2016年の悪魔払い 川原獅子舞2

この日の悪魔払いは、大石と和野と小泉と川原の4地区で行われたそうです。
川原以外は曲がりなりにも家が残ってる地区。
それに対して川原は地元の家々を失ったままです。今は住んでいる場所もまちまち。
時間がたつにつれ元のつながりがどうしても薄くなっていく中で、川原の大人たちは訪問先の開拓や参加者の確保など、悪魔払いや祭を続けていくために日々努力してらっしゃるんだ、と今更ながら気づきました。そのためには強い意志がいるでしょう。心密かに敬服しています。

ここは震災後に出来た仕出しと会食の「食彩工房 海浜館」です。
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玄関脇にもう椿が咲いていました。さすが三陸の湘南と言われる高田〜。

被災して移転した「キャピタルホテル1000」へ。
妙齢のサイボウ振りは、今年も聖心女子大学からボランティアで参加して下さっている女性たちです。
獅子の方にも、大阪から継続して来ている学生と元学生の方たちが加わって下さっています。
向こうで高田の海が光っている。
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そして光照寺へ。
お坊さまも獅子のお祓いを受けるんですねえ。なんだか不思議。
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最後の訪問先、お茶屋さんの「小谷園」に舞い込みます。川原の本拠地「どっこい所」となりです。こちらもゆくゆくは移転となりますが、いつどこになるか予定は未定。
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お茶屋さんでお茶を買ったら、以前私が来たことを憶えていて下さいました(すごい記憶力…)。店内にはご主人が作ったミニ七夕山車が。これ、素晴らしいですね!
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後ろに、震災前にご主人が撮った写真が大きく引き伸ばして貼ってあります。
前回の記事にある「セルフ」の看板あたりを部分拡大。かつてはこんな町並みでした。
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獅子舞は最後に屯所跡の供養碑の前で踊ります。
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亡くなった方のヘルメットを、少年たちの獅子が思いを込めて噛んでいます。そこに書かれている文章を写しておきます。
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「ここは、消防高田分団第一部団員20余名の活動拠点だった屯所跡地です。
2011.3.11、東日本大震災の際、地域住民の命を守る為に身の危険を省みず、避難、誘導に出動し、11名の若い命が犠牲になりました。
忘れないで下さい。
若い命と残された家族ご遺族の悲しみを。」


もう一つ。その近くに止めてあった車にこんなメッセージを発見しました。
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「復興は長く遠い道のり。事故は一瞬!あせらない。急がない。ゆっくりゆっくりだべ」。

ゆっくりゆっくり復興していく2016年が始まりました。
今年もどうぞよろしく。

 by.事務局MA
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by torira | 2016-01-17 22:12 | 東日本大震災 | Comments(0)

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