内鹿踊りヵ〕
 (10)菅窪〔昭和35年7月、葬式の出棺前の場面/現田野畑村菅窪鹿踊ヵ〕
 (11)根反〔昭和38年9月、二戸郡福岡小学校 第17回岩手郷土芸能祭にて/現一戸町根反鹿踊りヵ〕
 (12)花輪〔昭和39年1月/現宮古市花輪鹿子踊ヵ〕
 (13)小沢〔昭和39年1月/現宮古市小沢鹿子踊りヵ〕
 (14)末角〔昭和39年2月/現宮古市末角鹿踊りヵ〕
 (15)大槌〔昭和39年5月、県立遠野高等学校 第18回岩手郷土芸能祭にて/現大槌町〕
 (16)徳並〔昭和41年3月、ほとけ供養の場面/現大槌町徳並鹿子踊ヵ〕
 (17)五日市〔昭和41年10月、沼宮内稲荷神社例祭にて/現岩手町五日市獅子踊ヵ〕
 (18)津軽石〔昭和42年8月、津軽石稲荷神社例祭にて/現宮古市法ノ脇鹿子踊ヵ〕

【費 用】要入館料(ただし、11月3日の文化の日は入館無料となります。)



以上は、博物館HPに掲載されている紹介からの引用です。
ポイントは、「森口多里コレクションの写真を大きめの版で見られる」というところです。
岩手県立博物館では、「森口多里コレクション」を所蔵しています。
森口多里は1940年代から80年代にかけて岩手県を中心に民俗,民俗芸能を調査した方。
民俗芸能・年中行事・冠婚葬祭・民具などの写真もたくさん残しています。
その多くが「岩手県立博物館調査研究報告書」にも掲載されています。
が、報告書の図版はどうしても小さいもの。
ここはやはり大きく引き伸ばしたものを見たい。
今回の写真展はその意味で、またとない機会。
森口多里コレクションは、「おしらさまの箱」や「香炉箱」といった記録写真にネコが写りこんでいたり、なんだか変わってます。
「幕踊り系しし踊り」に興味がない方にもおすすめです。
ミニ写真展「いわてのしし踊り~戦後写真に見るししのかたち~」_f0147037_21414975.jpg

by げんぞう

by torira | 2016-10-28 21:42 | 催しもの | Comments(2)

Commented by ぜんまい at 2016-11-04 08:39 x
「文化の日」は博物館の入館料無料ということで、開館時間に行ってしまいました。
なんとなくだけで見ていたしし踊り。「幕踊り」の鹿子頭の「ランマ」のデザインの多様さに感心しました。形式学的な変遷をみてみたいなぁと思いました。
Commented by げんぞう at 2016-11-05 11:12 x
四角い箱型の口と、平面のランマ。
よくこういう形にたどりついたもんだなあと感心しますよね。

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